大人になると、子供のように素直に言葉にすることを恐れてしまいますよね。
中には思っていることと言っていることに矛盾があったりと、口に出す言葉がすべて本心とは限りません。
相手の表情から心理を読み取る。
難しいように感じるものの、癖やコツを掴めば徐々に出来るようになります。
相手の表情の変化から、本音を探ってみよう
表情には自然に出る気持ちの表れもありますが、演じたり作ったりした表情もありますよね。
その違いを見分けることや、その奥に込められた心理状態を読み取るのは、結構難しいことでもあります。ただ、その人の癖やポイント等、コツとなる部分をある程度頭に入れておけば、最低限の心理は探れるものです。
このような動きに注目してみてください。
「目」と「口」の動き方
笑っている表情の中でチェックすべき点は「目」と「口」の動き方
会話をしていると愛想をよくするために、作り笑いをすることがあるかと思います。作り笑いか、それとも興味を示しているかどうかを見極めるコツは、目と口の動き方に注目します。
本当に心から笑っている・興味を示している場合は、
・口から笑い次に目を細める(目が笑う)、もしくは同時に動きが見られる。
・笑っている時の目線は、上下に動く
これが本心で笑っている時の表情の変化。
逆に本心ではつまらない・愛想笑いといった場合は、
・初めに目が笑い、その後口角を上げて口が笑う。
・目線の動きは左右になる。笑った表情のまま長く続く。
その場だけ合わせている場合や、ただ気を遣っての笑いだと、後者のタイプになります。
こうしたちょっとした動きの違いによって、本心を読み取ることが出来るのです。
口に開きに注目してみよう
相手の関心度を確認したい時は、口に開きに注目してみよう
相手が話に興味を持ってくれているか、そもそもちゃんと聞いてくれているのか、会話をしながらも気になっちゃいますよね。
興味・関心という点の心理状態を確認したいのであれば、表情の中でも「口」に注目してみてください。
人は、興味を示している時、関心が高まっている時、無意識に口が開いてしまうことが多いんです。
これは相手の話に集中しすぎてしまい、表情に意識が全くいっていないことから、口元が緩んでしまうから。
逆に口を閉ざしている状態、口に力が入っている状態は、違う意識が混ざっている状態、つまりそこまで関心がない、興味がないといった心理になります。
ビックリした時、突発的な何かが起きた時、大抵の人は口が空いてしまっていると思います。
これは目の前のことに一気に意識を取られた為に、表情への意識が無くなってしまう為です。
これと同じ表情になる=心を掴んでいると思って良いでしょう!
何事も、“ほどほど”くらいが丁度いい
人の表情から心理状態を探ることが出来ると、人の気持ちが分かったり察知出来たりすることから、もちろん便利に活用することが可能です。
上記の「本当に笑っているか、愛想笑いなのか」「興味を持ってくれているか」これくらいであれば、確かに知っておいて便利でしょう。
ただ、あまりにも表情だけで判断してしまうことで、デメリットとなることも出てきます。
相手を知りすぎてしまう、相手が隠している素の部分が見えてしまう、相手の嫌な感情すら読み取ることが出来てしまう。ここまで心理状態が分かってしまうことで、結果人と接すること自体怖くなってしまうこともあるのです。
何事も“ほどほど”が丁度良いもの♪
表面だけなのかそうでないか、くらいを読み取ることが出来れば、コミュニケーションに活かせると思います☆
行動にも見られる心理状態
例えば、街中で知り合いや友人とバッタリ会ったとします。
その時の行動にも心理を探る些細な情報が組み込まれているのです。
「話したい」という気持ちの表れ
友人が足を止める、立ち止まって腕を組む、目を見て話す、これらの行動はバッタリ会ったことに喜びとか楽しさを表しています。
「あまり話し込みたくない」という気持ちの表れ
ちょっとずつ足を動かす、早口になる、目線が進む道の方向に向く、こういった行動が見られる場合には、「ゲっ!」「話し込みたくない…」そんな隠れた心理が出てしまっていると言えます。
おわりに
心理状態って、どこかしらに出てしまうもので、隠そうとすると、隠そうとした心理状態が今度は出てしまうといった具合に、キリがないんです。
深く読み取ることで、それを「情報」だと捉えることも出来ますが、かえって自分が傷ついたり、悩んでしまう種にもなりかねない…
バランスがとれるくらいの読み取る力を備えるのが一番良いですね♪