婚活はしているものの、イマイチ手応えを感じることができない。婚活で出会った人と結婚した、という話を聞くたび「うそうそ!婚活はそんな簡単じゃない!」と思ってしまう。
そんなあなたは、すでになかなかの重症かもしれません。
アラサー女子が慌てて婚活し、思ったような出会いを見つけられないと、お先真っ暗な気分になりますが、正直「もっと自分に自信を持って!」なんてアドバイス、もう聞き飽きましたよね。
今回は、そんな表面上のアドバイスではなく、もっと根本的に解決しないとそもそも結婚なんて無理なんじゃない?というところから、婚活がうまくいかない女性の特徴と解決策についてまとめてみました。
すべての女性に結婚できる可能性があります。明日にでも出会って、来月結婚しているかもしれません。
「結婚なんて無理」なのではなく、壁にぶちあたっているのなら、同じ方向にただ努力しても無駄なのです。
この記事の目次
特徴1:自分を愛せない人は人からも愛されない
先日、私も試しに婚活サイトなるものに登録してみようと思って、いざプロフィールを入力してみたのですが「好きな食べ物」の欄で立ち止まりました。
はて、私はどんな食べ物が好きだったろうか。
実は、あまり好き嫌いなくなんでも満遍なく食べるよう親からしつけられて育ったのですが、「嫌いなもの」を聞き入れてもらえなかったため、そのうち何を食べても「好き」とも「嫌い」とも思えなくなりました。
親の望む「好き嫌いなくなんでも食べるいい子」になろうと努力したがゆえに、自分の「好き嫌い」を判別することができなくなってしまっていた、ということに、つい最近になって気がついたのです。
就職活動でも“自尊心”が試された
実はこれと同じ経験を過去にしたことがありました。就職活動です。
「あなたはどんな人ですか?」みたいな質問をされるたび、「私ってどんな人間なんだ?」と、深い沼にズブズブと足を取られるような気分がしたものです。
実は、自分では自覚がなくても、私のように「私は私でいいんだ!」と思えない女性は多く、このような“自分探し迷子”の女性は、就職活動でも婚活でも躓きます。
自分に自信が持てないのは、すでに自尊心がボロボロだからです。他人から「自信を持って!」とか言われても、無理です。
もし、幼少時代の記憶に、自分を愛せない原因があるかも、と感じたら『毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル』(スーザン フォワード著)などのような本を参考にしてみてください。きっと役に立ちます。
特徴2:依存心や執着心が強いのはマイナスポイント
夫婦とはなんでしょうか。家族とはなんでしょうか。
一緒に暮らして支え合う関係?それはそうなのですが、お互いに深く依存しあっていたり(共依存)、お互いの行動を監視していたり、という関係は健全とは言えません。
たまに「幸せに結婚しました」とは言っても、妻の執着から逃れるために浮気を繰り返す夫であったり、依存がエスカレートして「妻なしでは生きていけない夫」になったりします。
無自覚でも依存心や執着心は男性に見えています
最近では「私は専業主婦になって家庭に入りたいです」とか「働きたくないです」みたいな雰囲気を出す女性を、男性はマイナスポイントとして見る傾向があります。金銭的に依存されるかも!と思ってしまうからです。
また言葉には出さなくても「この女性は残業で遅くなっても浮気を疑いそうだな」とか「すぐに感情的になってものを投げそうだな」などの“雰囲気”を感じ取って去っていく男性も多いです。
その雰囲気は、まんざら“気のせい”でもないようです。もちろん「勝手にイメージして決めつけて去るなんてひどい!」って感じですが、依存心や執着心を少しでも持っていると、本人も気がつかないうちににじみ出てしまう、ということは覚えておきましょう。
特徴3:精神的な独立、親との決別ができていない
実家暮らしの人、または一人暮らしでも親と仲の良い人。お金の面ではやっと自立して、欲しい物は自分で買える年齢になったかもしれませんが、まだ精神的に独立できていない人も多いです。
もちろん、結婚したからと言って「今後一生親と会えない」なんてことはないのですが、結婚した後は“自分が親になる番”です(たとえ子供がいなくても)。
いつまでも子供の気分では、男性から「ガキっぽい、信用できない」と思われても仕方がないのです。
親の力を借りなくても生きていく
独立するというのは、今までみんなで旅をしていたけれど、今度は一人で旅をする、というのに似ています。ひとり旅では、転んで怪我をすることもあるでしょうし、お金を落として泣くこともあるでしょう。
しかし、親から教えられた知識や過去の経験を使って、なんとか生き抜いて目的地までたどり着かなくてはいけません。それができてやっと一人前です。
婚活をしていてうまくいかない女性は、半人前の人が多いです。まだ頭のどこかに「親がまだ生きてるからいいや」とか「困ったら親に頼る」「誰かが何とかしてくれる」という考えがあります。
「たったひとりでも生きていける」と準備のできた人から結婚できるようです。
特徴4:“女磨き”の意味が理解できていない
女磨きの意味を履き違えている女性も多く見られます。
「男性の視線を集めたいだけ」であったり、「外見でなく中身で選んで欲しい」だったり、方向はバラバラですが、どうも“男性が望んでいる女性像”を理解できていないようです。
男性は「自分に興味を持ってくれる女性」が好き
- 料理教室に通う
- エステに行く
- ネイルサロンで爪を整える
これらは、女性を内面・外面から美しくさせるものです。それに間違いはありません。
ところが、男性はプロ級の料理の腕前を自分の妻には求めていませんし、エステなんて高いところに行く意味がわかりませんし、ネイルってなんか意味あんの?と思っています。
婚活という場においての“掴み”(第一印象)としてはいいかもしれませんが、そのあとに続きません。
つまり「男性たちから注目されたはいいけど、そのあとどうするの?」って感じです。連絡先を交換したはいいけど、会話が続かなければ意味がないのです。
じゃあどうすればいいのか。
外見がいいのに越したことはありませんが、それより男性は「あなたに興味があります!あなたのことをもっと知りたいです!」と言われたい生き物です。外見は清潔感があって、にこにこして愛想の良い女性であれば、それでいいのです。
もちろん、タイプじゃない場合はNOでしょうが、嫌な印象さえ受けなければ、どっちつかずの優柔不断で受身な男性は8割、YESと言うでしょう。
女磨きに力を入れるよりも、男性へのアプローチ力を磨きましょう。
特徴5:独身の自由への未練
「結婚したい」とは言うものの、アイドルのコンサートや、友達との楽しい時間を捨てることはできない!と考えている女性は多いはずです。
しかし、それらは結婚が決まったとき、今までどおりに楽しむことは可能でしょうか?
結婚するということは「トランク一つ」になること
結婚して、お互いに仕事を続けていたとしても、夫が転勤になる可能性があります。この場合、ほとんどは妻が仕事をやめて夫の転勤についていくことになります。
これを見て「いやいや、無理でしょ。今の仕事辞めたくないし」と思う女性もいると思います。
また、結婚したら新居に引っ越すかもしれませんが、ふたりで暮らす部屋が狭くて自分の荷物がすべて入らないときは、何かを泣く泣く捨てることになるかもしれません。
苦労して集めた限定のグッズなども捨てることになるでしょう。
結婚するとは「トランク一つで旅に出る覚悟を持つ」ことかもしれません。とくに女性の場合は、“妻は夫についていくべきだ”という古い考えがまだ世の中に残っているので、独身時代の自由は封印しなければならないのです。
独身時代の友人とも疎遠になったり、子供ができたら子供の関係の父母と仲良くやらなければならないこともあったりで、何かと変化が多いのが現実です。
お金も時間も自由ではなくなります。柔軟性がある、と言われる女性ですが、今の独身生活に満足しているのならば難しいでしょう。
特徴6:婚活方法が間違っている可能性
「婚活してるよ」とは言うものの、具体的にどんな活動をしているのでしょうか。
こっそり婚活サイトに登録しているのでしょうか。それととも婚活パーティーに参加しているのでしょうか。
待っているだけ問題
よく聞くのが「私は見た目も悪くないから、待っていれば男性の方から声をかけてくるし、あとは自分がOKを出せばいいだけ」と思って、待っている女性です。
確かに声をかけてくれる男性も多いですが、なぜか交際には至りません。
婚活サイトにも「登録しているだけ」で、婚活パーティーも「参加しているだけ」では、積極的な女性がどんどん結婚を決めていく中、取り残されてしまいます。
この人がいい!とか、こういう人と結婚したい!と、決めるのは自分です。ガツガツした女性は嫌われますが、結婚に対して積極性が見えない女性も売れ残ります。
また、婚活アプリでも、ペアーズやマッチドットコムを使って、まめに男性とメッセージのやりとりをしましょう。「この人いいな」と思ったらすぐ行動、です。
特徴7:金銭的な余裕がない女性は結婚も難しい
非正規雇用で安定しない生活。このまま独身かと思うとお先真っ暗。生活するだけでも精一杯で、欲しいものもろくに買えない。もし結婚できたら、せめて普通の生活させてもらえるのかな。
そう思っている貧困女子も結婚に憧れているかもしれません。ところが、残酷ことに、結婚したい男性の多くも非正規雇用である可能性があり、男性は“安定した収入の女性”を求めていることがあります。
貧困女子の落ちた悪循環
今現在は貧乏ではなくても、貯金がなければ将来不安ですよね。また、いつ仕事がなくなるともしれない状況では心も不安定です。
そのため、「結婚できれば安定する」と思うでしょうが、安定した職に就いている男性は限られています。
早く結婚したい!と焦れば焦るほどうまくいきません。つまり、今の生活が金銭的に不安定であればあるほど、いくら婚活をやってもうまくいかないのです。
お金持ちと結婚すればいいのでは?と思っても、男性だって選ぶ権利があるので、自分と同じレベルの高スペックな女性を選びたいでしょう。
男性は、女性の性格や考え方より履歴書や、「しっかり働くことが出来るか」「健康か」を重視します。
結婚に逃げ込もうとしているんでしょ?というわけではありませんが、少なくとも今の生活を安定させてから婚活した方が、良い出会いに恵まれるでしょう。
特徴8:健康である、というアピールが足りない
どういう女性がモテるか、と考えたときに、細くてスタイルがいいアイドルや女優さんのような女性を思い浮かべることがあります。容姿が良ければ、確かにモテます。
ただ、結婚したい男性は、「容姿より健康」と思っています。それなのに、男性の前で
- あまり普段からたくさん食べない
- すぐ風邪をひく
- 貧血気味
などの“弱い女性なんですアピール”をする女性がいます。
結婚するなら美人でタフで健康な肝っ玉母ちゃん
極端な話ですが、同じ見た目の女性がふたりいて、“健康な女性”と“不健康な女性”がいたら、当然、健康な女性を選びますよね。誰だってそうです。だって結婚するんだから、そう簡単に病気になったりしてもらっては困ります。
見た目がいい女性はモテますし、人形みたいに完璧な外見だったら、男なら一度は付き合ってみたいとは思いますが、結婚となると話は別です。
欲を言うなら、見た目もよくて健康でタフな女性がいいです。
普段から健康であるのなら、それはアピールポイントですし、不健康な細い美人より、健康的なぽっちゃりの方が、婚活の場においては好感度が高いです。
アピールするなら「健康アピール」です。
おわりに
婚活をしていて「何か見えない壁が目の前にあるような気がする」と思ったら、それは「気がする」のではなく「ある」のです。その問題から目をそらしていては前に進めません。
まずは手頃な婚活アプリなどで、いい感じの人を見つけたらまめに連絡をとってみましょう。そして、怖がらずに会ってみましょう。改善できる問題は、ひとつずつ解決していきましょう。
まとめ
- 自分を愛せない人は人からも愛されない
- 依存心や執着心が強いのはマイナスポイント
- 精神的な独立、親との決別ができていない
- “女磨き”の意味が理解できていない
- 独身の自由への未練
- 婚活方法が間違っている可能性
- 金銭的な余裕がない女性は結婚も難しい
- 健康である、というアピールが足りない