好きな人の前に出ると、緊張しちゃう。よくあることです。緊張すると、いつもの自分じゃないようです。これでは、自然な恋愛には発展しにくいかもしれません。
さらに、好きな人には素直になれないのに、好きじゃない人には素直になれるから、好きじゃない人から好かれる…なんてことも多い。
「なんでこうなっちゃうの?好きな人から好かれたい!」と思うことでしょう。今回はその「好きな人の前で素直になれない」を徹底解剖して、解決法を考えてみましょう。
1、嫌われたくない
まず第一に考えられる、“素直になれない原因”は、「相手に嫌われたくない」と思うことです。誰でもそうですが、「この人に嫌われたくないな」と思うと、自分の良い部分ばかり見せたいと思います。
企業の面接などでも、「この面接で受かりたいな!」と思うので緊張します。もし、どうでもよければ、何も緊張しませんし、リラックスできます。
素直になる、とはリラックスした状態を指します。つまり、「嫌われたくない!」と気負えば気負うほど、着飾れば着飾るほど、相手から遠ざかっていきます。
相手に近づきたいのならば、嫌われる覚悟を持って、「自分を偽らない」という姿勢で臨むことが大事です。
これはある意味ギャンブルでもあるのですが、好きになってくれない相手をいつまでも追い掛け回しているよりも、素直な状態の自分を好きになってくれる相手を探すほうが、幸せな恋愛を手に入れることができます。
2、好き・意識すること
もうひとつ、素直になれない大きな要因として、「好きだからこそ意識してしまう」というのがあります。これは、ある意味「自意識過剰な状態」と言えるのかもしれません。
人は誰も心を読むことはできませんから、心で思っていても、言葉や態度に表さなければ相手には伝わりません。
しかし、相手が好きな人であると、まるで「自分の心がバレたらどうしよう!」という、ありもしない不安に駆られてしまいます。
素直になれないのは、それらの“自分の本心”を隠そうとする行為。恋心が邪心に思われないように、余分なガードを作ることです。
おかしな話、懐に拳銃を忍ばせていて「俺は拳銃を持っているぞ。みんなにバレないようにしなくちゃ!」と思っているマフィアが、時々拳銃を入れているポケットを気にしていたら、誰だってそれを見て「なんか隠してるな」と思うでしょう。
意識すればするほど、不自然な動きになります。そこで重要なのが、「好きな気持ちを否定しないこと」です。
人を好きになることは悪いことでしょうか?そんなことはありません。誰でも、嫌われるより好かれたいです。
「人を好きと思う気持ち=拳銃」を、隠さなくても良い状態にすることによって、過剰に意識する必要もなくなり、素直になれない自分を改善へ導くことができます。
3、好きな人から好かれるために
自分が相手の立場だったら、と考えてみると、話をしていて目の前の女の子が緊張していたら「あれ?この人俺のこと嫌いなのかな?」と思いませんか?
もしくは「この人、話してても全然楽しそうじゃないな」とか「緊張してるから会話が成り立たないな」と思うかもしれません。
恋愛において素直になれない、ということは、ただそれだけのことで損なことです。ぎゅっと縮こまった心を弛緩させるのは、とても難しいことですが、それができるようになるだけで、恋愛スキルはアップします。
誰に対しても同じく接する…とまでは行かなくても、余計な緊張をせず、素直な自分をさらけ出せるように、もっと普段の自分に自信が持てるよう努力しましょう。