一流ブランドのスキンケアアイテムを使ったら頬に赤みが出たり、ヒリヒリしたりしてしまった。またはタオルや髪の毛が肌に触れただけで痛くなった……などと、何かと敏感に傾きがちな私たちの肌。
いつもはなんてことない刺激も、季節の変わり目に、ふと敏感に感じたりすることも多いのではないでしょうか。その背景にはスキンケアの問題だけではなく、日ごろの生活リズムやストレス、女性ホルモンなど、さまざまな原因がこっそり隠れていたりします。
「じゃあ何をすれば敏感でなくなるの?」と気になるあなたのために、今回は敏感肌のスキンケアについてあますことなくご紹介します!
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この記事の目次
敏感肌はデリケートな肌
敏感肌とは、一般的な普通肌の人よりも刺激に対して反応しやすい肌のことを指します。ここでは、主な具体的な反応についてご紹介していきましょう。
乾燥する、かゆくなる
何かの原因によって肌のバリア機能が失われてしまい、水分が奪われてカサカサと乾燥している状態。ブランドによっては「乾燥性敏感肌」と名付けているケースもあります。
この肌は何を塗布してもあっという間に乾いてしまい、肌のツヤが感じられません。肌表面が粉を吹いた状態になり、ファンデーションのノリが悪くなってしまいます。
肌が乾燥するとかゆくなったりシワができやすくなるほか、悪化すると湿疹や炎症が起きやすくなり、日常生活をおくることが困難になることもあります。
ヒリヒリする
乾燥するのと同様に、肌のバリア機能が失われるため、外部からの刺激に弱い状態になってしまいます。すると普通肌では使える一般的なスキンケアアイテムでも、刺激を感じて使えなくなることがあります。
状態がひどくなると髪の毛や水が肌に少し触れただけでもヒリヒリして、洗顔や洗髪といったふだんのお手入れさえも難しくなる可能性もあります。
このように、肌を守る(バリアする)ことは思っている以上に大切な働きなのです。
敏感肌の原因は、バリア機能の低下や不摂生、ホルモンバランスの乱れにあり
バリア機能が低下すると、外部刺激から肌を守れなくなる
肌は元来持つバリア機能によって守られていて、水分の蒸発や外的刺激の侵入を防いでいます。しかし何らかの原因によって肌のバリア機能が低下すると、乾燥しやすくなったり、外部からの刺激に反応しやすくなったりします。
肌のバリア機能を低下させる主な原因は以下のものが挙げられます。
花粉などのアレルギー
春先や秋は花粉が多くなる時期ですし、アレルギーは花粉のほかにも食品やハウスダスト、薬など様々なものが存在しています。
これらのアレルギー物質に体が反応しやすくなっている時は、全身が外的刺激に敏感になっているということ。
引っ越してから急にスキンケアが合わなくなったり、特定の時期だけ敏感肌になったりするなどの自覚症状がある場合は、アレルギーが原因の可能性もあることを知っておきましょう。
栄養の偏りや睡眠不足
肌のバリア機能の一つに、肌細胞の一つひとつを繋ぎとめておく細胞間脂質・セラミドがあります。セラミドは食べものでも作られていますが、栄養が偏り、セラミドが体内で十分に作られていないと、肌を保護する力が低下してしまいます。
また肌に栄養が行き渡っていないとターンオーバーも乱れがちに。睡眠不足も肌の生まれ変わりを妨げてしまうため、栄養バランスのとれた食事と、規則正しい生活習慣を身に付けることが大切です。
ホルモンバランスの乱れやストレス
肌荒れしていると「忙しいの?」「疲れている?」といったように心配されたことはありませんか?ストレスと肌荒れの関連性は科学的に証明されており、このようなエピソードはあながち眉唾モノではありません。
精神的なダメージを受けると体は生命の危険を察知し、脳に血を集めようとします。生命活動が優先されるため肌の保湿や補修は後回しにされてしまい、また栄養を運ぶ血の流れも悪くなるため、肌が敏感に傾いてしまいます。
気持ちが沈んだりイライラしている時はできるだけ自分を労わってあげられるように、気持ちが落ち着く方法を探してみましょう。
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シンプルなスキンケアを心がけよう
敏感肌だからといって、スキンケアをやめてしまうのは考えもの。どんどん悪化してしまう場合もあるので、肌に優しいシンプルなスキンケアを心がけましょう。
セラミドを補おう
肌のバリア機能が低下している原因に「セラミド不足」が挙げられることは先述の通り。つまり、セラミドを補うことがバリア機能の復活に繋がるので、セラミド入りのスキンケアアイテムを使いましょう。
オーガニックブランドに注意
香料などの添加物が肌に刺激を与えているケースもあります。敏感肌に必要なのは保湿。それ以外の添加物や成分は極力控えてあげましょう。美白系アイテムも美白成分が強力だったり、乾燥しやすくなるため避けたほうが無難です。
オーガニックのスキンケアブランドもおすすめしません。一見安心・安全なイメージがありますが、植物の力は予想以上に強力で、敏感肌には成分が強すぎる可能性があります。
加えて日本ではオーガニックの規定が存在しないため、敏感肌にも使える成分かどうかが判断しづらいのが現状です。
敏感肌のスキンケアにおすすめのブランド3選
それでは、敏感肌でも使えるおすすめのスキンケアブランドを厳選してご紹介しましょう!
ディセンシア アヤナス トライアルセット
価格:1480円(税込)
商品説明
- 乾燥などのストレスにアプローチする3種類の成分「ストレスバリアコンプレックス(R)」で、ストレスに負けない肌づくりをサポート
- 「肌バリア機能の低下」「乾燥から起きる炎症」「外的刺激」にアプローチする3つの成分を配合
- ラベンダーとゼラニウムの香りでリラックス
敏感肌だけではなく、ストレスやエイジングにも立ち向かうスキンケアブランド。乾燥などのストレスにさらされた肌に、血行促進成分・ジンセンXや、バリア機能の正常化を促すバルマリン、エイジングケアに重要なビルベリー葉エキスの3種を配合。
さらに不安定な敏感肌をサポートしながら、ハリや弾力を生み出す成分もプラスし、保湿のみならずエイジングケアも目指せるよくばりケアが可能に。
B.K.AGE(ビーケーエイジ)
価格:トライアルセット953円+税
商品説明
- 大人の敏感乾燥肌特有の乾燥・ハリ対策として開発された処方
- 防腐剤無添加、ノンアルコール、刺激度確認テスト済など、大人の敏感肌に嬉しい8つのこだわり
- ワンツーフィニッシュの簡単なお手入れでうるおいが手に入る
敏感肌を40年以上研究し続けている製薬会社・持田製薬グループが開発した、低刺激のスキンケアブランド。
同社が注目したのは、大人の女性がおちいりがちな女性ホルモンバランスの減少や、肌バリア機能の低下などが原因となる「敏乾燥年齢肌」。
敏感に傾く年齢肌の原因は一つではないから、肌荒れ防止のトラネキサム酸や、うるおいをしっかり届ける3種類のセラミドとコラーゲン、ヒラルロン酸を配合し、さまざまな角度から敏感肌にアプローチ。
また刺激感の有無を確認する「スティンギングテスト」のテストを行い、アルコールや香料、色素、防腐剤を無添加にするなど肌への優しさもしっかり。
濃密なハリと弾力のあるうるうる肌が目指せます。
ディセンシア つつむ トライアルセット
価格:1470円(税込)
商品説明
- 外部刺激から肌を守り、うるおいをすみずみにまで届けるディセンシア独自の特許技術「ヴァイタサイクルヴェール(R)」
- 人体と同じ構造を持つナノサイズの「ヒト型セラミド」・セラミドナノスフィアを配合
- 鉱物・ベントナイトが、失われた肌のバリア機能の代わりにヴェールとなって肌を守る
外部刺激から肌を守り、うるおいをすみずみにまで届けるディセンシア独自の特許技術「ヴァイタサイクルヴェール(R)」により、肌を守りながら保湿成分でうるおいを与える、敏感肌に理想のスキンケアを実現します。
乾燥から肌を守るセラミドのほか、肌に存在するアミノ酸の中でも特に重要な5種類を厳選し、複合化した「アミノコンプレックス」も配合。外部刺激と乾燥から二重、三重にも肌を守ります。
他におすすめのスキンケアは「おすすめスキンケアブランドTOP15☆大人のゆらぎ肌を美肌に導こう!」で紹介しています。ご覧ください♪
敏感肌を美肌にするには「保湿」が第一
一般的に「肌は乾燥させない」と言われていますが、それは敏感肌でも同じこと。むしろ、敏感肌はもっと乾燥に注意しなければいけません。
これまでご紹介してきたように、敏感肌は外部刺激から肌を守るバリア機能が低下している状態。肌が刺激を受けると乾燥し、場合によってはヒリヒリして炎症を起こしてしまうので、乾燥を根本から見直す必要があります。そのためには
- 規則正しい生活を送れているか
- アレルギーが肌につかないように工夫しているか
- リラックスできる時間を意識して確保しているか
- セラミド入りのスキンケアを使っているか
……など、ご自身のライフスタイルを再確認することも大切です。
そして敏感肌に最適なスキンケアを併用することも大切。1秒でも早くローションやクリームを肌につけたり、クリームやミルクタイプのクレンジングを使うことで、皮脂を摂りすぎないように注意することも必要です。
1日でも早く敏感肌をケアできるように頑張りましょう。
まとめ
- 敏感肌は肌バリア機能が低下している状態
- 肌バリア機能が低下する原因はさまざま。ライフスタイルを見直そう
- 敏感肌向けのスキンケアで、保湿をしっかり行う