上司がこぼす愚痴、つい流して聞いていませんか?
愚痴の上手な聞き方・対応をマスターして、この際ついでに好感度を一緒に高めてみましょう!
褒められたいと思っている
上司であっても私たちと同じ人間。
出来た時には褒めてもらいたいし認めてもらいたいと思う人がほとんどです。
上司という立場になると、「出来て当たり前」「見本となるように」なんて思われてしまうため、なかなか褒められる機会ってなくなっていくんですよね。
そこでつい口から出てしまうのが愚痴です。
単に不満を言っているだけではなく、根本には“褒められたい”願望を持っていることがあります。そんな時は、聞いた後に褒めて対応すること!
ただ「へ~すごいですね」と言うだけの対応ではなく、ワンポイントに絞って褒める。
「○○なのに○○しただなんて、尊敬しちゃいます」
「そんな中でも、結局やってのけちゃうなんて、私には出来ないからすごいですよね~」
と、立てつつ褒める。
さすがに上司に向かって「偉いじゃん!」「よくやってるよ!」なんて褒め方は出来ませんから、どこがすごいのか、部下からはどんな風に見えているのか、後輩として見た感想を述べると、好感度アップの対応になります!
見習おうとする姿勢で対応
上司の中には、部下に気付かせたくて「愚痴」という手段で伝えてきていることも考えられます。また、「こんな苦労をしているんだよ」というメッセージであるかもしれません。
いつも部下の失敗を上司が対応している、部下の意識が自分とは差があり、なかなか上手いこと仕事がはかどらない。
そんな状況の時、自分の苦労話や愚痴を話して、「そんなことまでやってるんだ」「私たちのミスが上司にとってストレスになってるんだ」そう感じてもらいたいと思っていることも。
もし自分たち部下や後輩のミスが多い、なかなか仕事が協力しきれてないという現状があれば、見習う姿勢を示す、という対応が良いでしょう。
「○○できるように頑張りますね!」「少しでも役に立てるように皆と話し合ってみようと思います」など、上司の愚痴から反省し、またどう対応することで上司を楽にさせることが出来るか、ということを提案する形です。
「そんなことまでしてくれてたんですね」→じゃあ私たちがそこまで出来るようになります、という姿勢は上司にとって嬉しい発言です。
少しでも分かってもらえた、という安心にも繋がるでしょう。
愚痴の対応一つで、上司の気持ちをリセットさせることも出来そうですよね!
挟まれている重圧を理解してあげよう
アラサーになれば、上司の気持ちを理解しやすくなるかもしれません。
新人でもない、だからといってトップでもない。そんな立場の上司は、いつだって部下と自分より上の上司によって挟まれて、責任やプレッシャーも大きいですよね。
自分よりも上の立場からは「いつになったら部下を教育出来るんだ!」と叱られ、部下からは「○○さんのやり方にはついていけません」と相談や指摘が。
だからといって大きな決定権を自分が持っている訳でもなく、実際に皆に与える影響力は意外と少ない。
こんな状況の上司であれば、愚痴の一つや二つも出てしまうものですよね。
アラサー女性も今、そういった間に挟まれる環境に置かれている、という人が多いのではないでしょうか。そうした面では上司と同じ重圧を背負っているかもしれませんね。
上司の愚痴に対して、上司が良い気分になれたりプラスの気持ちになれるように対応すると、好感度がアップするでしょう。