私たちの身体の主な構成要因はタンパク質でそのうちの30~40%を占めています。今でこそコラーゲンは美肌にとって重要な栄養素と認識されていますが、実は、肌の弾力性や柔軟性はコラーゲンの作用によるものです。
そのコラーゲンも加齢につれて減少していくことが分かっています。そうなると、紫外線に対しても抵抗力がなくなるので、シミやそばかすが出来ることになります。
したがって、コラーゲンを補う必要があるのですが、食べ物の摂取だけでは難しく、そこで登場するのが、これから紹介するコラーゲンドリンクです。
この記事の目次
美肌に効果があるコラーゲンドリンク
コラーゲンは体内のタンパク質の30%を占めており、細胞と細胞を繋ぐ大切な役割を担っています。
しかしながら、このコラーゲンは加齢とともに減少して行きます。すでに、20代から減り始め30代の中頃からは、それこそ一気に減ることが明らかになっています。
そして、コラーゲンは臓器の形成や肌のハリと弾力性を保ち、さらに骨のクッションなどに関与しています。コラーゲンが不足状態になると、シミ、たるみも出てきますので、コラーゲンドリンクを常飲することで肌にハリ、ツヤの復活が期待できます。
コラーゲンで保湿力をアップ
コラーゲンには水分を保つ働きがありますので、コラーゲン量が増えることは保湿力もアップし肌に潤いをもたらします。
実際にコラーゲンドリンクを数日間連続して飲用した場合、潤いが実感できると言われています。ということで、水分を保つ力の低下を感じた際にはコラーゲンドリンクがおすすめです。
肌が乾燥することは肌トラブルの原因になりますので、乾燥対策は必須の条件で保湿力には常に気遣いが大切になります。
コラーゲンの美肌効果
コラーゲンの美容効果は保湿力がベースになっていることから、
- 保湿力のアップ
- シワ、たるみのような肌トラブルの解消
- 肌の肌理管理
- 乾燥肌の改善
などが挙げられます。
コラーゲンペプチドの生成
コラーゲンとは身体の中にあって生の状態のことをそう呼んでいます。ゼラチンはコラーゲンを水に溶ける状態にしたもので、コラーゲンペプチドはゼラチンを酵素で細分化したもののことです。
コラーゲンペプチドは変性コラーゲンの範疇に入るもので、低分子コラーゲンと呼ばれることもあります。通常のコラーゲンは分子が大きいので体への吸収が難しいのですが、コラーゲンペプチドの場合は小さい分子なので水にも溶けやすく、体に吸収しやすい特徴があることからサプリメントに使われています。
実際にコラーゲンペプチドを摂取した場合、傷の修復や肌トラブルの改善、関節の機能改善に結果が出ており、コラーゲンペプチドの効果のメカニズム解明に一歩前進が見られています。
摂取したコラーゲンペプチドの一部はアミノ酸になりコラーゲンの素材となる一方で、吸収された一部のペプチドは線維芽細胞のような細胞に働きかける作用があることが、コラーゲンペプチドの肌への働きに関係していることが分かってきました。
コラーゲンが豊富な食べ物は
コラーゲンは全身の皮膚、筋肉、関節、骨、内臓、血管に幅広く行き渡っていて、非常に大切なタンパク質で、1日に必要とする量は5~10g程度とされています。毎日の食事(肉、魚)を通して摂取してもそれだけでは必要量の確保はできません。
実際に、女性の1日の平均摂取量は1.9gとかなり少ない量になっているようです。しかしながら、食事から摂ろうとしても食材に含まれる量が少ないのでそれ相応の量の肉や魚を摂ることになり、肥満やなど別の問題が出てくることになります。
では、どのような食材にコラーゲンは多く含まれているのでしょうか。
- 1位 :フカヒレ10,000mg/100g
- 2位 :うなぎかば焼き5,500mg/100g
- 3位 :牛すじ5,000mg/100g
- 4位 :鳥の軟骨4,000mg/100g
- 5位 :豚の白モツ3,000mg/100g
- 6位 :鮭2,400mg/100g
- 7位 :鳥の手羽元2,000mg/100g
- 8位 :しらす干し1,900mg/100g
- 9位 :さんま1,800mg/100g
- 10位:鳥の手羽先1,500mg/100g
こうして見ると、やはり肉、魚に多く含まれることが分かります。
コラーゲンドリンクの選び方
最近では美容ドリンクが全盛時代を迎えています。なかでもコラーゲンドリンクは多くのメーカーから発売されており、実際にコラーゲンペプチド成分は肌に良いとされていることから、人気商品の1つになっています。
それだけに、おすすめ商品が多いことからどれを選んだらいいのか、消費者も頭を悩ます現状があります。そこで、どのような視点で選んでいけばいいのかをまとめました。
選び方1:コラーゲンの種類
コラーゲンには動物性(豚、牛、鶏)と海洋性(魚の骨、うろこ)の2種類があります。最近の傾向として、動物性コラーゲンでは豚からの抽出物が多く使われています。代表的な製品では、豚コラーゲンペプチドを用いた「森永製菓のおいしいコラーゲン」が挙げられます。
一方の海洋性コラーゲンの代表的な製品は「アスタリフト ドリンク ピュアコラーゲン1000」が挙げられます。
同じコラーゲンでも質的に高い海洋性コラーゲンの方が、身体に吸収されやすいとされていますが、コラーゲンペプチド化された動物性コラーゲンが配合されたコラーゲンドリンクでも十分に効果が期待できます。
選び方2:身体への吸収率がいいもの
コラーゲンペプチド、低分子コラーゲンが明示された製品は、コラーゲンを容易に採り入れることが出来ます。コラーゲンドリンクを選ぶ場合、このポイントを見極める必要があります。というのも、こうすることで身体に吸収されやすくなるからです。
コラーゲンが多いからといって、多くが吸収されるわけではなく、吸収しやすいようにコラーゲンを低分子化することが大切になります。したがって、コラーゲンペプチド、低分子コラーゲンの表示を確認できる製品を選ぶようにします。
選び方3:コラーゲンの配合量
成人女性が1日に失うコラーゲン量は2gと言われています。そして、加齢によって失うコラーゲン量も増加して行きます。
反対に摂取するコラーゲン量は1日の5~10gとされていますが、この量を1日の食事から摂るのは結構難しくなっています。したがって、コラーゲンドリンクから摂取する場合には、5,000~10,000mgの配合量があるものを選ぶようにします。
配合量で選ぶ際には、必ず吸収率も併せて考えるようにします。いくらコラーゲンが豊富に入っていても、吸収率が悪ければ意味がありませんのでチェックを怠らないようにします。
選び方4:価格で選ぶ
美肌作りは一朝一夕でなるわけではありません。やはり継続することがポイントになります。したがって、コラーゲンドリンクも継続飲用が出来なければ意味がありません。となると、どうしたって価格が問題になることは明らかです。
実際に、コラーゲンドリンクの価格幅も大きく、100円台から1,000円を超えるものまで多くの人気商品が用意されています。
先にも触れたようにコラーゲンドリンクは継続飲用が大切になりますので、定期購入を意図して自分にあった製品を選ぶようにします。実際に、各メーカーともお得な定期購入価格を用意していますので、しっかりチェックすることが大事になります。
コラーゲンドリンクの効果的な飲み方
コラーゲンドリンクの効果的な飲み方には2つの見方があります。1つは他の栄養素と一緒に飲むことによる効果が挙げられます。そして、もう1つが飲むタイミングによる効果です。
有効美容成分と一緒に摂る
コラーゲンドリンクと併せ飲む成分としてはビタミンCが欠かせません。というのも、コラーゲンの合成に必要なのがビタミンCだからです。もちろん、コラーゲンペプチドをベースにしている場合では低分子ということで、体に吸収されやすいので必要ありません。
ビタミンCは体内で産生することはできないので、食品から摂取する必要があります。野菜、果物の多く含まれているのですが、充足するのは結構難しいことからサプリメントなどで摂ることをおすすめいたします。
さらに言えば、ヒアルロン酸、エラスチンは保水力があるので、コラーゲンと併摂することで、肌の内側から潤い、ハリをもたらし、みずみずしい肌を作りあげることになります。
コラーゲンドリンクの飲むタイミング
コラーゲンドリンクをどのタイミングで飲むのが、効果があるのでしょうか。1日1本でしたら当然そう考えるのが普通です。
結論からいうと、1日の生活の中で就寝前のタイミングがいいようです。もちろんこれには理由があります。
肌のリカバーと成長ホルモンには関係があり、その関係の中にコラーゲンドリンクの摂取をすることで、肌のダメージの修復を成長ホルモンと同時に行うことになります。
成長ホルモンは22時から深夜2時までの4時間が分泌のピークということで、この時間帯に合わせてコラーゲンドリンクを摂ることがストレートに肌のリカバーに繋がります。
実際に、成長ホルモンの分泌は紫外線による肌の損傷や、メイクによる肌の劣化改善に効果があることが証明されています。そしてその後、睡眠をしっかりとることでコラーゲンが吸収されます。
コラーゲンドリンクを選ぶのだったらこの5つ
数多くあるコラーゲンドリンクからどれを選べばいいのかを考えた場合、かなり苦労するに違いありません。自分にあったものを探さなければいけないのですが、これまで書いてきた内容を十分咀嚼して自分なりに選んでみてはどうでしょうか。
ここでは、今注目されているコラーゲンドリンクのおすすめ商品を紹介いたします。
アスタリフト ドリンク ピュア10000(冨士フィルム)
ブランド名についている10000がコラーゲンの配合量10,000mgを現しています。分子量700まで低分子化したマリンコラーゲンは吸収度が良く、消化器系での分解が速やかに行われ吸収の効率性が高められています。原料のコラーゲンは一番抽出だけで不純物も80%をカット。純度が高いコラーゲンということで苦味、臭みも抑えられ、飲みやすいピーチヨーグルト味のドリンクです。美容のオルチニン、潤いのセラミドも配合されているのに1本180円はおトク!年齢に負けない肌には必須のコラーゲンドリンクです。
森永おいしいコラーゲンドリンク
コラーゲン配合量10,000mg、セラミド(細胞間脂質―肌に潤いを与える)を配合しています。
ピーチ味でコラーゲンドリンクの匂いや味の弱点を克服しての見やすくしてあります。125mlの紙パックですのでジュースを飲むように簡単さが人気になっています。
ザ・コラーゲン(資生堂)
コラーゲン配合量は1,000mg。低分子フィッシュコラーゲンにヒアルロン酸、オルニチン、セラミド、GABA、ローヤルゼリー、ビタミンB2、B6、ビタミンC、ビタミンEなどの美容サポート成分を配合しています。
また、脂質はゼロ、保存料無添加、ノンカフェイン、ミックスフルーツ味、カロリーオフが特徴になっています。
天使のララ(エミネット)
医師との不倫で最近何かとお騒がせな女優さんでお馴染み、高純度コラーゲン「天使のララ」です。コラーゲン配合量は1,080mg。他銘柄とは違って瓶やパックのように容器には入っていません。個包装の液体タイプのコラーゲンで、コーヒー、ヨーグルト、スイーツ、ジュースなど飲み物と一緒に摂ることが出来ます。水に溶けやすく、純度が高い液体状のフィッシュコラーゲンで、香料、着色料、保存料の使用はありません。
サントリー「Liftage(リフタージュ)PG-EX」
コラーゲン配合量は5,000mg。それ以外にはヒアルロン酸よりも保水力がある、プロテオグリカンが配合されています。プロテオグリカンはコラーゲンに関与する美容成分で、特に高い関心が持たれています。
その他にも6つの美容成分(セラミド、ビタミンC、ヒハツ、亜麻リグナン、桜の花エキス、ハスカップエキス)が配合されています。
コラーゲンは1日に5~10gが必要とされていますが、なかなか摂取することが出来ません。そこでコラーゲンドリンクから必要量を摂取するわけですが、そうすることで肌の弾力、柔軟性が美肌作りに関係すること身体の内側からのアプローチがポイントになります。
コラーゲンドリンクでコラーゲンの美容効果を実現
コラーゲンの美容効果は、保湿力のアップ、シワ、たるみのような肌トラブルの解消、肌の肌理管理、乾燥肌の改善などですが、コラーゲンドリンクはコラーゲンを低分子化して吸収性を良くしていますので、その美容効果を実現するのに適しています。
実際にコラーゲンを食事から摂るとなると結構難しいものです。そこで、必要とされるコラーゲン量1日5~10gの一部をコラーゲンドリンクで摂ることが出来れば、肌の内側から美肌作りに挑戦できることになります。
まとめ
- 美肌に効果があるコラーゲンドリンク
- コラーゲンが豊富な食べ物は
- コラーゲンドリンクの選び方
- コラーゲンドリンクの効果的な飲み方
- コラーゲンドリンクを選ぶのだったらこの5つ
- コラーゲンドリンクでコラーゲンの美容効果を実現