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30代から考える。独身女の「終活」明るい老後の迎え方

投稿日:2016年12月12日 更新日:


30代ともなると、そろそろ今後のことを具体的に考えなければならない時期です。出産・子育てがしたいなら、さっさと結婚しなければなりません。そんな予定もないのなら、きっぱり諦めることも必要です。

独身を貫くか、結婚するのか、どうやって生きていくのか…人生の岐路に立たされたときに、「生涯独身」を選んだ人が次に考えなければならないのが、“どうやって死んでいくのか”です。

誰にも迷惑をかけずに死んでいく、というのは不可能かもしれません。生きているうちに、

  • お金の問題
  • 病気をしたら?
  • お墓はどうする?

など、様々な問題が浮上します。

けして他人事ではなない、自分の老後。今回は、ちょっと早いですが30代から考える独身女性の老後についてご紹介します。

お金の問題

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やっぱり一番気になるのは、老後のお金ですよね。仕事ができなくなり、年金をもらって生活するにしても、年金受給だけでは十分な生活は保障されません。

ということはある程度の貯金も必要なので、当然、できる限りの蓄えを残すんだと思いますが、それ以外に「もしもの出費」や「まさかの出費」に備えて、プラスアルファのお金をどう捻出したらいいのでしょうか。

死までのお金を見通しを立てるために保険に加入しておくのが良いでしょう。

今のうちから保険の相談をしておきましょう。

個人年金(民間年金保険)

貯金が苦手、資産運用もよくわからない、公的年金だけでは将来が不安…という人は、個人年金がおすすめです。

30代女性で独身…ということであれば、実際子育てにお金がかかるわけでもありませんし、ある程度お金に余裕がある、という人も多いと思います。

また、お金に余裕がなくても、将来のために貯蓄しておいたほうがいい、と思う人にとって「毎月支払う形式」で自動的に引き落としされる(ちょっと強制的に?)貯蓄の仕方の方がいい、という人もいるでしょう。

企業によって金額も違いますし、実質受け取れる金額にも違いがあります。もし民間の任意の年金保険に加入する予定のある人は、自分のライフスタイルに合わせて、各社を比較しながら決めましょう。

死ぬまで働く?

また、定年退職したらそこで終了、もう働かない、と決めつけてしまわなくてもいいのではないでしょうか。今から予定を入れるわけではありませんが、60代・70代でも働いている女性は多いです。

「年寄りになっても働けっていうの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間は暇を持て余すようになると緊張感がなくなります。簡単に言うと、ボケるのが早くなるようです。

やはり、健康に規則正しく生活し、適度な緊張感を持って社会と関わっていく…ということを考えた場合、体が動くうちは何らかの仕事をしていたほうが、お金のためでもあり、自分自身のためでもあります。

死ぬまで働く…ということを、ネガティブに捉えるのではなく、「やりがいを持って人の役に立てること」を目指して、老後であっても仕事をし続けることは、「アリ」なんじゃないかと思います。

病気の問題

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困ったことに、人間の体はいくら気をつけていても病気や怪我の心配からは逃れられません。そのため、予め「たぶん、病気(怪我)するだろう!」と思って生活していかなければなりません。

ただ、どんな病気にかかるのか、どんな怪我をするのか、そのへんは今からはまったく想像できません。歩けなくなったら?目が見えなくなったら?ベッドから起き上がれなくなったら?と心配は尽きないものです。

もしそのような状況になったら家事代行サービス を利用するという手があります。身の回りのことを何でもやってくれるので心配は和らぐかと思います。

信頼できる人はいる?

ところで、独身で一人暮らしで…となると、頼れる人が近くにいるかどうかで大きく変わってきます。「なにかあったら親族に」とは言うものの、何かあったら協力してくれる友人がいることは心強いものです。

とくに独身の女性の場合、同じく独身の女性同士で同盟を組んでおくことをおすすめします。「私が何かあったら助けてね、私のあなたが何かあったら助けるから」という関係です。

身動きがとれなくなった時に、細々としたことをちょっとお願いできるとか、親類に連絡してくれるなど、困ったときにお互い様なのはみんな同じですから、遠慮なくお願いできる友人を作っておくことが大事です。

大金を貯金しておくことよりも、このような信頼関係を築けることの方が財産かもしれません。「結婚しないから、面倒な“人との関わり”をしなくてもいい」のではなく、ひとりで生きるためには、周囲の人と関わって生きていく必要があるのです。

ミニマムに生活すること

また、病気をするにしても、死んでしまうにしても、たくさん財産を持っていることが後々自分や、助けてくれた人を苦しめることになるかもしれません。

部屋いっぱいにコレクションしたものは、死んだら誰が処分してくれるのでしょうか。生きている、ということはいずれ死ぬことを意味しています。すると、「たくさんの家財道具を持っている」としても、あの世には持っていけません。

「30代のうちから家財道具を減らせ」と言うわけではありません。ただ、必要なもの、不必要なものを選択しながら、身辺整理をしながら生きていく、ということはとても大事です。

物質は、持ちすぎても足りなすぎてもいけません。「残された人が処分しなければならない」ということを念頭に置いて、購入を検討することが大事です。

お墓の問題

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自分が死んだらどこの墓に入るの?実家の墓は兄が継ぐだろうし…まさか無縁仏?不特定多数の知らない人と一緒のお墓は嫌!そもそも誰が供養してくれるの!?

と、死んだあとの心配をする人もいると思います。人の人生は死んだらそこで終わりですが、日本の宗教上、「死んで終わり」ではないからです。

おひとり様でも葬儀のとり行いを決めておき、お墓の準備をしておきましょう。

どこのお墓に入るのか?

結婚したら、相手の男性の家系のお墓に入る、もしくは、自分たちでお墓を建てて入る、そして子供たちに墓の管理をしてもらう…って感じでしょうか。

独身だとそれがないので、実家の墓に入るか、自分で墓を建てるか、どこかにお願いするか…ってことになります。

「うちは実家の後継が実質私ひとりだから、私の代で家系が途絶えて終了だよ!」という家もあります。その場合はお寺さんに永代供養をお願いしてお金を払う必要があります。

また、実家はすでに兄弟の誰かが継ぐことになってる、という場合、そこにお世話になりたくない、というのであれば予め宣言して、別のお墓を用意しておく必要があります。

私が死んだらここに眠る、という場所を示して死んでいかなければならないのが、独身女の「立つ鳥跡を濁さず」です。

親族ではなくお寺にお願いしてしまおう

結婚しない。でも、親族に迷惑をかけたくない。というのであれば、生きているうちにお寺に契約しておく方法があります。

今は生涯未婚率も増え、ニーズが増していることもあり、様々なサービス、システムでお寺の方で管理してくれるようになっています。まあ、簡単に言うと、お金を払えば、まとめて管理してくれるということです。

お寺がやっていることですし、サボって供養してくれない、ということもないでしょう。また、個人で依頼できることですし、お墓を建てて管理して…というような大掛かりな費用も不要です。

最近は、老人ホーム、お葬式、個別の永代供養、これらをまとめて相談できるところもあるようなので、然るべき時期がくることを考え、まめに情報をチェックしておくといいでしょう。

おひとりさまもいつか死ぬ

独身が自由で気まま、とは言え、この状態がいつまでも続くわけではありません。体は老いていきますし、正常な判断、正常な認識を保てるかどうかも確実ではありません。

だからと言って、結婚したほうがいいんじゃない?ってわけではありません。どちらを選ぶにしても、やっぱり問題はありますし、1個ずつ解決していくしかないものです。

30代から老後を考える…そこにリアルはありません。自分の老後、世の中がどう変わっているかも予想できません。(もしかしたら、永代供養もデジタル管理になってるかも?)

ただ、生涯独身を貫くのであれば、後悔のない楽しい老後を目指したいものです。「いつか死ぬ」は寂しい言葉のように聞こえますが、ゴールが存在する分、そのための準備は今からしても遅くないはずです。

亡くなられた後の遺品なども自分で整理しなければなりません。

今のうちから遺品整理 しておくのも遅くはありません。

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