いま女子

事実婚って実際どうなの?籍を入れないという選択肢。


事実婚ってよく耳にしますよね。
近年、事実婚を選択する人が増えています。でも事実婚って実際どうなんだろ?と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
今回は、籍を入れないという選択肢「事実婚」について学んでみましょう!

二人にとっては良き選択肢

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色んな事情があって、籍を入れられないという人もいます。
本当は結婚したいと思いながらも実際には出来ない。でも、夫婦関係にはなりたいという人。もしくは、お互いにとって結婚という形より事実婚の方が望ましいと思う人たちもいるでしょう。

確かに、事実婚でメリットと感じる部分も多くあります。
例えば、子供を作らないと選択した二人なら、お互いにある程度自由な環境が得られることや、離婚理由の一つともなっている嫁姑問題がなくて済むとか。

事実婚って、こういうのを結婚に問題視している二人にとっては良き選択肢と言えますよね。
結婚という形に縛られたくない、結婚となるとハードルが高いなど、二人に何かしら問題がある場合には、事実婚にメリットを多く感じると思います。

ただ、二人にとって良き選択肢でも、今の日本では風当たりの強い状況になるかもしれません…。世間のイメージや事実婚の実際の状況をみておきましょう。

事実婚に対する世間のイメージや意見は?

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籍を入れずに事実婚という形をとっている人に対して、世間の目は疑問が多い様子です。

そもそも「なぜ籍を入れないの?」という意見

確かに、事実婚という形をとっているなら、なんで結婚して籍を入れようとはしないの?と思うのは当然かもしれませんね。
生涯のパートナーとして選んだことに変わりないのに、一般的な結婚という結末ではない。

都合がいい?

またこんな意見も。
「事実婚は、結婚をしたくない男性と、結婚をしたい女性の間に設けられた男性にとって都合のいい形」だと。

この意見にはなんだか説得力があるな~と思いました。

「内縁の妻ってただの家政婦じゃん」という人もいれば、「責任がない結婚ってイメージで男性にとっては楽だろうね」という人も。

実際、籍を入れずに結婚に似た形をとれる事実婚は、男性にメリットが多いよう。
女性は籍を入れていない為に、扶養にもなれないし、身元保証人にもなれない。
男性を動かす権利がないんですよね。

だから、女性が「籍を入れなくてもいい」「ただ一緒にいれるだけで幸せ」と感じられる人であることが前提だと思います。
女性も自立した立派な女性であったり、生涯やっていきたい何かがあったりとか、結婚っていうものに囚われる必要のない女性の少数派に支持されていることでしょう。

ただ、その後問題になってくるのは、子供が出来た時どうするかとか、病死などで早くに他界してしまった時の遺産はどうするかとか、現実にあり得る問題でこの事実婚が高きハードルになってしまうことはあるでしょうね。

もっと先には一般的になるのかもしれません

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現時点では、籍を入れない事実婚って現実味がない感じがしますよね。
ただ「結婚するかしないか」という選択肢があっても、そこに「じゃあ事実婚にしようか」っていう選択肢はなかなか出てこないもの。

でも、価値観が多様化している近年では、珍しいものでもなくなってはいます。「そんな形だってある」「本人たちが良いなら良いんじゃない?」という意見もあり、周りがとやかく言うものでもないことです。

こうした思いや考え方がもっと浸透していけば、将来的にはこの事実婚も一般的になるかもしれません。

おわりに

私が個人的に思うのは、こうした特有な形とか制度って、海外に比べて日本は認められるのが遅い気がしています。
どこかに“見えない基準”があって、そこに縛られて生活しているイメージです。
もっとオープンでもっと自由に生きるってことが出来たら、ごく少数派の意見でも認められると思うんですよね。
なんだか枠に囚われているような日本って、ちょっと住みにくい…とさえ感じちゃう瞬間ですね。。





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