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人生の先輩!おばあちゃんに聞いた「若いうちにやっておけばよかったこと」

投稿日:2016年12月11日 更新日:


「後悔先に立たず」と言いますが、過ぎてから後悔することって結構あります。大学時代のうちに資格を取っておけばよかった、とか(運転免許も)。20代のうちに結婚しておけばよかった、とか。みんなそれぞれ、「こうしておけばよかった」という悔いが若干あるものですが、では“おばあちゃんになってから”思い返して「若いうちにやっておけばよかったな~」と思うことってなんでしょうか。

もし、それを事前に知っていて、今のうちにやっておくことができたなら、後悔しなくて済むかも…?ということで、おばあちゃんたちに聞いてみました。

健康診断は受けたほうがいい…72歳

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Sさんの話。Sさんは「やっぱり病気が一番怖い」と言います。「若いうちは自分の健康を過信してるから、なぜか絶対大丈夫と思っていた」。

20代前半に結婚したSさん。こどもは4人。みんな男の子。日々のあれこれ、仕事もしていたし、とにかく目の前のことを片付けることだけを考えていたのだそう。

忙しいと自分のことをおろそかにしがち。かと言って、夫もこどもも協力してくれるでもなし。自分は健康だと信じていたし、そうでなければいけなかった。しかし…40代に突入したある日。

やっぱり病気って急に来る。ガンだとわかったときは、死ぬんだと思った」乳がんが発覚したSさん。これ以上遅く発見されていたら、命はなかった。

「バチが当たったんだと思った。それまで自分を粗末にしてきた」少なくとも、女性である以上、婦人科検診も忘れてはいけないという。

今をがんばることは大事。でも、それによって未来を犠牲にしている可能性もある。「美容院に行って髪の毛を整えることができないくらいに忙しくなっていたら、たぶん健康診断も受けられない。自分を大事にしなきゃ」

自分を大事にする=メンテナンス

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Sさんの話から、若いうちにやっておかなければならないのは、“自分のメンテナンス”だということがわかります。もちろん、今の生活を維持するのはとても重要。

と、同時に、

  • 「美容院に行く」
  • 「歯医者に行く」
  • 「健康診断を受ける」
  • 「しっかり睡眠をとる」

などの、体のメンテナンスができないほどスケジュールを詰め込んではいけない、ということ。

おばあちゃんになった自分が目の前にいたら、「あんた!なんて生活してるの!」と怒られないように、メンテナンスはちゃんとしておかなければなりませんね。

好きな服は着た方がいい…68歳

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Oさんの話。Oさんは「あとでできると思ったら大間違いだ」と言います。「20代以降は仕事で作業着しか着ていなかった。でも、ある日気がついた」

工業系の仕事についていたOさん。結婚をしても仕事を続けていて、仕事では作業着、家ではジャージ、という毎日だったそう。

「自分にはスカートだとか、そういうかわいい服は似合わないと思ってたのよ。だって男みたいに仕事してたから。でも、そうじゃないのよ。似合わなくても着ておかなければ後悔する」

気がついたのは50代に入ってから。息子の成人式や大学の卒業式で記念写真を撮る際に、着物をレンタルした。きらびやかな衣装を身につけると、なぜか嬉しい気持ちになった。

「似合ってないのは自覚してるんだけど、どうしてこれを20代のうちにやっておかなかったのかな、って思った。30代でもよかった。自分の人生で一番きれいな時期を逃してしまったような気がした」

鏡を見れば、おばさんなのか、おじさんなのかわからない人がいる。それでも、着物を着て少しきれいになった気分だった。Oさんは、その時しかできないことをやってこなかった自分に気がついたのです。

今しかできないことを見極める

Oさんが後悔したのは「ファッション・おしゃれ」でしたが、これ以外にも「今しかできないこと」というのはたくさんあると思います。

たとえば、好きなアーティストの来日コンサートはそのタイミングでしか開催されないものですし、短期語学留学は「行きたい!」と思ったときに行かなければ、気づいたときにはもう思うように動けない身体に…。

おばあちゃんになって「やっぱりアレはやっておきたかった」と思う、そのタイミングを逃さないためにも“自分が今人生のどの部分にいるのか”をしっかり把握し、今しかできないことを見極めることが大事なのではないでしょうか。

毛を大事にしておけばよかった…80歳

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Tさんの話。若い頃は「毛なんて無限に生えてくる」と思い込んでいたそう。「私は毛深くて、とにかくムダ毛が邪魔だった」というTさん。

「髪の毛もたくさんあったし、ヒゲも濃かった。だから、ヒゲなんか生えてきた太い毛を毛抜きで一生懸命抜いた。それが良くなかった」

鼻の下の部分のヒゲを抜いて処理していたTさんは、年を取って気がつきました。「毛ってのはね、根っこがあるの。長年抜いていると、根っこがきっと死ぬの。すると、根っこがない土地は枯れちゃうのよ」

鼻の下の皮膚がシワシワになったTさん。こうなってしまうと、化粧をしてもどうにもならないと言います。またほかにも「髪の毛も、くせっ毛だったから時々抜いていたの。言うこと聞かない毛を。すると、やっぱり女もハゲる

おばあちゃんになってから、すっかり髪の毛も薄くなってしまい、最初は部分ウィッグでごまかしていたTさんですが、諦めることに。「やっぱり毛は大事よ」

若いうちはムダ毛でも…?

考えてみれば、確かに今はムダ毛であっても、年をとって薄毛になれば「大事な毛」になるかもしれません。また、今は「ちょっと太ってる」と言っても、年を重ねれば「ガリガリに痩せてるより若く見える」ということも…。

若いうちは外見を気にしますが、眉毛しかり、ヒゲしかり、処理の仕方を間違うと二度と生えてこないこともしばしば。やっぱり毛って大事にしないといけないですね。

自分の時間を大事にすればよかった…75歳

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Mさんの話。Mさんは高校を卒業してすぐ地元の企業に就職。さらに、お見合いで結婚をしてこどもを3人育てました。

「はやく結婚すれば、はやく子育ても終わって自由になれると思っていた」しかし、そうは問屋が卸さない。こどもが独立する前に夫が仕事を辞め、新しい事業を立ち上げるも失敗。借金を抱えることに。

「私も朝から晩まで働くし、夫に不信感を抱いてしまった。結局、息子が結婚するのを見届けて、離婚」でも、自由にはなれなかった。お金がないので実家を頼ったところ、今度は両親の介護。朝から晩まで働く生活は終わらなかった。

「今も清掃の仕事をしながら生活してるけど、自分の人生は一体なんだったんだろう、と思う」若いうちにもっと自分のために時間を使えばよかった、というMさん。今の若い人には、時間を有効活用してもらいたい、と言う。

時間は限られている

若いうちは、なぜか「時間が無限にあるような」気がしています。けれど、確実に体は衰えていきます。結婚しなければいけない、仕事をしなければいけない、子育てをしなければいけない。

これらの「しなければいけない」のは、なぜなのでしょうか。知らず知らずのうちに、自分で自分を縛り付けているかもしれません。

ときに、100万円の現金よりも、1年間の自由な時間のほうが尊いことだってあります。時間の使い方について、どういう選択をするかによって、未来は大きく変わるかもしれません。

会いたい人には会っておけ…69歳

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Wさんの話。Wさんは昔馴染みの友人がいて、嫁入りで遠くに行ってしまってから、しばらく会えなかったのだそう。

「彼女、すごく気が合うっていうか、理解してくれる人だったの。たまに電話したり、手紙を書いたりしていたんだけど」

ある日、彼女が亡くなったことを人づてに聞いた。女性の場合、夫の転勤で遠くに引越しをすることはよくあることだが、このときばかりは遠くに離れてしまったことを後悔したという。

「やっぱりね、会いたいな、と思ったときには無理して会いに行かなきゃダメなのよ。だって死んでしまったら会えないじゃない」

また今度、機会があったら、来年、いつか…先延ばしにしていると、大切な人と会えないままになってしまう。会いたい!と思ったときが重要。

「いつか会えなくなるとはわかっているんだけど、いざいなくなってしまうと後悔する。今からでも遅くないから、会いたいと思う大切な人には、会いに行って欲しい」

好きな人との出会い

今「会いたい」と思える大切な人はどのくらいいますか?全員に会えなくても、ちょっと足を伸ばせば会える人がいると思います。

たぶん「会いたいと思える好きな人」と出会った人は、それだけでラッキーなんだと思います。恋人でも、友人でも恩師でもそうですが、お互いに「会いたい」と思えるのは、それだけで奇跡です。

おばあちゃんになると、きっと過去のことを思い出す機会も増えると思います。でも「あの時会っておいてよかった」と思うか「なぜ会いに行かなかったのか」と後悔するのか。それを決めるのは、現在の自分です。

 

思い立ったら出来る「若いうちにやっておきたいこと」

上記で紹介したこと以外にも「若いうちにやっておきたいこと」をご紹介します。

資格をとる
→「自分の時間を大事にする」という話に共通しますが、年齢を重ねた後に一人で生きていくとなった際に自分の「強み」として
胸を張れる技術や資格があるだけで、気持ちの面としても生活面でも楽になるはずです。

趣味を持つ
→好きなことがある人、熱中できることがある人は、そうでない人と比べてさまざまな物事の取り組み方が違ってきます。
また人間関係においても、コミュニティーの広がりの思わぬきっかけになることもあります。

学識を身に着ける
→知識がある、歴史や芸術を知って知るだけで、旅先や仕事などあらゆる何気ない場面での発見や成長につながることもあります。
「本を読む、芸術に触れる」という習慣がない方は、お休みの日に図書館・美術館にでかけてみては…。

今の自分が「未来の自分」をつくります。出来ることをチャレンジして損はありません。
限られた時間を悔いなく過ごすためにあなたは「どうなりたいか」「何をしたいか」考えてみてはいかがでしょうか?

後悔先に立たず

たぶん、おばあちゃんになってから「後悔はゼロ!なんの悔いもない!」ってことはないんだと思います。何かしら悔いは残る…だとしても、精一杯やれることをして迎える老後か、迷って決められなくてなんとなく迎える老後には大きな差があります。

きっと後悔の元は「自分でしっかり決断しなかった」ことや、「なんとなく流されてやってしまった」とか、「周囲に振り回されてしまった」「忙しいことを言い訳にして何もしなかった」ことなのではないでしょうか。

自分で決断して、地面に足をつけて歩くということは疲れることです。でも、誰も代わりにやってくれないことなので、若いうちに、おばあちゃんになる前に“私はこうするって決めた”と強い意思を持って進んでいくことが大事なんだと思います。

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