赤ちゃんは毎日成長し、やがて歯が生え始めてきます。
しかし、赤ちゃんには「いつから歯磨きや歯磨き粉は必要?」と疑問に思うママたちも多いでしょう。
今回は赤ちゃんの歯磨きの選び方から正しい歯磨きのやり方を徹底解説していきます。初めての子育てで分からないことがたくさんあるママたちのために、ひとつひとつ疑問を解消していきましょう。
この記事の目次
1.赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングとは?
赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングは最初の歯が生えたときです。この時期は、まだ甘いものなどの間食も少なく、だ液により自浄作用で赤ちゃんの口内は清潔に保つことができています。そのため水に濡らした歯ブラシでブラッシングしつつ、歯ブラシを口に入れることに慣れてもらいましょう。
歯磨き粉はいつから使うべき?
では、歯磨き粉を使ったお口のケアはいつから始めれば良いのでしょうか。
それは、赤ちゃんが自分でうがいをできるようになった頃です。歯磨き粉をしっかりと吐き出さなければいけないため、ひとりで上手にガラガラとブクブクができるようになった頃が歯磨き粉デビューのタイミングです。そして1日3回の食事後には歯磨きをする習慣をつけしましょう。この時期になると間食なども行いますので、虫歯になる危険性も高まってきています。歯磨き粉を使ってしっかりと虫歯予防をしましょう。
2.選び方のポイント
子ども用歯磨き粉を選ぶときの注意点を3つご紹介します。購入するときの参考にしてみてください。
発泡剤無配合のもの
大人用の歯磨き粉は、泡が良くたつように発泡剤が配合されているものが多いです。万が一赤ちゃんが歯磨き粉を飲み込んでしまっても大丈夫なように、発泡剤が配合されていないものを選びましょう。ジェル状歯磨き粉には乳幼児専用もあり、発泡剤が配合されていないものが多いです。また、発泡剤だけではなく研磨剤や着色料などを一切使用していないものもありますので、成分表を確認してみてください。
誤飲が心配ならフッ素など無添加のもの
虫歯予防に使用されるフッ素は、歯磨き粉に使う量であれば、人体に有害な影響を与えることはありません。そのため赤ちゃんが誤って歯磨き粉を飲み込んでしまっても、少量であれば問題ありません。心配な方は配合されているフッ素の濃度も確認してみると良いでしょう。月齢の低いうちには500ppmくらいの低濃度のフッ素配合のものやフッ素無添加の歯磨き粉も販売されていますので、そちらを使用してみてください。
習慣づけるには味も大事
水だけの歯磨き自体は大丈夫だけど、歯磨き粉を使った歯磨きが嫌いな赤ちゃんが多く見られます。その原因は、今使っている歯磨き粉の味が嫌なのかもしれません。大人でも、歯磨き粉の好き嫌いがあるように赤ちゃんにも歯磨き粉の味の好みがあります。
今使っている歯磨き粉を嫌がる様子が見られたら、別の歯磨き粉に変えてみると良いでしょう。
3.正しいやり方と注意点
子ども用の歯磨き粉を使って歯を磨いても、正しく磨かなければ効果は半減してしまいます。歯磨きをしてあげる際に気をつけるべきことが3つあります。
歯磨き粉の量はほんのちょっとでOK
歯磨き粉はたくさんつければ良いということではありません。歯磨き粉をたくさんつければ、少し磨いただけでもすぐに泡立ってしまい、しっかり磨けていないのに磨いた気になってしまう傾向があります。
そのため歯磨き粉は米粒程度の量をつければ十分です。
歯ブラシは濡らさない
大人でも歯磨き粉をつける前に、歯ブラシを水で濡らしている人は多いのではないでしょうか。
歯ブラシを水で濡らしてしまうと、歯磨き粉の成分が薄まってしまいます。そのため、歯磨き粉の効果がしっかり歯に届かなくなるのです。したがって、赤ちゃんの歯磨きをするときも歯ブラシは水で濡らさないようにしましょう。
口をゆすぐのは1回だけ
歯磨きが終わった後に口をゆすぎますが、何度もゆすいでいる人はいませんか?
口の中に食べカスが残っていて、それをキレイにするためのゆすぎであれば何回もして良いのですが、歯磨き粉をつけた歯磨きの後は、基本的に口をゆすぐのは1回で十分といえます。これは、口の中の歯磨き粉をすべて洗い流してしまうのを防ぐためです。口の中に歯磨き粉を残すことで、歯磨き粉の効果を長時間持続させることができるのです。
4.うがいいらず!赤ちゃんにおすすめの子供用歯磨き粉
もしも飲み込んでしまっても安心、うがいもいらない子ども用歯磨き粉のおすすめ5選ご紹介します。
ブリアン|ウィステリア製薬 4,200円(税込)
ウィステリア製薬から発売されている「子ども用粉状歯磨き粉ブリアン」。殺菌剤や発泡剤などの化学成分は一切使用していないママたちにとっては安心できるこども用歯磨き粉です。虫歯予防のために研究したこどもハミガキで、乳酸菌も配合されています。500μm以下の非常に細かい粒子(ブリス菌)で歯の間や歯と歯茎の間など、歯ブラシでは届かないところにも隅々までブリス菌が行き届いて歯垢を取り除いてくれます。
チェックアップジェル|ライオン ミント以外の味:580円(税抜)ミント味:630円(税抜)
出典:http://www.lion-dent.com/client/products/basic/checkup_g.htm
フッ素の滞留性を高めたライオン独自の新処方のジェル状歯みがきです。フッ素が口の中の隅々まで広がって子どもの虫歯を予防してくれます。成長に合わせた3種類、バナナやピーチなどお子さんが好きな5つの味から選ぶことができます。
親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき|ピジョン 550円(税抜)
出典:https://products.pigeon.co.jp/item/index-1836.html
ピジョンが販売している「親子で乳歯ケアジェル状歯みがき」は、子どもの歯みがき粉デビューにおすすめの人気商品です。歯質を強化して虫歯の発生や、虫歯の進行を予防してくれる歯みがきジェルで、さらに虫歯の原因となってしまう「酸」を作らないキシリトールを配合しています。
歯みがきジェル|アロベビー 1,450円(税抜)
出典:http://www.alo-organic.com/shopdetail/000000000217/
オーガニックスキンケアブランドであるアロベビーが販売している子ども用歯磨きジェルです。キシリトール・乳酸菌などの天然成分が配合されていて、そのほかの成分も100%食品由来なのでママも安心ですね。味はほんのり甘いオレンジ味です。
アラウベビー はみがきジェル|アラウ 600円(税抜)
出典:https://www.arau.jp/baby/products/hamigaki.html
赤ちゃんの乳歯が生えてきたときから使うことができる無添加歯みがきジェルです。研磨剤や発泡剤などは入っておらず、すべて食品用原料から作られているので、口すすぎができない赤ちゃんでも安心です。味は天然精油100%のみかん味です。
赤ちゃんの歯磨き粉にも気を配って上手にケアしていこう
赤ちゃんはいきなり口に歯ブラシを入れることに抵抗があります。まずは歯ブラシを使うことに慣れてもらいましょう。そして水に濡らした歯ブラシでブラッシングをして、1人でうがいができるようになったら、乳幼児用歯磨き粉を使います。
こちらの記事を参考に、正しい歯みがきを行い、赤ちゃんのお口の健康を保ってあげましょう。また、赤ちゃんのお好みの味の歯磨き粉を、ぜひ見つけてあげてくださいね。
- 赤ちゃんの歯磨きは歯が生えてから
- 歯磨き粉はうがいができるようになってから使う
- 歯磨き粉を選ぶときには、発泡剤やフッ素などが配合されていないものを選ぶのがベスト
- 歯磨き粉は米粒程度の量でOK
- 口をゆすぐのは1回