何か酷く落ち込むことや、ストレスを感じることがあった時、ついついお酒に手が伸びてしまう…という女性は多いのではないでしょうか。これって実は、破壊願望の表れかもしれません。
(自己)破壊願望って何?
「自己破壊」というのは、セルフサボタージュという心理学用語。
わかりやすく言うと、願望達成を邪魔するような考えや行いのことです。
「お酒を控えよう」「お酒を止めよう」と何度思い立っても、辛いことがあると自暴自棄になり結局お酒をたくさん飲んでしまう。
そして翌日に二日酔いなどで体調も気分も悪くなって余計に落ち込む…という経験はありませんか?
このように、前向きな自分の目標や願望と相反することをしたり、考えてしまうことを(自己)破壊願望と言います。本人は決してわざとやっているのではなく、無意識下(潜在意識)にある罪悪感が自分を罰しているのです。
破壊願望からお酒に逃げる人
このような人は辛い時、お酒に頼りがちになります。頭の中ではこんなことをしては駄目だとわかっているのに、どん底までとことん落ちてからでないと、気持ちが浮上できないタイプですね。
プライドが高く自分に厳し過ぎたり、日頃からセルフイメージが低すぎる人に多いようです。この症状が悪化すると、うつやアルコール依存症といった病気につながる可能性もあるので注意が必要です。
破壊願望がある人は、お酒を飲み過ぎて自分を破壊してしまうことがあります。しかし、お酒は自分を解放して自由にしてくれるものでもありますから、上手に付き合っていきたいものですね。
辛いことがあって、自分を破壊してしまうことがあったとしても、そこから前向きな考えを取り戻して次に進むことが出来るのなら、お酒の力を少し借りてみても良いのかもしれません。
前向きに気持ちを切り替えられる人
一方で、落ち込むことがあっても、すぐに気持ちを前向きに切り替えられる人もいます。お酒を飲んでパーッと忘れて気持ちを切り替えてしまう人もいれば、お酒の力を全く必要としない人もいますよね。
このような人は、悩みやネガティブな感情をあまり引きずらないので、自分の願望と相反する行いで自分を罰することは無く、破壊願望のような強い衝動が起きることも少ないのではないでしょうか。
日頃から良いセルフイメージを持っている人や、楽観的に物事を考えられる人は、このタイプが多いようです。あなたはいかがでしょうか?気持ちの切り替えが上手な人になりたいものですね。
とことん落ち込んでから浮上してみるのもアリ?
破壊願望は、潜在意識が原因で自分を罰しているというイメージがお分かりいただけたでしょうか。辛い時には、お酒の力で現実逃避したくなることもあるとは思いますし、落ち込むことが悪いことだとは言いません。
しかし、なるべくなら破壊願望が出て来ないように、日頃から自分自身の気持ちをコントロールするように意識して生活するのも良いもかもしれません。
自分を責め過ぎない、セルフイメージを高めるということも、今日から実践できることではないでしょうか。
常に前向きな気持ちでいることは難しいかもしれませんが、前向きに気持ちを持っていこうとすることは出来ますよね。もちろん、とことん落ち込んでから浮上するのが私のやり方!という方がいるなら、それもアリですね。
おわりに
悲しい時や辛い時に、気持ちを切り替える為の解決法は人それぞれですよね。
突然襲ってくる破壊願望から、自分を痛めつけるように暴力的にお酒を飲む人は、もっと自分を甘やかしてあげても良いのではないでしょうか。
破壊願望を持つ人は、頑張りすぎている人が多いですから、自分を大切にしてあげてくださいね。落ち込むことがあっても、明けない夜が無いように、また前向きな気持ちになれるようになりますから。
お酒はほどほどに楽しくたしなんでいきましょう。
くれぐれも記憶をなくすほど飲みすぎたり、急性アルコール中毒など身体に支障がでるほど飲みすぎることがないように…。
また、お酒は誰かと仲良くわいわい飲んでも楽しいですし、疲れた自分を癒すために仕事帰りのビール一杯…など前向きな気持ちでお酒を楽しんだなら、きっと明日への活力も湧いてくるのではないでしょうか。