アドバイスや助言をされた時、「それって単なる綺麗ごとでしょ？」とどこか納得できない言葉ってありますよね。逆に、自分が相手にかける言葉でも、そう思われてしまっていることが考えられます。大人になって様々な状況や環境に置かれて経験も増し、言葉にも広がりが見えてきます。決まったフレーズ、それって綺麗ごとにしか思われていないかもしれません。
よく飛び交う綺麗ごとに感じる言葉
「話せばいつかきっと分かり合える」「努力を惜しまなければ必ず気持ちは通じる」
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これを聞いて皆さんはどう思いますか？確かに将来のこと、これからの事をプラスに捉えるためにも、また自分への励ましとしても使いそうな言葉。ただ、いくら話し合っても努力しても、分かり合えない人、理解できない人って必ずいるものですよね。
こっちから相手に歩み寄った所で拒絶されちゃう…なんて時には、「綺麗ごとだったんだな」と思ってしまうのは仕方ないことかもしれませんね。
「人は皆平等である」
人は皆平等だとか、男女平等だとか色んな場面で平等扱いが支持されているかと思います。ただ、どうしたって平等ではない時ってありますよね。容姿に関して言えば、生まれ持ったものであって、コンプレックスの数だって違うもの。
お金をかければ直せるのかもしれないけど、全くお金をかけずに美しくいれる人と、多額をかけて顔にメスをいれる人。こういうので平等を手にすることは難しいですよね。
「結果だけがすべてじゃない！」
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失敗した時、ミスをした時の慰めの言葉として用いる人もいるのではないでしょうか？特に社会においては、“結果がすべて”なこと、実際多いですよね。かえってその経過や努力した道のりを評価してくれる上司って少ないと思います。
逆に結果良ければ全てよし、こっちの方が現実味あると感じてしまうでしょう。いくらズルいことをしても、いくら不正をしても、それが通ってしまえば結果はよくなる。これだとこの言葉は矛盾していることであって綺麗ごとにしか聞こえなくなっちゃいますよね。
「努力は必ず報われる」
そうであってほしいと思う言葉でありますが、“必ず”ではないのが綺麗ごとに聞こえちゃうポイントですかね。努力したって結果ダメなことだってあるし、単に時間の無駄になってしまうことだってある。
なのに第三者が「努力は必ず報われるから頑張りなよ！」とか言ってくると、どこか他人事だし、綺麗ごとに聞こえちゃうのも事実。そこに責任がないから言える言葉なのかもしれませんね。
「あなたの為を思って言ってるの！」
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これは毒親を持つ子供がよく言われる言葉でもあります。なんでも「あなたの為」と押し付けてくる言葉でもありますよね。あなたの為と言われたら、拒絶することも出来ないし、むしろなんだか責任すら感じてしまう。
でも「あなたの為」と言いながら「自分の為」であることがほとんど。世間体を気にしたり、周りの目を気にしている人ほど、「あなたの為を思って！」なんて言うことが多いです。
「愛があれば何でも乗り越えられる」
新婚夫婦とか、恋に溺れてしまっている人に多い言葉！愛さえあれば大丈夫という過信。。実際どうでしょうか…愛さえあればなんでも乗り越えられると思えるのは、初めの2、3年くらいじゃないでしょうかね…。
夢見がちな人に多く、きっと「白馬の王子様が…」とか「どこかで私を待っている人がいる♡」なんて考えてしまう人に多いでしょうね。。愛だけではどうしようもないこと、結構ありますよ!!
「神様は乗り越えられる人に乗り越えられる試練しか与えない」
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乗り越えられる程度の試練を、乗り越えられるであろう人に与える、という言葉。確かに頑張れば乗り越えられるって思うかもしれないけど、「なんでいつも私だけ？！」ってことも生活の中でありますよね。
これもさっきお話した言葉と合わせると、この時点で既に皆平等でもない…。乗り越えさせるための綺麗ごとにしか聞こえないって時もあるもんです。
「諦めなければ夢は絶対に叶う！」
小さい時から持っている夢だと、絶対叶う！と思いたいですよね。ただ、諦めなければ100%叶うかっていったら、そうじゃないことくらい誰だって分かるもんでもあります。
特に男性はこの言葉を真に受けて、「いつか叶えて見せる!!」「諦めたら負けだ!!」と、無謀な夢をズーっと追いかけている人もいます…。それに女性が「もうついていけない」となることの方が多いのでは？！少年の心を持った男性は可愛く見えることもありますが、いざ結婚となると、こういう所で引っかかるかも？！
「もっといい人がいるよ！良い人見つかるって！！」
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よく彼氏と別れた際に言われることないですか？もっと他に良い人がいるよとか、それまでの人だったとか。だったら紹介してくださいよ！と言いたくなっちゃうものですよね…。
励ましとか慰めなんだろうけど、もっと具体的な言葉が欲しいと感じてしまうこともあるでしょう。話を聞いてあげる、ずっと一緒にいてあげる、その方が気持ち的に救われる時もあるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか？こうしてみると、綺麗ごとにしか聞こえない…って思う言葉意外と多いものですね～。当たり障りない言葉や、世間で一般的に言われている言葉って、綺麗ごとって思われてしまうこと多いもの。どこか他人目線で言う言葉には、責任がないからか綺麗ごとを並べてしまう。それでは相手になかなか響かないかもしれませんね。
具体的に、明確に、より細かく、言葉にしてあげると、「親身になってくれている」と感じてくれるかもしれません。
