いま女子

宇多田ヒカル復帰のあれこれに見る「こじらせ女子」の行く末。


みなさんごきげんよう~。このところ、ロリエはちょっとごきげん。
なぜって椎名林檎先生、浜崎あゆみ先生、そして宇多田ヒカル先生といった大スタアに動きがグイグイ来てるから~。
いま女子のみんなにとっては、彼女たちは学生時代に聞いてたな~、テレビで流れてたな~とか、そういうイメージかもしれないわね。ロリエは彼女たちと同世代なんで、一緒に良い具合のババアになれてきたって感じね~(笑)。


まずは椎名林檎さん。

林檎さんといえば「こじらせ女子」の典型だとロリエ思ってたんだよね。でもホントは出世頭な女だったわ。羨ましいのは、チカラのあるオジサンになぜか好かれるところねぇー。
昔はなんせ「歌舞伎町の女王」よ~。それが今やリオのオリンピックの閉会式で総合プロデューサーとして大活躍だもん!

しかも充実してんのかここ最近、どんどん美人になってきてるじゃん。
クリエイター気質の女ほど、年齢を重ねた結果、出世する傾向はあるかも。クリエイターには、並々ならぬコミュニケーション能力が必要なのよ。個性的な自分の美学を、他人にも分からせるだけのコミュ力のある椎名林檎みたいな女は、ホントに強いわよね……。

その椎名林檎さんと(なぜか)仲いいのが宇多田ヒカル先生なんだよねぇ。椎名林檎の歌って、独特のフィルターを通して世界を見てるじゃない?
でも宇多田ヒカルって、自分と他人の距離に敏感で、その壁を乗り越えようとして、できずに傷ついて、孤独で……って歌を作っていた記憶があるのよね。
ホントにリアルにエヴァンゲリオンな女よ。……「いま女子」のみなさんなら分かるでしょうけど、エヴァって女子的には鬼門だよね~。もうアラホー世代なのにいまだにエヴァ好きの彼氏とか避けた方が懸命だと思うわ。根暗感すごいから~。

てかさ、そんな宇多田さんだけど、エヴァンゲリオンの新劇場版に楽曲提供する以外はほとんど活動停止してた。
それも「人間活動」のため。こじらせ女子の王道行く人だったんだけど、しれっと外国人男性と再婚、お母さんが亡くなるなど精神的危機を迎えつつも、育児出産を経験、アーティストとして復活するというドラマティックさはどうよ。

それがさ、彼女が復帰するってことで出演したNHKの「SONGS」って番組見てたら、こじらせ感が薄くなってるのにビックリした。メイクの塗りは妙に厚くて、マツコ・デラックスかよ!って感じなのは若干気になったけど(笑)、最近の彼女の曲聞いてたら、一皮剥けてるっちゅうか。もともと彼女を語る時のキーワードって「Distance(距離)」だったんだけど、そういうのはあんまり感じなくなったかな……。
他人から求められる『宇多田ヒカル』っていうキャラ、ビジュアルと、本当の自分自身の葛藤に彼女はこれからも悩みつづけるんだろうけど、ガッツある女性だから大丈夫よね、と思うわ。彼女、ホントに表現者としてたくましいし。

そして……浜崎あゆみ大先生。

まーたー離婚したじゃん? ほんと浜崎芸の真骨頂よね。1㎜のブレもないわ!
「NEXT LEVEL」とか昔からしきりにアピールしてるわりに、つねに年下・格下・ヒモ男……恋愛運と仕事運が低迷しまくりの浜崎さん。ロリエも昔は彼女のこと結構スキだったんだけど、いつしかチェックしなくなった。

いまでも唯我独尊の女王サマ気質がわざわいしてか、新しい挑戦の大半がお笑いのネタみたいに取り上げられちゃったり。アーティストとして新風を取り入れるのは大事だし、ファンに媚びる必要もないけど、いまんところ本業の音楽より、プライヴェートを切り売りしてナンボになってきてるのが残念。
それでも野太い声でシャウトする浜崎さん見てたら、音程の不安定さ以前に、孤独を強く感じる気がする。ちょ~っと心配よね……。

いま女子読者が彼女達から学べるモノ・・

……で今回、ロリエが思ったのは、今回お話しした三人の姿からは、いま女子のみなさんにも学ぶモノがあるなぁってことね。「自分らしさ」を大事にすると同時に、「他人に、何を、どう求めたらいいか」って考えなきゃね。
自分の願望を、どうやったら上手く他人に分かってもらえるかは大事!
結局、アラサー、アラフォーとかオトナ世代の女子が愛されるには、コミュニケーション力がカギね。美人だけどぜんぜんモテない人って、たいていソコでコケてるのよ。強引に自分の欲求をおしつけたり、本音と称してグチとか、悪口ばっかりは女子として失格よー! それってオッサンと変わらないじゃん。

そして友だちって大事だよね。結婚しても独身でも、別れても、本音でおはなしできる存在。とくに同世代の友だち。自分と一緒に年を重ねていける存在がいるのといないとでは女子の人生、エラい違いが出ると思うわ。
いつもみたいにフェイスブックとかで「いいね!」するだけじゃなくて、一回電話してみてはいかがかしら。それではまた次回、チャオ~★





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