みなさん、ポジティブ心理学、というのをご存知ですか?心理学の中にある一分野で、一般的には精神疾患の治療に使われる心理学を、「健康な人ももっと幸せになろうよ!」という意味で用いる分野をいいます。
落ち込んだり、ネガティブ思考に陥りやすい私たちアラサー女子。そんな私たちも「こうすればポジティブになれるよ」という方法を知っていれば、わけもなく悲しくなったり、泣いたりすることもないはず!
今回は、ポジティブ心理学を使って女性の幸福感を増やし、「明るく楽しい人生にするための方法」をご紹介します。
あなたが小さな幸せを感じるとき・TOP5
アラサー女性にとっての幸せって何でしょうか?結婚すること。仕事で出世すること…人それぞれ「幸せ」の価値観は異なりますよね。では、日々のちょっとしたことで「シアワセ」を感じるとき、あると思います。
「ささやかな幸せなを感じるのはどんなときか」というアンケート調査がイギリスで3000人を対象に行われたのですが、上位のものは「なるほど!」とうなづく結果だと私は思いますよ。ご覧ください!
1. 夜ぐっすり眠るとき
2. 忘れていた紙幣がポケットから見つかる
3. 好きな人とベッドで抱きあう
4. 涙を流すほど笑う
5. 朝、二度寝をするとき
6. 洗いたてのシーツで寝る
7. お買い得品をゲット
8. 誰かを笑顔にする
9. 旧友に会って話す
10. 思い出し笑いをしているとき
参考:http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/6913986/Good-nights-sleep-voted-lifes-greatest-little-pleasure.html
幸福感は伝播する
ランキング4位の「涙を流すほど笑う」。最近、あんまり笑っていないかも…と感じたらまずはよく笑う!よく喋る!楽しい人に近寄ってみてください。
明るくて楽しい人のそばにいると、なぜか楽しい気分になる!という体験をしたことはありませんか?いつもニコニコしている人のそばには、いつも人が寄ってきます。
ポジティブ心理学では、「幸福感は伝播する」という研究結果があって、幸福感が増している人は家族や友人に幸福をおすそわけしています。
そのため、「幸福感が欲しい!」と思ったら、手っ取り早く、“なんかいいことがあった人のそばに行って話を聞く”といいでしょう。
「友人に子供が生まれた!」というときは、お祝いを持って行くのもいいですし、「映画見てきた!すごい面白かった!」という家族からは感想を聞きましょう。
ただし、注意事項が。この「幸福は伝播する」のと同時に、「不幸も伝播する」と言われています。そのため「私、不幸なの」という雰囲気の人には近寄らないようにした方がいいでしょう。
ほかの人に親切にする
ランキング8位の「 誰かを笑顔にする」。あなたは駅で困っている人を見つけたら、手を貸したり声を掛けていますか?あなたはひどく落ち込み、悩みを抱えている誰かに対し、気遣っていますか?
ポジティブ心理学では、「他人に利他的な行為を施すと幸福感が増す」と言われています。ハンカチ落としましたよ~、と拾ってあげる、などです。
もちろん、親切にしてもらった方も嬉しいわけですが、なんといっても「私、今いいことしたな!」という満足感が大きいのが味噌。
「あ、なんだ私っていい人じゃん!」ということは、自分の“自分に対するイメージ”が良くなるということ。つまり「あんたって結構いいやつじゃん!見直しちゃった!」ということです。
毎日でも、1日に何度でもいいですが、他人に見返りを求めない親切な行動をして「私ってほんとにいい奴だな~!」と思いながら生きると幸福感でいっぱいになります。
たまにボランティア活動や地域の清掃活動なんかに参加する、というのもいいかもしれません。
他人と比較しない
「あの子はできるのに、どうしてあなたはできないの?」なんて言われた経験はありませんか?誰かと比較する、ということは実は無意味なことです。
というのも、もし何らかの実験があって、AとBの違いを比較するとき、条件を同じにしなければ正確な数値は出せません。
しかし、生きている人間が、全く同じ環境下で、正確な比較数値を出すことは不可能です。年齢と性別が一緒、だからと言って、「どちらが勝っている、負けている」などという結論を導き出すことはできません。
ポジティブ心理学において、“他人と比較をしない”とは、自分を不幸にしない方法となっています。せっかく良いことがあっても、他人と比較して気分が悪くなっては意味がありません。
ということで、他人と比較されたくもないし、自分の中で比較する必要もありません。「あの子ばっかりずるい!」と思って嫉妬心メラメラさせることは、実は自分を不幸にしているだけなんです。
自分の幸せを重視して
みんな「幸せになりたい!」と思っていますが、実際は幸せになるための行動をせず、自らを不幸に落とし込んでいることがあります。
幸せになるためには、誰かを不幸にしなければいけないわけではありませんし、もしかしたら「自分はネガティブだし」と思っているのは、思い込みなのかもしれません。
ポジティブ心理学の中には、「これをしたら不幸になるからやめたほうがいいよ」とか「こういうふうにしたら幸福感を得られるよ」というヒントがたくさんあります。
機会があったら、ちょっと勉強してみると、これからの人生もうちょっと充実した考え方ができるかもしれません。