初対面なのにガツガツと話しかけてくる人、いつになっても明らかにそこに壁を感じる人。人との距離感を無視していると、「変な人」「扱いにくい人」扱いをされることがあります。
人と人との間に大切な、適度な距離感を学んでみましょう。
距離を上手く保てる人はコミュニケーション能力が高い
人との距離感を上手く見極めている人は、コミュニケーション能力が高い人です。
「初めまして」の段階から、相手がどういったタイプの人か、容姿や態度、行動や仕草から自然と分析しています。
徐々に距離を詰めた方が良い人、一気に親しくなりたい人、何か大きなきっかけがないと心が開かない人、色んなタイプの人を見極めて、それに見合った距離の縮め方が出来る人です。
こう文字にすると難しそうに感じますが、実際は身近に多く見られると思います。
相手に合わせた距離の必要性
例えばどんな人とでも同じテンションで会話できる人っていますよね。
そのテンションが万人受けするのではなくて、そこに適度な距離を作れているから、万人受けするのです。
やたらと初めての段階から距離も無しにガツガツくる人には、きっと「ぐいぐい来すぎ」「馴れ馴れしい」「なんか苦手…」そんな意識を持つことでしょう。
逆に警戒心が強いと心を開くまでも遅く、いくら話しかけてもあまり話さないという人もいます。
距離=ドア
人によって最初に設けられている距離感は違うものです。
距離をドアで例えると、ガツガツくるタイプの人は、そこに1枚程度のドアがあるだけ。
でも心を開かない慎重な人は、そこにドアが10枚も20枚も存在します。
一つずつ開いていかないと、開けていく途中で頑丈なカギをかけられてしまうんです。
内側からしか開かない鍵を、無理にあけようとするとそのドアは壊れてしまい、直すまでに時間がかかってしまう。
余計距離を縮めにくくなっちゃいますよね。
距離感は、自分の物差しで決めるんではなくて、相手に合わせる方が、スムーズに縮められるものです。
距離の取り方は家族から影響している
家族の中で距離感がない人は、自ずと他人との距離感もないに等しいものに。
例えば…?
親が「今なにしているの?」「今日はどこへ行ってきたの?」と一日に何回も聞いてくるタイプの人だった場合、
干渉されているということに気付かず、またそれが人との距離の基準となってしまいます。
そのため、付き合った彼氏に束縛したり干渉したりと、距離感が上手くつかめずに、「重い女」「口うるさい」などと思われてしまうんです。
距離の取り方は、家族の中で基準が出来てしまっています。
もしいつも「重い」とか「放っておいて」とか言われることが多いのであれば、距離感が上手く保てていない証拠です。
家族間で当たり前だったことでも、他人には「普通じゃない」ってこともありますよね。
一度距離の取り方、接し方を見直すきっかけにしてみてください。
相手がどんなタイプかを見極めよう
相手がどんなタイプかによっても距離の取り方が違うものです。
ただ、どの程度の距離が必要なのかも、相手によって違う為、ここは判断が難しいところです。
プラスマイナスを意識して判断してみるといいかもしれません。
例えば…?
相手が一歩引くマイナスタイプの場合、こちらは一歩プラスに出る。
相手がかなり前に出てくるプラスタイプであったら、自分は出てこられた分だけマイナスになる。
マイナスになると言っても、その人を避けるとかではなくて、会話であれば聞く側に回るということです。
プラマイゼロになるような接し方がベスト。
おわり
相手がプラスでガツガツ派なのか、それともマイナスで消極的なのかによって、自分も適した対応が分かるかと思います。また逆に、相手が自分の発言や行動を見て、どのように感じているかを把握できることも。
自分の発言などによって、「この人ガツガツくるな…」って相手に思われている場合には、それなりの距離を取っているはずです。
そこに適した距離感がないから、相手も距離を広げたり縮めたりする訳です。
今後人との距離に悩んだら、一度思い出してみてください。