ツイッターやFBをやっていて常々思いますが、たくさん「いいね」をもらうと、とても嬉しいですよね。なんだか、自分がやっていることが肯定されたような気になります。
でも、たくさん「いいね」を貰ったあと、なぜか急に誰にも反応が貰えないと、見放されたような気持ちになって寂しくなりませんか?
この「人に認められたい!もっと認められたい!注目して欲しい!」という気持ちを“承認欲求”と言いますが、この強い承認欲求によって苦しんでいる人は多いようです。
今回は、この強い承認欲求によって苦しんでいる人がそこから救われるためのヒントをご紹介したいと思います。
ヒントその1…承認欲求は消すのではなく飼い慣らす
まず、この承認欲求というのは「悪いもの」ではありません。また、誰にでも少しはあるものですし、それが強いからダメだ、ということでもありません。
問題なのは「コントロールできていない」とか「振り回されている」ということです。強い承認欲求から“ウザイ”とか“かまってちゃん”と呼ばれている人も、承認欲求を「なくす」のではなく、飼い慣らすことを目指した方がいいでしょう。
承認欲求をコントロールするためには、自分をニュートラルにする時間を作ることが必要です。誰かの評価を受けない時間を意図的に作ることが有効でしょう。
これは、読書をする、映画をみる、何かの作業に熱中する、など“時間を忘れるほどの没頭できるなにか”を見つけることです。
ヒントその2…人の評価を気にしない
はっきり言って、人の評価って気になります。誰にも批判されたくないですし、褒められれば嬉しいのですが、それらは“その人個人の意見”であって、それがそのまま“自分の価値”には繋がりません。
つまり、FBで「いいね」をたくさんもらったからと言って、自分の価値が高くなるか、と言えばそんなことはなく、単にその投稿に共感した人がたまたま多かった…という、ただそれだけのことです。
そのため「褒められたいから頑張る」という方法をとっている人は、ときに“自分を犠牲にしてまで、なんの利益もないことをする”ことがあります。
誰かの評価は“正しいもの”ではありません。それは間違っているかもしれませんし、一時的なものや、感情的なものかもしれません。
それによって一喜一憂し、精神を振り回されるほどの価値はありません。だからこそ、「どんな評価を受けても、心の中では受け流す」ということが大事です。
ヒントその3…自分で自分を褒める人になる
3つ目のヒントは、ズバリ「自分で自分を褒める人になってしまおう」ということ。人からの評価に依存している人は、言い換えれば「自分に自信がない」のです。
「どうせ私なんて」に対して「そんなことないよ」と言ってもらいたいのです。自分で自分を褒める人になれれば、人からなんと言われようと構いません。
褒められようが貶されようが「自分は自分!」と堂々としていられます。とは言っても「自信持ちなよ」と言われてできるなら苦労はしません。
突然「自信満々の人」になることはできませんが、自信のある人になるには、少しずつ成功体験を重ねていくことが大事です。
“昨日できなかったことが、今日はできてる!なんだ、私って頑張ればできるんだ!”みたいな体験の積み重ねが大事。
それは仕事でも趣味でもスポーツや習い事でも、なんでもいいです。試しにギターを購入して、レッスンに通ってみれば、半年後くらいには好きな1曲を弾けるようになっているかもしれませんよ。
そういう些細なことをひとつでも自信を持って生きていくと、「私にはこれがあるから大丈夫!」と言える強い人間になれますし、承認欲求に振り回されることも減っていくでしょう。
ヒントおまけ…SNSをやめる
SNSの「いいね」が気になる!という場合、とりあえず、きっぱりSNSをやめてしまうというのも手です。いつもSNSのみんなの反応が気になっている状態は、正常ではありません。
SNSはリアルタイムでみんなの反応が受け取れる便利なものですが、受ける影響もダイレクト。楽しんでいるうちはいいですが、依存性が高いのも事実。
人から認められたり、高い評価を受けなくても、自分という人間は変わりませんし、むしろ人の評価によって自分の価値が上がったり下がったりしているような気分なのであれば、それこそ大きな間違いです。
承認欲求をコントロールすることは難しいですが、誰かの評価よりも、“自分で自分を認め、褒めてあげられること”の方が大事である、ということを忘れないでください。