「タラレバ娘」が好調みたいですねぇ。(前回のタラレバ記事おさらい)
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ロリエ、あの漫画は結構好きなんだけど、ドラマは時間がなくて見てない。でもうちの母親は熱心なファンらしく、タラレバのあらすじを喜んで話してくるから色々と困っちゃうわ〜(笑)。
漫画もドラマも知らない方もいるかもなので、補足しておくと『東京タラレバ娘』は2014年、講談社の『KISS』というコミック誌で連載開始された、おっそろしいギャグ漫画のことよ。『海月姫』でも有名な東村アキコさんの作品。それを原作にしたのが、今クールのドラマ。
女のシアワセは男で決まるとか、結婚できるとかでは決まらない!と作者さん自身が明言してるんだけど(自分がバツイチであることも告白)、「結婚」の二文字に巨大な幻想をいただくシングルな人々は男女とわずいっぱいいるわけ。タラレバの主人公たちもその例に漏れず、ってとこ。とにかく、そういう人たちに「刺さる」内容なわけよ。
その手のシングルたちが好んで使うフレーズが、過去を振り返って「もし〜だっ“たら”」とか、「もし〜して“れば”」。
だから「タラレバ娘」、らしいんだわ。
過去をオカズに「女子会」と称し、うらみ酒を飲むのも時々は楽しいかもしれないけど、そればっかの人生って、想像もできないわ〜。
そうよ! ロリエの人生にタラレバなんてのはないわ!
……って別にロリエが立派な生き方をしてきたって言いたいわけじゃないんだけど。けっきょく、人間って自分が一番ラクで自然なほうに流れていくじゃん。人生の選択だって同じ。
世間基準の、わかりやすいシアワセに沿って生きられてるなら、誰もが最初からそうやってると思うの。でも最初からそういうラインからハミ出てる人たちっているの。そういう自分をときどき認めたくなくなるだけ。そうでしょ?
人生の選択には、良い面と悪い面が、背中合わせで絶対についてくるものね。
「いま女子」のみんなに言っておきたいのは、あなたが選ばなかった人生は、選ばなくてもよかった人生ってことなの。
選ばなかったから、あなたは救われてる部分も大きいのよ。たぶん。
今、そこそこ以上に自分がシアワセだと思える人は、よい人生の選択が出来てるっていう証! 今、不幸だと思う人は、今後の人生でシアワセになれるチャンスがあるってこと。
誰にでもラクに、自然に生きられる生き方ってあるはずなの。それを自分に認めてあげられるかどうか……ってなんだか今日のロリエ、ほんとにブルゾンちえみのネタみたいでイヤだわ!
それじゃあクミちゃん、質問でーす!
男女の「結婚」に一番必要なものってなんですかー?
ロリエにいわせれば、「他人のペースで生きられる能力」ね。
「○歳までには●●しているべき(たとえば、30歳までには結婚して最初の子供をさずかっているべき)」って世間のルールに縛られることを、最近では「呪いにかけられる」とか言うわよね。
でもそれって実は呪いどころか、他人のペースでも生きていられるかどうか。そんな自分を自然だと思えるかが分かる、診断みたいなもんだと思うのよ。
ノンケの男女の結婚とは、男にとっても、女にとっても他人のペースで生きること。そしてそういう自分の人生こそが、ラクで自然っていう人たちがいるのね。それとは真逆の道。
逆に、「自分のペースで生きる」人生を選択しておいて、「ああ、わたしにだって他人のペースで生きる」人生を生きる道もあったんだ! ……って思うのくらいは勝手だけど、過去に戻れたところで、自分のペースでしか生きられない組の人は、他人のペースで生きる組になんてなれないわね〜。
「いや、なれる。男次第で私は変われていたはず!」なんて思う女ほど絶対に無理ね。
そもそも彼氏(夫)がいるから生まれる悩みだっていーっぱい、あるわけじゃん。
「女子会」中のタラレバ娘たちの隣の席にロリエがいたとしたら、彼女たちが言ってる「次の東京オリンピックまでに結婚したい」とかよくわかんない目標は、掲げるだけ無駄ですよ〜って伝えたいわ〜!
ちなみに自分のペースであろうと、他人のペースであろうと、人生のあり方を決めるのは自分自身。どんな結論にもいい面と悪い面が出て来るんだから、自分がラクで、自然だと思える生き方に近づけるのが、オススメよ?