お店で飲むコーヒーって、どうしてあんなに美味しいんでしょう。
やっぱり熟練の業があるから、と思うかもしれませんが、ちょっとしたコツでかなり美味しいコーヒーが家でも作れるんです。
そのコツ、おさえてみませんか?
この記事の目次
豆は新鮮なものを使うこと、買うお店もよく選ぼう!
まず、コーヒーの美味しさは豆の鮮度に左右されます。これは採れたてから焙煎した後の時間が勝負なのです。焙煎すると、コーヒー豆はどんどん劣化していき、酸化して香りや味わいも悪くなっていきます。
このため、豆の鮮度を考えるのなら何より大事なのがコーヒーを淹れる前の豆の鮮度。
特に、美味しいコーヒーならできるだけ新鮮な豆を使っているお店がよく、人気がありよくコーヒー豆が売れているお店の豆を購入しましょう。
ちなみに種類はブレンドがおすすめ。
ブレンドはそれぞれの豆の特徴を活かし、飲みやすく愛されるような味わいに調合されているので、腕前に左右されず美味しく飲めるでしょう。
初心者ならペーパードリップ、準備するのは?
初心者ならペーパードリップがおすすめですが、このペーパードリップのためにはいくつかの細かいコツがあります。まずは全てきちんと洗って乾かし、清潔な状態にしておくことです。
ペーパードリッパーは大き過ぎても小さすぎてもよくないので、淹れる人数に応じたドリッパーにします。ペーパーフィルターも同様に、よく使う大きさにしましょう。ペーパーフィルターは接着部分を交互に折り曲げます。
メジャースプーンは豆の量を量るもので、1杯が一人分です。もし重さをはかるはかりがあるならそれを使う方法もあり、特に厳密に量れる電子タイプがおすすめでしょう。豆の量は粉にして8グラムから10グラムで美味しいコーヒーの量になります。
美味しいコーヒーのために「蒸らし」は覚えておきたい
豆をフィルターにセットしたら、いよいよお湯を注いでいきます。
お湯は沸騰したてのお湯ではなく90度のお湯を使います。これは沸騰したてのものをそのまま入れるのではなく、一度細口のケトルなどに移すと適温になります。更にその後に少し時間を置きましょう。
最初は静かにお湯を少量入れます。20秒ほど待つこの時間を「蒸らし」といい、コーヒーの味わいをよく抽出するための美味しい待ち時間となるので、焦らずゆっくり待ちましょう。
その後にお湯を注いでいきます。淹れる方法は中心から外に向かってゆっくり、大体500円玉くらいの大きさで、2回から3回ほどに分けてゆっくりお湯を注ぐようにしましょう。
コーヒーは焦らないように、ゆっくり淹れよう
こうすると、コーヒーがゆっくり膨らんでいきます。
コーヒー豆が膨らんだあと、ドリップされてドリッパーの周囲にコーヒー豆が残るでしょう。この時、実はその周囲に残ったコーヒー豆のお湯をかけてはいけません。お湯は中心から周囲に自然と広がって膨らみますから、美味しい味わいのためにはそこにお湯をかけないようにします。
そして、決して焦らないようにすることも大事です。時間をかけてゆっくり抽出していくのも淹れるときに大事なコツですから、膨らみがしぼむ頃にまたお湯をゆっくり注ぐようにすると、より美味しい味わいになります。香りなども楽しんでくださいね。
さいごに
ちなみに、これ以外にもコツとしては環境を整えることを考えましょう。
実はカフェのコーヒーが美味しい理由のひとつは環境が整っているためです。淹れる人の腕前もそうですが、BGMや観葉植物、インテリアやコーヒーカップなどが快適だからリラックスできるということもあります。
もしコーヒーを美味しく淹れるのなら、部屋の温度を快適にし、BGMをウキウキするような音楽にして、テーブルウェアにもこだわってみましょう。コーヒーカップを少しいいものにすると、味わいもまた変わります。
そして熟練の技ということは確かにあるでしょう。ある程度は慣れたり、コツを自分で掴んでいくのも大事なことになるでしょう。慣れてきたらラテや他の方法を試すのも楽しいかもしれません。