4月14日に発生いたしました熊本地震で亡くなられた方の心よりご冥福をお祈り致します。
また、お怪我や避難をされている被災者の皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を祈念致します。
先週4月14日に熊本地方で大きな地震があったことはご存じの通りだと思います。
その後大きな地震が立て続けに発生し、被害が大きく拡がりました。 既に400回を超える余震が未だ続き、被災者及び周辺に住む人たちは不安な毎日を過ごし続けていることは想像に難くないはず。
2011年の東北地方太平洋沖地震の経験も踏まえ、今私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。
2016年（平成28年）4月14日21時26分（JST）頃に、熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード6.5（暫定値）、最大震度7の地震が発生 した。さらに、その28時間後の4月16日1時25分頃には、同じく熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード7.3（暫定値）、最大震度6強の地震が 発生した。気象庁は同日、後者（16日未明）の地震が本震で、前者（14日）の地震は前震であったと考えられるとする見解を発表している。
SNSの利用について
地震の混乱に乗じて、「24時間以内に震度7以上の地震が起きる」「動物園のオリからライオンが逃げ出す」などというデマ情報を流すという悪質ないたずらが今回も発生しているようです。
被災している人たちにとってSNSは重要な情報源になり、場合によっては混乱を招きます。
悪質なデマ情報を流すのは言語道断ですが、
根拠のはっきりしない情報はむやみに拡散しないようにしましょう。
また、救護要請の投稿（生き埋めになっている、など）はむやみに拡散するのではなく、見かけたら警察などに連絡をしましょう。
救援物資について
下記、熊本市ＨＰのものを引用させていただきます。
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【支援物資送り先】
※交通事情等により配達できない場合がございますので、配送業者に配達の有無をご確認のうえ物資の手配をお願いします。
※下記集積場での物資の個別配付はしておりません。
〒861-8012
熊本市東区平山町2776
「うまかなよかなスタジアム（熊本市支援物資係）」
※直接持ち込まれる方は、お近くの避難所や区役所にお持ちください。
【問合せ先（熊本市の担当部署）】
地域政策課（電話：096-328-2031）【必要物資】
長期の避難生活に必要なもの
※出来る限り、ダンボール1個に1種類で梱包をお願いします。
・アルファー米（断水のため炊飯ができません）
・カップめんなど保存ができる食料品
・ウェットティッシュ
・おしりふき
・生理用品
・紙おむつ（大人用、子ども用）
・トレットペーパー
・粉ミルク
など
※なお、配送に時間がかかる場合がありますので、生ものや傷みやすいものはご遠慮ください。
何を送っていいのかに迷ったら、お金を送るようにしましょう。
保管も金融機関がしますので、場所を取ることもなく、後々になっても役に立ちます。
ボランティアに行く前によく考えて
ボランティアで被災地に行って、力になりたい！思う方もいらっしゃると思います。
しかし現地に赴く前に、被災地でボランティアなどの救援を必要としているか、確認をするようにしましょう。
被災して間もない頃は、まだ被害状況などが正確に掴めていません。
余震による倒壊などの可能性も十分にあり得ます。
また、ボランティアの受け入れ準備ができていないうちに赴いたりすると、却って被災地の方の負担になってしまうことも多いのです。
早く助けたいという逸る気持ちを抑え、必要とされたときにぜひ行くようにしましょう。
義援金詐欺などの犯罪にも十分に気を付けて
震災などの大きな被害があった際、必ず出てくるのが義援金詐欺。
東北地方太平洋沖地震や、先日の台湾の大地震の際も詐欺を行う人たちが出てきました。
手口としては様々ですが、街頭募金であったり公共の団体、大企業の名を語り直接募金の連絡をよこすこともあります。中にはしつこく募金を迫ったり、財布を奪ってお金を抜き取るといった悪質な行為もあり、人の善意に付け込んだ許せない犯罪と言えます。
そういった団体が集めるお金は当然、被災地に渡ることはありません。
用途や送金額がはっきりとしない義援金募集などは避け、行政や公共機関、大企業などが行っている義援金募集を通して送金をしていくと良いでしょう。
今回、熊本地震に関しては、熊本県が公式に義援金の募集を行っています。
県がオフィシャルでやっているものですので、確実に送金が可能ですので、
もし義援金を検討しているのであれば、こちらから見てみると良いでしょう。
最後に
地震などの天災は予測が難しく、大きな被害を受けます。
それゆえに助けたいという気持ちが出てくるのは、自然なことですし、とても素晴らしいことだと思います。
しかし、自分の正義感を優先してしまっては本末転倒に終わってしまい、被災者の皆さんにも私たちにとっても非常に残念な結果となってしまいます。
何が一番大切で、何が必要とされているのかを確認してから動いても決して遅くはありません。
あなたの「助けたい」という気持ちをしっかり形にして届けられるよう、日本全体で考えていきたいですね！
