突然ですけど、最近ロリエね、あやしいバイトはじめたのよ。
あやしいバイトっても、べつにアレやらコレやら……っていうわけでも……あったわ(笑)。
人の心の中を覗き込んで、アレやコレをするバイト。ハッキリいうと、占いよ。
最寄り駅のオシャレなカフェ……ハッキリいうとド●ールの無料WiFiつかってタブレットで、タロット占いやってるヒゲのヲカマいたらロリエだと思うわ。恐ろしいわね。
人助けだから、あんまお金にはならない。でもそれで良いのよ。
「二股、三股同時進行平気でしょ!」みたいなことを思われてしまってる、まぁ、実際に多少は業深いロリエにも人並みに人生哲学みたいなことがあります。「人に親切にすると、かならず良いことがある」っていうのは一番信じてることよ。
まぁ、ロリエは現金なヲカマだから、良いことが実際にあるから続けてるんですけどね。
自分がいつも人から良くしてもらってるから、それを返そうとおもって実は特技の占いやったり、相談乗ったりしたりしてるの。ヒマな時だけどね。
そしたら、周りのヲカマやら女やらがトラブルだらけなもんで、「お金払うからー! もっとやってー!」とかいいだしたの。で、それがなぜかバイトになったというわけ。この年で新しいことはじめるのって、ちょっとワクワクするわよ(笑)。
面白かったのは、これまで無料で気が向いた時にテキトーにうらなってた人たちも、お金はらうと本気になるよね。本気で聞いてくるから、こっちも本気で答える。
やっぱりお金って本気の証なのかもね。
でさ、クライアントとの約束だから、具体的にはいえないけど、彼らの仕事や恋愛の悩みの大半って、「その人には気持ちをぶつけられてない」ってところから来ちゃってるのがなんだかなーって感じよ。
恋や仕事の不満にしても、「言えばいいのに、どうして言おうとしないの?」って聞いたら
「だって、言いたくないから」の一点張り。
もちろん「言いたくない」には理由があるのね。でもその大体が「そんな程度のことが不満な自分がちっちゃく見えるはずだから、我慢できるところまで我慢しなくちゃと思う」とか「そんなことが不満な私なんて嫌われちゃうかも」とか、そういうあたりなのが印象的だった。
「踏み込んだら嫌われる」とか、さー。女子高生かよーって思うわ(笑)。
踏み込んで嫌われるくらいの間柄なら未来はないんだから、占いに頼る前にもう少し具体的な関係になってから来てよ、とか思ったりすることもある。
そもそもロリエはこういう性格だから、黙ってられないのもあるけど(笑)、なるべく問題が起きた時だけじゃなく、大事なヒトたちに「本音」を常日頃伝えるようにしてます。
言わないと、ぜったいに通じないしね。
その上で、覚えて欲しいこともあるの。これはいつもロリエも失敗することなんだけど、メッセージ発する側に回りがちな人はとくによく陥る間違いなんだけど。
自分が言ったことに対して、相手が本当に理解してくれているか。気になるわよね。でも、それを彼らのその場の反応だけで読み取ろうとしちゃダメってこと。
彼らはあなたとは別の人間なのね。上司であろうが、彼氏であろうが、親友であろうが、別の人間なんだから、あなたが欲しいレスポンスを必ず返してくれるというわけではない。
むしろ「よくわかんないなぁ~」ってコッチには見える時に、むこうはすごく深く考えてくれてることの方が多いのよ。あなたと同じで、彼らも不器用だから、わかりやすい良いレスポンスが出せないの。
相手と自分はどこまでいっても別モノ。だから相手の反応を自分が望む形にねじまげようとすれば必ず問題が出てくる。そんなのは本質的な相性云々とは関係ないわ。たんにコミュニケーションの方法の折り合いがついてないだけ!
本音をぶつけて、テキトーに見える風に反応されてしまったことがこれまで多かったと思う人もいるかもね。でもそれだけで「自分は軽い存在なんだ」「価値がないからそういう風に軽~く扱われてしまうんだ」なーんて絶対に思っちゃだめよ!
相手のその後を見るだけの広い視線を持って欲しいの。その後、まったく変わってなければ、ちゃんとイチから言い直しだけど。
人間関係に「時短」なんてものはありえないんだから、
悩みがあるときほど、落ち着く。
ちゃんと自分の気持ちは伝える。
そこで相手の思いも考えてみる……
このいくつかのポイントを守ってもらえると良いかな、とロリエは思うのでした。なんかすごいカリスマ占い師みたいね。うける~ということでまた次回。