職場の人間関係って、働く女性にとっては特に重要なもの。私自身、女性の先輩を怒らせて、パワハラを受ける羽目に陥り、退職を余儀なくされたという苦い経験を持つ一人ですので、その恐ろしさはとってもよくわかります。では、職場において女性の同僚や上司を怒らせない対処法ってなんなのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
普段からの情報収集と観察力がポイント
人それぞれ、ここには触れられたくないポイントってありますよね。
わたしの失敗
私自身が失敗した件を例に挙げると「子育てで忙しく、半ば育児ノイローゼ気味であった女性の先輩に独身生活を謳歌していることをアピールした」ことがパワハラのきっかけだったように思います。
子育てで自分の時間がなくイライラしている時に「もしかして、私の選択は間違っていたのかもしれない」と思わせるような後輩が傍にいたら、それは目障りでしょう。
基本の対策
基本の対策としては「この人を怒らせるとマズイ」という人をきちんと見極めることがまず第一。
そして、その人の「地雷」ともいえるべき、触れてはいけないポイントをしっかりと把握し、それに伴った行動をすることが、大切なことだと言えます。
また、飲み会など、無礼講と言われる場所でも油断は禁物。
仕事関係の集まりでは気を抜いてはいけないと考えておくべきでしょう。
プライベートの開示は慎重に
うかつにプライベートの話をするとその発言は、あまり親しくない人たちの間を勝手に「独り歩き」する傾向があります。
いつのまにか”尻軽女”に
「彼氏とわかれてすぐ新しい彼氏を見つけた」などという、たわいない近況報告が「とんでもない尻軽女」の話にすり替えられてしまう可能性も皆無ではありません。
そのような可能性を秘めた会話は最小限に控えるべきです。
笑いを誘うちょっとした失敗談や、芸能人の話などさしさわりのない話が、最初のうちは好ましいですね。
付け加えておきたいのは、誤解を受けやすいタイプの人は「普段の行動に問題がある場合」が圧倒的です。
やはり、きちんと仕事をするということが基本だということもお忘れなく。
人によって態度を変えないこと
男性と女性で態度が違うなどという女性は、言語道断ですが、同性の先輩と同僚とで極端に態度が違うというのも考えものです。
単に「感じが悪い」だけでなく、「表裏がある」という印象を植え付け、あなたの信頼度を下げてしまうからです。
もちろん年上の人に礼をもって接することは大切ですが、そのしわ寄せを同僚や後輩に押し付けているとあとで痛い目にあいます。
依頼や断りを上手にできる人に
人に依頼する、断りをいれるということは難しいことではありますが、常にイエスマンでいることは、自分の首を絞めることにもなります。上手に「依頼」や「断り」をできる人になりましょう。
伝え方が大切
ノーという時には「明日ならできます」などの妥協案を提示する、依頼する場合は「命令」ではなく「自分は困っている、助けてほしい」というスタンスで話をするなどです。
もちろんギブ&テイクの精神を忘れることなく、お願いしたら、次は快く引き受けるなどの態度も大切ですね。
おわり
常に注意しなくてはならない、女性同士の人間関係。
めんどうだと感じてしまいますが、基本は思いやりと感謝の気持ちです。そして、仕事自体をきちんと行う事が基本中の基本。仕事ができなければ、いくら人間関係がうまく対処できても本末転倒ですからね。
この二つさえ押さえれば、余計なことをあれこれ考えなくても、案外うまくいくものです。
素敵な職場をめざして、明日から心がけてみてはどうでしょうか。