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女性の結婚適齢期はあくまで理想?!データから見る女性が抱える問題とは〈前編〉

投稿日:2016年12月4日 更新日:


皆さんは一般的に言われる「結婚適齢期」をご存知ですか?

「きっと私今が結婚適齢期なんだろうな」と思って見ている人も多いのではないでしょうか。だからといって仕事をないがしろにして結婚のことばかり考えてはいられない。。

アラサー女子だからこそ抱える問題に向き合ってみましょう。

現代社会の現実を知ることから

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まずは現実がどうなっているのかを把握することから始めてみましょう!

厚生労働省のデータから

日本において、平均何歳でみなさん結婚しているのかというデータを把握します。

平均初婚年齢を男女別で見ると、は男性で30.7歳、女性で29歳という平成23年のデータがありました。

東京だけで見ると平均年齢が異なり、男性で31.9歳、女性で30.1歳と、男女ともに30歳を超えていることが分かります。都道府県によって異なるものの、平成5年と比較すると、約3歳程度平均年齢があがっているというのが現実です。

次に女性の出産年齢を。

平成25年人口動態調査によると、第一子出産の平均年齢は30.4歳。平成23年に平均年齢が30歳を超えてからは、少しずつではありますが平均年齢が上がっているのが現実。高齢出産と言われる35歳以上の出産平均年齢になるのも、もはや時間と時代の問題かもしれません。

このデータから、晩婚化が進んでいて、出産の年齢も上がってきていることが分かります。アラサーが婚活に励むまさにピークの時が30歳前後と言えるでしょう。

なぜ晩婚化?

みなさんが今まさに向き合っている仕事

まずは女性の多くが社会進出し、社会で活躍することが多くなり、女性の晩婚化に繋がったと言えます。

さらに、社会人になって仕事をするようになり、それなりの年収をもらうようになるとそこには「自由」が出てきますよね。生活に自由が出てくれば、趣味などのプライベートも充実してくるのは必然的なもの。

多くの女性が社会経験を積み、一人でも生活が成り立ち、また自由を得ることが出来る生活を得ていることが、晩婚化が進んでいる理由になっているのでしょう。

男性は逆の理由?

充実した生活を手に入れるようになった女性。

それとは反対に、男性が結婚に興味を示さなくなったのは、「女性に勝るポイントが減ったから」かもしれません。

昔は、平均年収で見ても男性の方が上回っていて、「男が仕事をしないと成り立たない家庭」が当たり前だったでしょう。

しかし、女性が自立し収入を得るようになり、男性はそれほどそこに差を感じられなくなってきた可能性があります。

こうなってしまえば、結婚して「俺って必要?」と思うのは当然かもしれませんよね。

だったらもっと女性以上に仕事で成功し立派になり、勝るものを得てから結婚しよう!という考えになっても不思議ではありません。

結婚を意識しないカップルたち

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「結婚はまだいいや」と思いながらも、恋愛することは別としている人たちは多いです。

一緒にいるだけでいい、恋愛はとりあえずしていたい、という「今」を大切にしているカップルも多いですが、先に結婚が見えてない訳ではないと思います。

実際に体験談からは、

  • 「結婚は考えていない訳じゃないけど、まだ独身でいたい」
  • 「その時がきたら結婚するけどタイミングが分からない」
  • 「結婚したいと思ってても、彼の収入だけではやっていけない」

そんな理由が上がっています。

カップルの多くは、きっと将来的な結婚はうっすら考えていると思います。

しかし現実を見てみると、そこにはお金も必要になってくることや、仕事を辞めたり変えたりしなければならないこと、貯金がほとんどないことが引っかかり、独身生活を送る選択肢しか選べないのかもしれません。

「結婚を意識しない」のではなく、「結婚を意識“出来ない”」傾向があるんじゃないのかなと思います。

結婚適齢期はまた別問題

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前半ではデータからお伝えしてきましたが、初婚平均年齢や出産平均年齢と、結婚適齢期は別問題。今現実では平均年齢があがってきてはいますが、女性の結婚適齢期とされる年齢は20代前半から30歳前後なんです。

これには「出産」が関係していると言えますよね。

女性であればきっと産める期間っていうのを意識はしていると思います。

理論的にこれを考慮した年齢が結婚適齢期と言われているのでしょう。

確かに、今は少子化が進んでいます。

現実でみるデータにおいては、初婚年齢と出産年齢が上がってきている為、それだけ高齢での出産も増えてきているということ。そうなれば産める年齢に限りが出てきて、人数にも限りが出てきてしまうのは当然のことですよね。

さらに、社会で活躍する女性にとっては、出産がリスクになることも大いに理由として考えられます。

出産すれば一度仕事から離れる状況が作られてしまい、復帰が難しいことを体験すれば、「二人目以降なんて考えられない」なんて気持ちになってしまうのも無理はありません。

少子化少子化叫ばれていますが、個人的には「制度の見直し」が先決だと思っています。

女性にばかり求めているこの社会に、ちょっと違和感すら感じちゃいませんか?

「女性も働け」っていう風潮が出てきたのに、「103万の壁」「130万の壁」と言われる現実問題があり、さらには保育所の待機児童問題があるのにそれでも「少子化少子化」言われ、それらを解決する為に「産め」と言われて。。何これ?!って思ってしまう人も多いと思います。理想を言うのは簡単でも、それを現実にするって難しいってことですよね。

それと同じ。

結婚適齢期と言われる時期に結婚するのは難しく、実際に初婚年齢が上がってきているのは、こうした問題が背景にあるからなのかもしれないな、ってつくづく思います。

理想は結婚適齢期に結婚することが良いんでしょうけど、現実を考えると「結婚しなくても生活できるように仕事を頑張る」に至っているのではないでしょうか?

二人での解決策を見つけよう

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今付き合っている彼氏がいるのなら、社会的にどう問題を解決していくかを考えるより、二人の間での解決策を見出した方が良いかもしれません。

子供を育てることになったらその間やりくりはどうするか、今のうちにいくら貯金が必要か、もし子供を預けられなかったらどうするか、といった「現実」を二人で対策すること。

時代の流れと共に、問題も変わってきています。

それに自分たちが合わせて解決策を見つけていかなければならないのでしょう。

政策を待っていても…何年かかるのか、そしてそれが自分たちにとって良いものになるのか、は分からないのです。

まとめ

女性の結婚適齢期、そして初婚年齢や出産年齢について、現実的にみてみました。

仕事に恋愛に、そして将来について…何かと悩みが尽きない忙しいアラサー女子。結婚適齢期についても考えると、頭がパンクしちゃいそうですよね!?

でも結婚適齢期と現実は違うことを知っておけば、ちょっとは気持ち的に余裕を感じることが出来るのではないでしょうか?

理想、現実、世間体。色んな葛藤が入り混じる世代ですよね…。

そんなアラサー女子がどう向き合っていけばいいのか、次回ご紹介したいと思います!




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