別れたけれどまだ未練がある…復縁できないかな?
待っていても何も始まらないので、自分から動くしかありません。とは言え、一回別れている事実を動かすことはできませんから、復縁に向けて上手にアプローチしていかなければなりません。
しかし、がむしゃらにアタックするだけではうまくいきませんし、タイミングを待って放置し過ぎてもよくありません。
ということで今回は、別れた元彼に「まずは連絡したい!」という最初の段階での、復縁アプローチ、そのタイミングと方法についてご紹介します。
別れたという事実を受け止めて…常識的な対応
「復縁したい」という女性から相談を何件か受けたことがありますが、皆さん目先のことに集中してしまって、かなり盲目になっていました。
というのも
- 彼がほかの女と付き合ってしまうのではないか
- 日を追うごとに彼は私を忘れてしまうのでは
- 復縁の可能性がどんどん遠ざかっていく
- 好きという気持ちが抑えられない
など。実は、これらの心配はほとんどが取り越し苦労です。
彼に何か起こるのでは、ということを心配すると思いますが、その心配はほとんどありません。それよりも、“今自分が焦りによってコントロールできない状況である”ということを自覚しましょう。
焦ってアプローチしてはいけない5つの理由
もし彼も同じく復縁したい、と思っていた場合であっても、彼女からの復縁アプローチがしつこかったとすると「別れて正解だったんだ」と彼は思い直してしまう場合があります。この「焦ると失敗する」には以下の5つの理由があります。
- 男は追いかけられると逃げたくなる。逆に、逃げられると追いかけたくなる生き物です。逃すまいとする女性の態度を感じると、男性は本能的に逃げたくなります。
- 復縁はお互いの気持ちが大事。バランスが悪く、一方的にアプローチされると「会話が成り立たない」と認識され、復縁の可能性がなくなります。
- 男性と女性の“時間”の概念が違う。女性は焦っても、男性にはその焦りが理解できない。よって、焦りへの共感が生まれない。
- 焦ると物事の順番を間違う。冷静なときは間違わない単純な仕事も、焦っていたり、慌てていると間違ってしまう。そのせいで相手を傷つけてしまう。
- 焦ると感情的になる。女性の場合、とくに焦りが生じると感情的になりがちです。男性は感情的になった女性を苦手とします。よって、めんどくさい、関わりたくない、と思われてしまいます。
復縁に必要なのは“冷静で常識的な対応”
女性も男性も、「一旦別れた」のは事実です。本来は、そのことによって恋愛の熱を落ち着け、「本当に好きだったのか」とか、「何が良くなかったのか」を見定めなければなりません。
企業で言うところの、「契約を一旦破棄して、白紙に戻す」というところに至ったわけですから、もし再度契約をするとするなら、どの点を歩み寄り、本当に必要な契約なのか考え直さなければまりません。
「復縁したい!」と思っているのは感情です。感情に任せて、自分の思いを相手に伝えるのではなく、彼との真ん中に“常識”を挟むようなイメージを持ちましょう。
タイミングを見定めるためのチェック項目
では、自分が冷静になったとして、どのタイミングで彼に連絡したら良いでしょうか。これは彼の都合よりも、「自分が冷静かどうか」で判断します。以下に10個のチェック項目をご用意しました。当てはまる数はいくつでしょうか。
- 一日に何度も彼の連絡先を眺めてはため息をついてしまう
- 友達との会話に元彼の話を混ぜてしまう
- 彼からもらったプレゼントは目に付く場所に置いてある
- 恋愛映画や恋愛漫画に手がのびてしまう
- 新しい彼氏を探そうと出会い系サイトに登録した
- 休日の暇な時間をひとりで過ごすことができない
- 自分の本来の趣味・好きなことを忘れてしまって思い出せない
- 切ない曲を聞くと彼を思い出して泣いてしまう
- 元彼の友人になんとなく探りを入れている
- SNSで元彼の動向を伺っている
上記のチェック項目で8~10個に当てはまった人は、まだ冷静ではありません。もう少し様子を見ましょう。時間が経過すれば落ち着きます。今はまだそのタイミングではありません。
上記のチェック項目で5~7個に当てはまった人は、もう少し本来の自分を取り戻しましょう。彼なしで生活することは悪いことではありません。まだ少しリハビリが必要です。
上記のチェック項目で2~4個に当てはまった人は、もうちょっとです。今はまだ堪えましょう。心の傷は癒えてきているので、少し恋愛から意識を逸らしましょう。
上記のチェック項目で0~1個に当てはまった人は、そろそろタイミングです。復縁できると決まったわけではありませんが、彼と対等に向き合うことができるでしょう。
冷静になって!本当に連絡すべきかよく考えて
では、冷静に落ち着いて考えてみて、元彼に連絡をするメリットはあるのでしょうか。復縁以外にも、「そういえば元彼に連絡してみようかな」と思う場面があるかと思いますが、別れた男は元カノをどう思っているのでしょうか。
セフレ程度に格下げ、俺の女扱い
もうすでに愛情がなくなって別れた男性の場合、元カノに対して再び愛情が戻る…という可能性は、ゼロではありませんが、多くの男性は「愛はない」と思っています。
しかし、過去「俺の女」だった女性は、その後も「俺の女」と思っており、認識としては「彼女ではないけど、会いたいって言ってるならセフレくらいのレベルに格下げ」という感じです。
もちろん「それでもいい」と思う女性であればどうぞ、という感じですが、女性が「復縁した」と思っていても、男性は「元カノがセフレになった」くらいにしか思っていないこともあります。
それは執着かも?自分で自分を縛ってる可能性
復縁したいのはなぜですか?元彼を忘れられないのはなぜでしょう。
中には「私は彼なしでは生きていけない」と、彼に依存してしまっている人もいます。これは思い込みで、実際は彼なしでも生きていけます。彼も彼女がいなくても生きていけます。
その執着を手放すことができれば、今までより良い出会いに恵まれる可能性がありますし、後に
「あのとき別れてよかったのかも」と思える日が必ず来ます。復縁の可能性も高まるでしょう。
成功体験から学ぶ!復縁の3つのコツ
元彼に連絡し、実際に復縁を成功させた人は、どのような点に気をつけたのでしょうか。そこには復縁のコツがあります。
その1.冷却期間があって過去のことを整理できたことをアピールする
Wさんは「別れたことは無駄ではない」というアピールをしたと言います。男性は、物事を単純化して考えたくなるので、
- 結果的によかった
- 終りよければすべてよし
という説得に納得するパターンが多いからです。
その後、Wさんはお互いに悪かった点、よかった点を見直してリストアップ。冷静に話合いをして結婚したということです。
その2.彼の親友が結婚したタイミングでメールをした
彼の心が揺らいでいるときを狙うのも、ひとつの技です。
SNSで、彼の親友が結婚したことを知ったRさんは、すぐ彼にメールしました。彼は「親友が結婚するのは嬉しい、でも取り残されたような気がする」と本心を暴露。
そのまま彼と会うことになり、彼の相談に乗っているうちに復縁することになったそうです。Rさんは、「虎視眈々と彼が弱るタイミングを狙っていた」と言います。
その3.10年ぶりの偶然の再会
好きな気持ちはあったけれど別れたMさん。それから10年、たまたま道端で彼と偶然再会。そのまま飲みに行くことに。これまた偶然お互いにフリーだったので、勢いで復縁することに。新しい人と新しく恋愛するより楽だ、という彼の考えもあったようです。
「完全に忘れてはいなかったけど、運命というのがあるのなら待ってみるのもひとつの方法かもしれない」とMさんは言います。
このように、自分の手で運命の糸をたぐり寄せる人もいれば、長い空白期間を経て突然復縁する場合もあります。重要なのは、「自分の気持ちを押し付ける」ことではなく、「彼の気持ちを待つ」ことなのかもしれません。
おわりに
復縁は、新しい恋愛を始めるより難しいのかな、と思います。お互いの良いところも、悪いところも知ったふたりが、それぞれどう感じ、今後どうすることを選択するのか。それを操作することはできないからです。
ただ、過去に一度「お互いのことが好きだった」という経験は、ふたりの絆の深さを物語っています。全く見知らぬ人ではないからこそ、“彼との距離感”に慎重になれば、復縁の可能性はゼロではないはずです。
元彼の気持ちを具体的にイメージして、彼が嫌がることはせず、かつ冷却期間中に自分を磨いて今まで以上に魅力的な女性になることができれば、「あのとき、一旦別れてよかったね」と思えるのではないでしょうか。
まとめ
- 焦ってアプローチせず、冷静で常識的な対応を心がける
- 元彼へ連絡するタイミングは彼の都合ではなく自分側にある
- 連絡する前に考えて欲しい「男の考え方」
- 執着を捨てると復縁の可能性が高まる
- 復縁のコツは成功体験談の中にある