なんでも一番最初があります。小学校だって1年生から始まりますし、今までどんなにキャリアを積んでいても、新しい会社に入れば新人です。
恋愛においても、それは同じ。もしお互いに“恋愛初心者”だったら?それは、またとないチャンスかもしれません。
ハジメテ同士の恋愛は、確かに難しいです。けれど、お互いに慎重だからこそできることがあります。今回は、お互いに経験ゼロのカップルが、上手に距離を縮めていく方法をご紹介します。
「できなくて当たり前」期待を捨てる
恋愛において注意しなければならないことが、“相手への過度な期待を捨てる”ということです。たとえば、女性が「男が食事をおごってくれるのが当たり前」と思って交際するとどうでしょう。
男性が食事をおごってくれない場合、「どうしておごってくれないの?」と、期待を裏切られたような気持ちになるでしょう。
ほかにも、「普通こういう場面では手を繋いでくれるもんじゃない?」とか、「レディファーストが当たり前でしょ?」などと考えていると、きっと“裏切られっぱなし”の連続になります。
「お互いにハジメテ同士なんだから」と頭の片隅に置いておくことで、「まあ、できなくてもしょうがないよね」と優しい気持ちになれます。
もし「〇〇してくれるのが当たり前でしょ!」という考えが頭をよぎったら、「そうだ!これは過度な期待だ!」と早めに気がついて、自分の中でストップしましょう。
「こういうカップルになりたい」夢と目標はいらない
映画を見て、「こんなカップルになりたい!」と考えることはあると思いますが、多くの場合、同じ映画を男女で見ていても、それぞれの見解は異なります。
そのため、もし予め彼と「この映画みたいなカップルになろうね」と約束しても、その夢を叶えるのは難しいでしょう。
恋愛はオーダーメイドであるべきで、既製品に自分たちを合わせるようなやり方ではうまくいきません。ハジメテ同士なら、尚の事。
もちろん、それぞれどんなカップルとしてやっていきたいか、恋愛の方向性をよく話し合うことはいいことです。ただし、男性が望んでいるものと、女性が望んでいるものは、ほぼ100%の確率で合致することがありません。
つまり、それぞれに別のゴールがあるので「一緒に、同じゴールを目指そうね」よりも、「別々のゴールだけど、励まし合って進んでいこうね」の方がうまくいきます。
はやくふたりの距離を縮めたい気持ちはあると思いますが、「距離を縮める」ことよりも先に「距離を一定に保つ」努力の方が重要です。
「相手の反応を観察する」言葉以外のコミニュケーション
ハジメテ同士だと、安易に距離を縮める方法として、言葉や肉体関係にウエイトを置きがちですが、重要なのは言葉でも、キスでもありません。
緊張してお互いになかなかうまく表現できないと思いますが、言葉からの情報や、キスなどの行動に頼っていると、すれ違いが増えます。
確かに、「伝えたいこと、伝えてほしいこと」ははっきりさせなければなりません。ただ、その言葉の奥にあるものを見逃してはいけません。
たとえば「キスしてくれないから私のこと好きじゃなくなったの?」とか「愛してるって言ってくれないから、私のこともう嫌いなの?」と思う場合。
彼としては、“うまく表現できないだけ”かもしれません。表現したくてもできないことが、普段の態度の中に含まれているでしょう。断定する前に、時間をかけて観察する必要があります。
距離を縮める、ということは“相手のことをよく知る”ということですが、表面上の事柄だけをなぞっているようでは、真の意味で距離を縮めることには繋がりません。
ハジメテ同士だからこそ、“パッと目についたものを疑う”ということが可能かと思います。インスタントに決めつけず、慎重に判断するようにしましょう。
上手に距離を縮める
ハジメテ同士で一番危惧したいのは「急激に盛り上がって、すぐ飽きる」ということです。いくら好きだからと言っても、24時間ずっと一緒にいたら飽きますし、相手を嫌いになるかもしれません。
上手に距離を縮めるためには、上記の3点に気をつけた上で、お互いに怖がらず積極的に時間をかけて情報を交換していくことです。
恋愛ベタが増えた現代、男性も女性も不器用同士が多いです。だからこそ、慎重に日々のやりとりを積み重ねていくことが大事です。