トラブルやミス、遅刻に寝坊。
避けたくてもやってしまったことは元には戻りません。
引きずっても、いつか片付けなくてはならないのも自分自身。
後悔するよりも過去は潔く受けとめるほうが、無駄なエネルギーがかかりません。
怒られる時は怒られ、少しでも早く現状回復へ努める。
仕方がない、悪くない。
その気持ちはわかりますが、怒られることも仕事のひとつ。上手にその場を切り抜ける怒られ方をご紹介します。
全身全霊で謝る、フリでもいい。
背筋を丸め、口をぎゅっとすぼめ、視線は斜め下45度。
理由も言い訳も横に置いて、とにかくまずは謝ること。
言葉も姿勢も、身体全身で申し訳なさを表現します。
それは相手に「私はこんなに自分で自分を責めています。だからどうかこれ以上責めないで」というアピールにもなりますね。
「そうか、わかっているなら少しは手加減しよう」実は、相手にそう思ってもらうことが狙いなのです。
話はちゃんと聞く、フリかもしれないけど。
伏目がちにしながら、ときどき真っ直ぐ相手を見て「あなたの話を真摯に聞いています」という視線を送りましょう。
途中で「それは違う!」と言いたくなっても、相手の話は最後まで聞くことが大切です。怒っている時に話を遮るられると、感情も遮られて反抗されたように思われます。返事は「はい」「すみません」だけで十分。
「そうじゃないんだけどな。」言いたいことが出てきても、言葉にするのは相手の話が終わってから。その時も「おっしゃる通りなんです。理由は…」とまずは相手の言うことを認めてから切り出しましょう。
ポーズだけでもこのを一言添えるだけで「あなたの考えに反抗するつもりはありません。」という気持ちが伝わります。
これで苛立っている相手の気持ちを逆撫ですることなく、あなたの話に耳を傾けてもらえます。
怒ってくれる=アドバイス。いらなかったとしても。
意味もなく長いお説教でも、相手は「部下のために、今後のために」アドバイスを伝えようとしてくれています。
内容はどうあれ、教えてもらったときは「ありがとうございます」その気持ちを受取ります、という姿勢を示しましょう。
ウソでも素直に感謝を伝えることで、その場が早く収まるかもしれません。
ウザかった!とんでもない、感謝です。
さあ、長いお説教もやっと終了。お疲れさまです!安堵の表情は心にしまって、最後にもう一度、謝っておきましょう。
これで上司も「わかってくれたな」と満足してもらえます。終わりよければ全て良し。あとで蒸し返されることも激減するはずです。
やってしまった後悔よりも、大事なのは怒られ方。
姿勢次第でその後の上司やお客様との人間関係が決まってきます。 嘘でも上手に怒られて、さっさと忘れてしまいましょう。
夜は同僚に思いきり愚痴ってスッキリ!ビールが美味しい季節です(笑)