きちんとベースメイクしているつもりでも、午後にはメイクが崩れてしまう…なんて経験ありませんか?
さらに汗をかいたりすると、ますますメイクは崩れてきますよね。崩れないベースメイクのためのには、メイクの順番が大切です。
正しいベースメイクの方法を知れば、もうメイク崩れに悩むことはないはず!
それでは、ベースメイクアイテムの役割からおさらいしていきましょう。
この記事の目次
ベースメイクアイテムの役目とは?
ベースアイテムにもたくさん種類がありますよね?そのひとつひとつ役目があるのです!
下地
ベースメイクの最初に使うのが化粧下地です。
化粧下地には、肌表面の毛穴や凹凸を整え、その後のアイテムのノリを良くする役割があります。また、コントロールカラー下地は、赤みやくすみなどの顔の色を調節し、仕上がりを良くする効果があります。
赤みが気になる場合はグリーン系の下地、顔色の悪さをカバーするならピンク系の下地、くすみをカバーしたいならイエロー系、色白に見せたいならブルー系の下地がおすすめです。
BBクリーム
BBクリームは、化粧下地や日焼け止め、ファンデーション、保湿クリームなどの役目がひとつになったアイテムです。
ナチュラルメイクが好きな方や、メイクを軽めにしたい日には、BBクリームだけでもOKです。
ですが、BBクリームを他のベースメイクアイテムと併用することで、潤い感や化粧モチ、UVカット効果がアップするというメリットがあります。
日焼け止め
日焼け止めは、紫外線からお肌を守るためのアイテムです。紫外線はお肌の老化の原因であり、シワやシミを作るので出来るだけ避けたいところです。最近ではほとんどのベースメイク化粧品にUVカット効果が備わっていますが、特に夏ではUVケアを万全にするためには日焼け止めも重ね塗りすると良いでしょう。
ファンデーション
ファンデーションは、毛穴や色ムラなどのお肌の悩みをカバーして、美肌に見せてくれるアイテムです。
パウダータイプやリキッドタイプ、クリームタイプなど様々なファンデーションがあり、肌質や好みの仕上がりによって選んでください。
コンシーラー
コンシーラーは部分用ファンデーションのことで、目立つシミや目の下のクマを隠すのに役立ちます。
カバー力はファンデーションより高く、スポット使いに適しています。
フェイスパウダー
フェイスパウダーやルースパウダーは、ベースメイクの最後に使うアイテムです。
皮脂や水分を吸収するので、汗による崩れやテカリを予防する効果があります。
朝化粧してから時間が経って崩れた時も、このフェイスパウダーをささっと塗れば簡単に化粧直しが完了します。
ベースメイクアイテムの順番はどうするの?
ファンデーションがリキッド系かパウダー系なのかによってアイテムを使う順番が変わっていくので自分が使っているものにあった順番をマスターしましょう!
ファンデーションがリキッド系の場合
リキッドファンデーションやクリームファンデーションを利用する場合
①下地→ ②(BBクリーム・日焼け止め)→ ③リキッドファンデーション→ ④コンシーラー→ ⑤フェイスパウダー
という順番になります。
化粧下地やBBクリーム、日焼け止めなどのアイテムがしっかりと肌になじんでから、ファンデーションを付けるようにしましょう。
BBクリームの性能が良い場合、リキッドファンデーションや化粧下地などを省略することもできます。
BBクリームの化粧下地効果が高く、ファンデーションとしてのカバー力もしっかりしているなら、わざわざ重複して使う必要がないからです。
その場合
①(下地)→ ②(日焼け止め)→ ③BBクリーム→ ④(リキッドファンデーション)→ ⑤コンシーラー→ ⑥フェイスパウダー
という順番になります。
ファンデーションがパウダー系の場合
パウダーファンデーションやルースファンデーションの場合
①下地→ ②(BBクリーム・日焼け止め)→ ③コンシーラー→ ④パウダー系ファンデーション
という順番になります。
仕上げのフェイスパウダーは基本的に必要ありません。二重に粉を付けることになってしまい、厚塗り感が出てしまいます。
パウダーファンデーションやルースファンデーションにフェイスパウダーの機能も兼ね備えていますが、どうしても付けたい場合は、非常に薄く付けるように気をつけてください。
こちらも、BBクリームの性能が良い場合は、下地や日焼け止めを省略することができます。
①(下地)→ ②(日焼け止め)→ ③BBクリーム→ ④コンシーラー→ ⑤パウダー系ファンデーション
という順番になり、アイテムが少なくて済むおすすめの方法です。
BBクリームやCCクリームって何?
ここで、先程から登場しているBBクリームについてご紹介します。BBクリームと似たものでCCクリームというものもありますよね。この2つのクリームの特徴や役割とは何なのでしょうか?
BBクリームとは
BBクリームは、「Blemish(傷あと) Balm(バーム、保湿)クリーム」の略で、もともと皮膚の治療後の敏感な肌にも使えるように作られた肌に優しいクリームのことです。
傷あとを隠しつつ、肌への低刺激さも持っています。その優しさに注目され、今では「保湿クリームに日焼け止めや化粧下地、ファンデーション、コンシーラーなどの機能が搭載されたもの」という位置づけになっています。
つまりは、ベースメイクの全ての役割が一つで済むクリームというわけです。
CCクリームの説明
一方CCクリームは、「Color Controlクリーム」や「Complete Correctionクリーム」などいくつか名称があり、ブランドによって呼び方が異なります。
いずれにせよ、BBクリームに色補正効果をプラスしたクリームという位置づけと言っていいでしょう。
BBクリームがリキッドファンデーションの代わりとして使えることがあっても、CCクリームはカバー力が低い傾向にあるのでファンデーションとしては使いづらいです。
メイク方法
BBクリームは、カバー力が高いので、これ1本でベースメイクを終わらせることもできます。
つまり、スキンケアが終わったらBBクリームだけ塗っておしまい!休みの日にちょっとコンビニに行きたい時などにおすすめです。
しかしこれでは、カバー力や仕上がり、化粧もちなどが劣る場合もあるので、他のベースメイクアイテムと組み合わせるのがおすすめです。
CCクリームは、BBクリームと同じように使います。
CCクリームには色補正効果があるので、カラーコントロール系の下地なら必要ありません。また、CCクリームとBBクリームを合わせて使うと、保湿効果がありすぎてテカったり浮いたりするので、どちらか1つだけ使うのがおすすめです。
なりたい肌別!ベースメイクの手順はこれ!
あなたはどんな肌に憧れていますか?
すっぴん風ナチュラル肌
肌悩みは隠しつつナチュラルに見せるためには、
①色補正系の下地もしくはCCクリーム→ ②薄づきのリキッドファンデーション→ ③フェイスパウダー
という手順にしましょう。
ファンデーションは薄く塗り、コンシーラーで悩みカバーをすることでナチュラルな仕上がりになります。
みずみずしいツヤ肌
自然なツヤ肌を演出するためには、
①パール入りの下地もしくはCCクリーム→ ②クリームかリキッドタイプのファンデーション→ ③反射系のフェイスパウダー
がいいでしょう。
皮脂崩れを予防できる下地を使うと、ツヤ肌メイクにしても崩れにくくできます。油分の多いクリームファンデーションを使うのがコツです。
陶器みたいなマット肌
上品なマット肌は、厚塗りにならないように仕上げるのがポイント。
①表面の凹凸をカバーするタイプの下地→ ②コンシーラー→ ③パウダーファンデーションもしくはエマルジョンファンデーション→ ④(薄くフェイスパウダー)
となります。
崩れ知らずになるためのコツとは!
正しい順番に少しコツを加えるだけで一段と崩れにくくなります!
ブラシ使用
しっかり肌になじんでいなかったり、塗りムラがあったりすると化粧崩れの原因になってしまいます。
これを回避するにはブラシを使うのがおすすめです。手で塗るのは論外!リキッドファンデーションであっても、パフでなくてブラシを使用することができます。
メイク前のローションパック
メイク前のスキンケアがイマイチだと、化粧崩れしやすくなってしまいます。
いつもより肌が疲れていると感じたら、ローションパックでお肌を引き締めてからメイクすると良いでしょう。
日頃のスキンケア
「いつもお肌の状態が悪くて化粧もちがイマイチ!」という方は、そもそも毎日のスキンケアが間違っているかもしれません。
基本のスキンケアを見直してみましょう。
おわりに
ベースメイクでは、基本的な順番や使い方を守り、丁寧に顔に塗れば崩れにくくできます。
アイテムごとの特徴や順番を理解して、崩れないベースメイクを実践しましょう!
まとめ
・ファンデーションがリキッド系の場合は、下地→(BBクリーム・日焼け止め→)リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダーという順番
・ファンデーションがパウダー系の場合は、下地→(BBクリーム・日焼け止め→)コンシーラー→パウダー系ファンデーションという順番
・BBクリームやCCクリームは、ベースメイクで役立つ多機能のクリーム
・なりたい肌別にベースメイクを変えると良い
・ブラシを使用するなどして化粧もちをアップできる