いま女子

おひとりさま女性が老後に必要な貯蓄額っていくら?


もしこのまま結婚しないとして、死ぬまでに不自由なく暮らせる金額って、どのくらいでしょうか。
老後のことなんて、はっきり言って今からわかりません。実感もわきませんし、正直“今のままの社会情勢”かどうかも、予想すらできません。
ほんとに年金もらえるのかな?
将来の物価はどうなってる?
考えると不安ばかりですが、ひとつだけ動かしがたい事実は、“我々は確実に年を重ねている”ということです。

こればかりは、「ちょっと待った」はできません。かと言って、贅沢を一切排除して貯蓄に回しても、それが良い方法とは思えませんし、好きなことだけをして貯蓄ゼロも問題です。
今回は、“おひとりさま”の女性が、老後貯蓄しておくべき金額、またそのコツについてお話したいと思います。

1、個人年金を利用する

私たちは、このまま年金を真面目に払い続けて、一体いくらもらえるのでしょうか。現に、年金支給額は減らされ、支払額は増えています。

そのうち、老人の人口が勝ってしまえば、年金制度そのものが運営できなくなってしまいます。これはすでに今も問題視されています。

ということは、年金はアテにできない?
そうです。我々は、残念ながら、毎月年金を払い続けているにも関わらず、もらえるかわからない状況にあります。
いわばギャンブル。

老後貯蓄を考える上で、年金問題は大きく、おそらくほとんどの人が「年金なしで、手元の貯金だけでは老後暮らしていけない」と考えているでしょう。

そこで一つ目のコツが、個人年金です。公的年金制度のほかに、個人で企業が運営している年金に加入するシステムです。

生命保険のようなもので、これであれば好きな時に加入でき、もらえるかどうか不安、という人にとってはお守りになります。

様々な企業でいろんな形で展開されているので、見比べて自分の求める形のものを探してみましょう。

2、老後貯蓄はやっぱり必要

http://www.shutterstock.com/

では、個人年金に加入したから、老後は安泰!というわけでもありません。やはり、手元の貯蓄も重要です。

おひとりさまは、自由です。それだけに、自分に投資する人も少なくありません。それがキャリアアップに繋がる、楽しい趣味に繋がる、というのなら、止める必要はありません。

ただ、毎月〇万円は定額貯金をしておこう、とか。〇千円でも定期預金しておこう、という心がけが未来の自分を救います。

これは、「節約しろ」とか、「贅沢するな」ということではありません。おひとりさまゆえに、使うのも自由、貯めるのも自由なのです。

ランチを自作の弁当に変えるも自由、グアムへの旅行を近場の温泉に変えることもできます。
また、ブランドを諦めてユニクロで我慢するのも手段です。

人知れず財布の紐を締めたり、緩めたりしながら、“おひとりさまだからこそできる秘密の貯金”をして、こっそり老後に備えておくのもひとつのコツです。

3、こつこつがコツ?

人によっては、職場から「副業禁止!」とされている人もいると思いますが、それでもオークションやフリーマーケットで、若干の利益を得ている人はいると思います。

これらは、はっきり言って面倒な作業なので、やりたくない人も多いですし、売れるかどうかもわかりません。

ただ、これらの“ちょっとした副業”で得たお金を、老後貯蓄に回しておくと、塵も積もればなんとやら。
気が付けば大きな金額になっていることがあります。

毎月もらえる給料は決まっている、もしくは安定しない、ということがほとんどですから、これからは“本業以外の仕事でも稼ぐ”というのが、老後貯蓄を増やすコツかもしれません。

4、結婚しても“おひとりさま”

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老後貯蓄の話をする際、「あ、でも結婚すれば大丈夫でしょ?」と言う方が多いのですが、実はそんなことはありません。

夫になる人がよほどの資産家であるのなら話は別ですが、ほとんどの人は、ごく一般的なサラリーマンと結婚し、せいぜい一戸建ての家を建てることができるかどうか、って感じだと思います。

老後貯蓄は、結婚するにしても、生涯おひとりさまでも、同じです。
今後、経済状況がどのように変化するか、現時点ではわかりません。

ただ、もし、このままの計算で行くとしたら、けして楽な老後はやってきません。
これは、結婚して旦那さんがいて子供がいて家があるから安心、ということではないのです。

おわり

ここでご紹介したコツは、今後誰もがずっと使っていけるものです。
人によって、老後使うことになる金額は全く異なりますし、収入や貯蓄額にも大きな差があります。

そのため「〇〇万円あれば絶対安心!」という金額は、存在しません。病気や怪我、まさかの事態を考えると、もっともっと必要です。でも、莫大な金額を持つことは叶いませんし、そこまで生きて使い切る保障もありません。

今の生活が、ダイレクトに未来に影響します。
どうなるかわからないからこそ、今から柔軟に老後貯蓄を“こつこつ増やしていく”ことを考えていきましょう。





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