トレンチコートといえば、今やベーシックなアイテムの一つ。トレンドに左右されず、どんなコーディネートにも合わせることができるので、ワードローブの必需品です。フォーマルな場でも、プライベートな場でも対応できる優れもの。仕事用のスーツでも結婚式などのパーティーシーンのドレスでも、休日のカジュアルスタイルにも、オン・オフのどんなコーデにもはまってしまうトレンチコートはかなり万能なアイテムです。
どんなシーンでも着られるからこそ、トレンチコートとの付き合いは長いものになりそうです。だからこそ、質の良いものを選びたいものですよね。流行に左右されるデザインではないので何年も着続けられます。
今回は、そんなトレンチコートの魅力をご紹介します。アウターが必要な季節になってきたので、大人の女性にぴったりな、良質はトレンチコートを手に入れてみてはいかがでしょうか?
トレンチコートを着るベストシーズンは?
一年中着ることが可能なトレンチコートですが、一番重宝するのは季節の変わり目かもしれません。ちょっと日射しが暖かくなってきたな、肌寒くなってきたなという、暑すぎず寒すぎずな春秋に重宝するアイテムです。中のライナーを取り外して気温に応じて調節できるのも魅力する理由の一つ。
真冬でも通勤時はトレンチを着るという人もいるそうです。外を歩く時間が短いのと電車内は暑いのでダウンコートだと汗をかいてしまうからだそうです。しっかりとした素材のトレンチは風を通しにくく、また取り外しが可能がライナーを付ければ意外と暖かいのだとか。襟を立ててマフラーを巻き、更に中にダウンベストを着れば防寒対策もばっちりです。もともとはトレンチコートはイギリスの軍用服が由来となっています。寒い土地での戦いの為に作られたので、動きやすく寒さにも強いのです。
また、撥水性のある素材のものも多いのでレインコートしても使えます。他にも、季節を問わず披露宴のドレス姿などの華やかなファッションの日の移動時に重宝します。トレンチコートは、どんな季節にも天気にも対応できる優秀なアウターなのです。
おすすめブランド
せっかくならば、上質な1枚を手に入れて長く愛用していきたいコート。トレンチを選ぶならこれからご紹介する3ブランドをおすすめします。クラシックデザインの正統派トレンチが揃うブランドですが、丈感や襟の大きさなどのデザイン、特徴それぞれ違います。ぜひ実際に店頭で着比べて自身にあった一着を見つけてみてください。
BURBERRY(バーバリー)
トレンチコート発祥の地であるイギリスの老舗ブランドです。アラサー世代は学生の頃マフラーや財布などの小物アイテムを持っていたという人も多いはず。バーバリーのトレンチコートはベージュの正統派デザインのトレンチコートの他、パイソン柄やレース地などの個性的な素材やデザインも多くあるのが特徴です。もうすでにベーシックなカラーを持っていたり、他とは違うトレンチコートを手に入れたいならおすすめです。
ちなみに、カーラ・デルヴィーニュ、エマ・ワトソンやロージー・ハンティントン=ホワイトリーなどのイギリス出身の有名人の多くがバーバリーの広告モデルとなっています。雑誌や店頭で彼女たちのトレンチ姿の広告を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。どれも意志の強さを感じるハンサムな着こなしが魅力的です。
Aquascutum(アクアスキュータム)
バーバリーと同じくイギリスのブランドです。ラテン語で水(aqua)と盾(scutum)を意味するそのブランド名の通り防水性・撥水性に優れています。
ベーシックなトレンチコートは細身とゆったりの二種類があります。コート下のコーディネートによって選ぶと良いでしょう。細身のデザインの方は黒ボタンが上寄りに詰めてあり、前を留めてすっきりとした着こなしが可能です。裏地がしっかりと付いていますし、取り外しの可能のライナーももちろん付いています。袖を捲った着こなしをすれば、裏地のチェック柄が覗いて見えて可愛いです。
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
一番メジャーなトレンチコートはアクアスキュータムよりはすっきりとしたシンプルなデザインです。こちらのベージュのトレンチは、他ブランドよりも明るめで、顔色を明るく見せてくれます。セットインスリーブになっており、ジャケットなどのフォーマルな服の上にもかっちりとはまるアイテム。撥水性もあり汚れにも強く、クリーニングに出してもその効果が持続するのだとか。10回洗濯をしても撥水性を失わないくらいの丈夫な生地であるそうです。1年や2年で着られなくなるものではないので、シーズンごとにクリーニングに出して綺麗な状態で長持ちさせたいですよね。長く愛用していくからこそ、素材の強さと質の良さは必須です。
ベルトアレンジ
トレンチコートは共布ベルトが付いているのが特徴の一つ。ベルトの結び方で様々な着こなしが楽しめます。ちなみに、モード界でも、今季はウエストマークが付いているコートがトレンド。着こなしが少し難しそうですが、トレンチコートなら簡単に実現できそうですね。
シンプルに付属の共布のベルトはバックルで留めるよりは、リボン結びで留めている人が多いです。正面や少し左側に寄せて結んだり、後ろで結んであえてインナーのコーデを見せた着こなしをすることもできます。ベルトをしっかりと結べばくびれが出てAラインワンピースのような着こなしが可能です。前のボタンを留めず、かつベルトをルーズに結んでリラックス感のある着崩しても良いでしょう。
他の人とは違う着こなしにしたいのであれば、付属のものではなく全く別のベルトを使う手もあります。コートの色に埋もれてしまうような同じ色のものではなく、あえて全く違う色を使ってウエストマークをし、トレンドを取り入れましょう。
トレンチコート×秋のおすすめの着こなし
秋はコートの前を開けて、腰の後ろ部分でベルトを結び、中のコーディネートを主張させましょう。シンプルなトップスにデニムとペタンコ靴を合わせればフレンチシックに。鮮やかなストールで華やかさをプラスするのもおすすめ。ストールは巻かずに首から下げるだけでもコーディネートのアクセントになります。
ハイウエストコーデとも相性がいいトレンチ。トップスをインしたハイウエストデニムや膝下までのペンシルスカートタイトスカートを合わせれば足長効果も抜群です。ハイヒールを合わせて街中を颯爽と歩きたいですね。
ワンピースのような着こなしもおすすめ。秋ならまだ肌見せコーデを楽しめる時期です。ベルトはリボン結びで留め、Aラインのワンピース気分で。袖を捲ればロールアップした部分から裏地が見えてコーディネートのアクセントにもなります。大きな鞄を持つと全体的に重い印象になるので、クラッチバッグを合わせてみてはいかがでしょうか。
丈の長さにも注目!ガウチョパンツコーデ
トレンチコートは丈の長さも様々なので、コーディネートによっては少し気に掛ける必要があります。パンツスタイルであれば丈はあまり気にしないで問題ありません。しかし、スカートやガウチョは丈によって位はスタイルが悪く見えてしまいます。普段スカートが多いなら、トレンチコートのコートの丈は膝下であるものを選びましょう。膝上までのコートだと、ボトムの見える部分が中途半端になってしまうので着合わせが難しいです。
まとめ
いかがでしたか?いろいろな着こなしができるトレンチコート。コーディネートのイメージが浮かんできたのではないでしょうか。様々な場面で活躍してくれるトレンチコート、お気に入りの一枚を手に入れてくださいね。