経験のある女性も多いと思いますが、やたら“幸せアピール”をしてくる女性や、“私の方が上だぞアピール”または、“勝手に格付けしてくる”女性はいませんか?
動物界では、強さによって群れの中で格付けが行われていますが、その格付けを明確にするために、強い者が強さをアピールする“マウンティング”という行為があります。
簡単に言うと、「俺の方が強いんだぞ!わかったか!」と上下関係を理解させるために、強い者が弱い者の上に乗る(交尾行動の真似)、というものですが、これが人間界の女性社会にもあります。
今回は、そんなゴリラみたいにマウンティングしてくる女あるあると、どう対処すればいいのか?についてご紹介します。
勝手に格付けさせとけ!
まず、残念ながらマウンティング女子は全国どこにもいて、しかも自分では「サルやゴリラみたいなことをしている」という自覚がありません。
そのため、そんなマウンティングに遭遇してしまった場合は、とりあえずその場の空気に従っておかなければならない、というのが現状です。
彼女たちは、「私は幸せな立場で、あなたは私の踏み台なの。あなたたちは下々の者だから、それらしく振る舞いなさいね」と強要してくるでしょう。
しかし、残念ながら福沢諭吉の『学問のすすめ』にもあるように「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。
大企業の社長だろうが、ホームレスだろうが、大人だろうがこどもだろうが、立場が違うだけで、それぞれ人権があって、命の価値に差はないはずです。個性もそれぞれで、尊重されて然り。
そのため、それぞれ与えられた立場というのはありますが、「私は上でお前は下、だから殴ってもいい」という理由にはなりませんし、上だ下だと決定する権利は誰も持っていません。
上下関係をはっきりさせたい、優位な立場に立ちたい、格付けしたい、と考えている時点で、ヒトではなく動物に近い本能が働いている、ということ。つまり、ヒトとしての社会性を欠いた行動です。
ということで、そんな野生動物並の子孫を残すことしか頭にない人々と、まともにやりあっても意味はありません。少なくとも、マウンティングに参加しない女性の方がはるかに高等生物です。
空気読んで?
マウンティング女子は、やたら周囲に「空気を読むことを強要」します。たとえば「私が廊下歩いてるんだから、あなたが横に避けるのが当たり前でしょう?そんなこともわからないの?」って感じです。
優位な立場に立つ=「私のことを大事に扱うこと」を強いる姿勢を貫くので、彼女たちの言う「空気を読んで」とは、「私にとって都合よく動いて」の意味です。
謙遜しつつもマウントを取る
また、マウンティングはなにも「私が上よ!」と強調するだけではありません。「えー私なんか全然だよ!」と言いながらも、自慢話をぶちこんでくるタイプもいます。
女性の場合、言葉巧みに遠まわしに「私の方が幸せだし!私の方が恵まれてるし!どうだ、羨ましいだろう!」と訴えてくるパターンが多いです。
一見すると謙虚でも、言葉の端々に自慢話がくっついてくる女性も、マウンティング女子です。
逆に可哀相なマウンティング女子
マウンティング女子を見ていているも思うのは、「そうか、この人は自分からアピールしないと誰も大切に扱ってくれないんだ」ということです。
みんなに好かれる良い子は、何もしなくても自然と仲間が集まってきてにこにこしていますが、このようなマウンティング女子は、真の意味の親友もいなければ、マウンティングしないと誰も認めてくれないのです。
つまり、マウンティング女子は“マウンティングしないとちやほやしてもらえない可哀相な女”とも言い換えることができます。
マウンティングは受け止めて流す
もし、レスリングの試合でタックルをされたら、どうしますか?逃げることはできませんから、一旦受けてから力を別の方向に逃がす姿勢をすると思います。
マウンティングも同じように、彼女たちの自慢話を「そうなんだ~」「すごいね~」と受け止めて流すことが効果的です。
このとき「何言ってんだ?お前より私のほうが恵まれてるぞ?」と思う点もいくつかあると思いますが、“自分の情報は公開しない”というのが大事です。
相手は自分の自慢話をすると同時に、相手の情報を収集しています。余計な自分の個人情報は漏らさず、“受けて流す、受けて流す”を繰り返すうちに、手応えがないことに気づき、相手にしなくなってくるでしょう。
もちろん、表面上のお付き合いとはなってしまいますが、マウンティング女子に支配されることによって、人権の否定、個性の否定に繋がることを考えたら、「深く関わらない上手なお付き合い」を選択することも大事です。
過剰なマウンティングに遭遇して嫌な気持ちになることも多々ありますが、マウンティングしない誠実な女性もたくさんいます。少なくとも「自分がマウンティング女子にならない」ように努力することが、被害回避への近道なのではないかと思います。