美肌を維持するにはスキンケアが大切ですが、それと並んで大切なのが食事です。特に肌荒れには生活習慣が関係しますが、不規則な食事や栄養素不足も影響を及ぼします。
特に肌は、いちにち一日の食事内容に左右されますので、極力美肌レシピを意識するようにしたいですね。
そこで、美肌にはどのような栄養素、食材、食事方法が必要なのかを紹介いたしますので、計画的な美肌レシピを作りあげ、食べてキレイなスキンケアを実感してみてはいかがでしょうか。
スキンケアと美肌レシピの関係
30歳の後半を超える頃からよく言われるのが肌の曲がり角という言葉。毎日手入れをしているのに何となく化粧の乗りが悪く感じられたり、こころなしかシワも増えてきたように感じたりするようになってきます。
そうなれば、当然外側からスキンケアをすることで美肌を保とうとしますが、実は内側からの美肌作りも大切になります。それは何かというと毎日の食事レシピで、言ってみれば美肌レシピということになるでしょうか。
では、毎日の美肌レシピとスキンケアの関係を見て行きましょう。
美肌レシピとスキンケアですが、美肌レシピは身体の内側からのケアで、実際の効果は体内の汚れの一掃と、肌のための質的に優れた栄養素の摂取が挙げられます。新陳代謝も良くなるため古い皮膚が新しい皮膚にスムーズに移行しますので、肌トラブルの改善が進みます。
また、老化を防ぐことからシミやしわにも効果が期待できます。美肌レシピの期待できる効果は、
- 肌のハリ
- 肌の透明感
- 肌の肌理
- 肌のトラブル
- 肌の潤い
などが挙げられます。
内臓の不調が美肌に関与
美肌になるには外部からのスキンケアが大事なことは当然ですが、それと同じぐらいに飲食物や体内の内臓の存在が美肌に影響を与えています。特に、肌は敏感ですので内臓が不調に見舞われると、すぐに肌荒れなどの症状が現れます。
中でもストレスが内臓に影響を与えますし、消化器系の肝臓や胃、腸の不調が美肌作りを阻害する原因になっています。
ストレス、ホルモン、美肌レシピ
ストレスはホルモンの分泌に大きく関与しています。精神的なストレスはホルモンバランスを乱すことで血行が悪くなり肌の代謝にも影響します。このような場合には呼吸法をベースにしたリラックス法で、ゆったりした気分に浸ります。
そして、休息や睡眠を十分とることと美肌レシピに拘ることで、肌荒れの改善を目指すようにします。
肝臓機能の働きは美肌作りに不可欠
そもそも体内の内臓についてはそんなに気にしたことがないと思いますが、実は、大変重要な役割を担っています。特にここでは美肌作りに関係がある内臓に焦点を絞ってお伝えいたします。
まずは肝臓です。肝臓は沈黙の臓器と言われていて、余程病気が進行しないと症状が出てきません。その役割は解毒作用です。したがって肝臓の機能が落ち込んだ場合、解毒作用も影響を受けることで毒素の排出できず、肌荒れなどの症状が見られるようになります。
シミやたるみ、くすみなどがなかなか改善しないのは肝臓の機能が落ち込んでいるためかも知れません。
腸内環境を整えることが美肌作りには大切
美肌については多くの格言がありますが、「美肌は腸から」もその1つです。それほど美肌と腸には密接な関係が成り立っているようです。
腸の役割は非常に重要で免疫機能にも、実は腸が大きく関与しています。それに栄要素の吸収もそうですし、身体や肌の健康が保持されているのは腸の働きによるものです。
腸の不調が原因で便秘になることがありますが、本来ならば排出されなければいけない毒素やガスが腸内に滞留し、やがて血液に吸収されそれが肌荒れを引き起こすわけです。
思春期に見られるニキビとは違って、成人期に見られるニキビなどの肌荒れは腸内環境が原因になっている可能性があります。
腸内環境を良くするには腸内細菌のバランスを保つことが大切で、善玉菌を増やし悪玉菌を減らすようにします。そのためには食物繊維を余分に摂り、乳酸菌などを含んだ食べ物を摂取するようにします。
美肌レシピはそのための最大の武器となります。
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美肌レシピで栄養素を摂取
身体の内側から肌をきれいにするには、美肌レシピから美肌にいい栄養素を摂ることが大切になります。では、どのような栄養素が美肌に関与しているのでしょうか。
美肌作りに不可欠な栄養素をまとめてみました。
タンパク質
タンパク質で思い浮かべるのはコラーゲンです。タンパク質は私たちの身体にはなくてはならない物質ですが、そのタンパク質の1/3を占めているのがコラーゲンです。
コラーゲンは肌のハリ、潤いに効果があり、その他にもシミやたるみにも効果があるとされています。
ただし、コラーゲンはただ摂るだけじゃ意味がありません。正しい、効果のあるコラーゲンの摂り方は「飲むコラーゲンの効果がないは嘘!コラーゲンの経口摂取で吸収力を高めるには?」で紹介しています。
ビタミンC
タンパク質の摂取後、それからコラーゲンの合成をする際に必要な栄養素がビタミンCです。コラーゲンを作る酵素の働きを助けるだけでなく、メラニン色素の沈着を予防する働きもあります。
このメラニン色素は中々厄介で、沈着した場合シミ、そばかすの原因になります。ビタミンCは肌の潤いの保持と、くすみを改善することで美肌をもたらしてくれます。
ビタミンA
皮膚細胞の生成に関与しており、肌の機能を維持する働きもあります。ビタミンAが不足すると保湿力の低下から乾燥肌になります。
さらに、肌荒れ、老化防止にも効果がありますので、美肌の潤いを保持する栄養素として、しっかり摂取することが大切になります。
ビタミンB
タンパク質と脂質の代謝に深く関与し、エネルギーを生みだす大元になるのがビタミンBです。細胞の新陳代謝を促しますので、美肌作りには欠かせない栄養素です。
ビタミンB不足は新陳代謝が行われないので、肌トラブル(ニキビ)が起こることがあります。
ヒアルロン酸
多くのスキンケア商品にはヒアルロン酸が配合されています。それだけ美肌作りに効果があると認められているのですね。肌の保湿力の保持と潤い、弾力性がその代表的な効果です。コラーゲンの働きを助けることで、その効果が期待できます。
もちろん、これ以外にも美肌作りに効果が期待できる栄養素はありますが、ここでは代表的な栄養素を紹介いたしました。
年齢を重ねても美しい女優さんの食生活や美の秘訣は「井川遥の"大人キレイ"はどのように作られているのか♡」でご覧いただけます。
美肌を作る食材は?
美肌作りの栄養素を紹介いたしましたが、レシピ紹介の前に実際の肌トラブルに対してどのような食材を摂ればいいのでしょうか。代表的な食材を見て行きましょう。
ニキビ
思春期のニキビは別にして成人期に見られるニキビは、脂質、糖質の摂取過剰による皮脂分泌増加の他に、タンパク質、ビタミン、必須脂肪酸が不足することで起こるとされています。若い女性はジャンクフード、お菓子食べ過ぎ、外食も含めて見直すようにしたいですね。
- タンパク質はバランス良く肉や魚、大豆から摂取します。
- ビタミンは野菜(トマト、ピーマン)果物(キウイ、イチゴ、柑橘系)から摂りましょう。
- 必須脂肪酸は青魚(サンマ、イワシ)から摂ります。
不足した場合にはターンオーバーのリズムが崩れニキビの発生に繋がります。便秘もニキビの原因になることから、
- 食物繊維を含むキャベツ
- ゴボウ、乳酸菌を踏んでいるヨーグルト
- 納豆
のような発酵食品もお勧めです。便秘でお悩みの方には、「青汁生活7日目で便秘改善!ガンコな便秘を解消する効果的な飲み方」がおすすめです。便秘が解消されるだけでもニキビや肌荒れなどの肌トラブル改善につなげましょう。
乾燥肌
乾燥肌には肌の保湿、新陳代謝がポイントになりますので、ビタミンAを含んだ食材ということで、レバー、ウナギ、青魚、緑黄野菜を摂りましょう。
- コラーゲン生成には肉、魚
- ビタミンCにはフルーツ
酷い乾燥肌にはアトピー性皮膚炎を併症していることが多いので、そのような場合には肌の潤い、保湿に効果のあるグルコシルセラミドの摂取もいいでしょう。
シミ、そばかす、くすみ
シミ、そばかすの原因はメラニン色素の過剰生成です。ということで、メラニン色素の生成を抑える効果があるビタミンCを摂るようにします。キウイ、イチゴ、柑橘系のフルーツが挙げられます。
ポリフェノールは紫外線、ストレスからの活性酸素を抑える働きがあるのでリンゴなどから摂るといいでしょう。
おすすめの美肌レシピ
ここまで美肌作りに効果のある栄養素、食材を見てきましたが、実際にそれらを料理した上で、日常生活の中で食事の時間に規則正しく摂ることが大切になります。
そして、朝、昼、そして晩と美肌レシピを摂るスケジュールを決めることも、美肌作りのポイントになります。
朝の短時間での美肌レシピ
私たちが就寝している間にも代謝は行われています。つまり、エネルギーが使われているわけです。
そういう意味では、活動がスタートする朝には消費されたエネルギーの補充をしなければなりません。といって時間のない中で十分に時間をかけることはできません。
そこで、エネルギーの元になる栄養素の摂取が一番必要になることと、美肌との関連性も踏まえて果物類で、果糖はすぐにエネルギーに変換されますので一挙両得となります。
その際の朝レシピとして最適なのが美肌グリーンスムージーです。
朝の忙しい限られた時間に野菜と果物の両方摂取できるグリーンスムージーは、前の夜に準備しおけば簡単に作ることが出来ますし、調理をする必要がありません。
生のままで加熱する必要もないので美肌作りに必要なビタミン、食物繊維を摂ることが出来ます。
他の栄養素を添加することも可能で、例えば、タンパク質が必要な場合には豆乳をプラスすればいいし、実際のグリーンスムージーではバナナ、キウイ、オレンジ、ホウレンソウ、それに水を足して作ることが出来ます。
その他のグリーンスムージーとしては、
コマツナ・バジル・グレープフルーツにバジルとハチミツを加えます
ビタミンAにビタミンCで抗酸化力もアップ
ブロッコリー・メロン・ヨーグルトにレモン汁、ハチミツを加えます
美肌成分に便秘、ニキビの改善効果
人参・マンゴーにハチミツを加えます
カロチンの整肌作用と活性酸素の除去
赤パプリカ・オレンジ・ごまのハチミツを加えます
ビタミンCで美肌を、センミンでアンチエイジング
*いずれのグリーンスムージーにもハチミツは小さじ1、2杯を入れます。
こちらでも美肌ドリンクのレシピをご紹介しています!
昼の美肌弁当ランチ
グリーンスムージーをつくる際の時間を利用して、簡単にできるどんぶり弁当でおかずは前の日に作っておいて朝につめれば完成。
タンパク質が豊富な鶏肉のひき肉に、美肌効果のあるリコピンが含まれるトマト、それにビタミンE、ビタミンB群の食感のいいアボガドをはじめとした野菜をあしらうことで、美肌効果のアップが期待されます。
夜は美肌和食でしめくくり
脂質の量が少ない和食は美肌作りにはもってこいの美肌レシピということが出来ます。
- 肌のターンオーバーを促進する青魚の脂肪酸
- 味噌汁には発酵食品特有の抗酸化作用があり肌の老化防止、さらに肌のハリやつやをアップさせる効果
があります。
イソフラボンが豊富な豆腐は、エストロゲンと同じような働きをすることでコラーゲン、ヒアルロ酸の産生を助けることから、こうした食材を利用することで相乗効果をあげ、美肌作りにあったレシピが出来上がります。
まとめ
- スキンケアと美肌レシピの関係
- 内臓の不調が美肌に関与
- 美肌レシピで栄養素を摂取
- 美肌を作る食材は?
- 朝昼晩のおすすめの美肌レシピ