人のものばかり欲しがる女子がいます。本人は意識していませんが、なぜか他人のものがよく見えてしまうのです。自分で持っているものよりも、他人の持っているものの方が輝いて見えるため、「それいいね!ちょうだい!」とか、「いいなあ!羨ましいなあ!」という言葉が出てしまいます。
ついつい「いいなあ!」という言葉が口から無意識に飛び出しているひとは要注意。それは、危険な兆候かもしれません。今回は、そんな「人のものを欲しがる女子」の心理と性格について掘り下げてみたいと思います。
1、比較する癖がある
なんでもそうですが、Aというものと、Bというものが並んだとき、「どちらが大きいか?長いか?重いか?」などと比較してしまうことがあります。しかし、世の中にあるものは、必ずしも数値化できるものばかりではありません。「AとB、どちらのリンゴが美味しそうに見えるか?」などは、見た人それぞれの感覚で決まるものです。
もし、日常的に「比較する」という癖がある場合は、要注意です。人のものを欲しがる女子は、無意識に何かと何かを“数値化できない部分”で比べて、得する方・有益な方を選ぼうとします。
それは、買い物の際に「同じ値段なら新鮮で大きい野菜を選ぼう」というときであれば、その能力を有効に活用できますが、普段から何もかも比較していては、「自分は損をしているのでは?」という被害者意識が芽生えます。
人のものを欲しがる女子の心理は、この「何かと何かを比較する」という行為からスタートしています。
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2、いつもお腹がすいている
人のものを欲しがる女子は、「人を羨ましい」と思っています。これは裏返すと、「自分に満足できていない」ということ。常に、「人より損をしている」「人より劣っている」という感覚を持っています。
そのため、比較によって悔しい気持ちになったり、卑しい気持ちが湧いてきます。ただし、多くの場合、それは「気のせい」で、客観的にもし数値化できるとしたら、けして劣っているわけではありません。
たとえるなら、常にお腹がすいているようなもの。いくら食べても満腹になることができず、誰かが食事をしているところを見れば、「自分も食べたい」「食べることが羨ましい」という心理になります。
実際はきちんと食事は取れているし、満腹かもしれませんが、それに本人が気がつかないと、もしかしたら一生満腹感を得られないままかもしれません。
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3、人のものを欲しがる女子の性格
この「人のものを欲しがる女子」の心理を、安易に「性格」と言ってしまうことはできません。むしろ、これらの「人を羨ましく思う」「他人のものが魅力的に見えてしまう」というのは、「衝動」と言った方が正しいかもしれません。
そのため「あの子の性格…ちょっとね」という場合でも、実際は性格に問題があるのではなく、「ある種の衝動に振り回されている結果」と解釈したほうがいいでしょう。
誰でも、お腹がすいていれば冷静でいられないように、「あの子、いつも人のものばかり欲しがっている」という場合も、その人は単に「衝動をコントロールできていない状態」である、と考えましょう。
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4、もしも自分だったら…どうしたらいい?
もし自分で「私は人のものを欲しがる女子だ」という自覚がある場合、少しでも改善したいと思っているかもしれません。そのような場合はどうしたら良いか。人のものが欲しくなる、自分のものより他人のものが魅力的に見えてしまう。これらの衝動は、満たされない心理状況から起こるものなので、自分を満たす方法を探さなければなりません。
人によって異なりますが、親の愛情が足りなかった人など、承認欲求の強い人が多いようです。もしくは、日常生活での満たされないフラストレーションが溜まっている場合。自分を満たす、とは、何かで一番になるとか、周囲に認めてもらうよりも、たとえば「富士山に登る」とか「資格を取得する」など、努力が目に見えて明らかになる手段を用いましょう。
人は「頑張った分だけ頑張ったことが実る、形になる、それが目に見える」という状況で、満足感を得ることができます。
しかも、一度だけ満足したらそれでいい、ということはなく、「自分もなかなか捨てたもんじゃない」「自分も結構恵まれてるじゃないか」と実感できるよう、継続していかなければなりません。
おわり
“ついうっかり、他人のものが欲しくなって盗んでしまった”なんてことになる前に、自分の手で自分を満足させる方法を、自分の力で見つけ出しましょう。