働いていると、名刺交換をしなくてはならない状況に必ず遭遇します。特に、外回りの営業職の場合は、名刺交換は仕事の一部、といってよいでしょう。OLと言えどもビジネスパーソンです。名刺と名刺入れを必ず準備しなくてはいけないのは、ビジネス上、最低限のエチケットであるといえます。
「相手に見られている」ことを前提に選びましょう
ビジネスに使う名刺入れは「シンプルに、かつどこか品格を感じさせる」ものを選ぶのが一番です。いくら予算が限られるからといって、チープシックなものを選ぶのは、賛成できません。また自己主張が強すぎるデザインも問題となりそうです。
ビジネスは、相手あっての仕事です。そして名刺入れは、案外相手の目につきやすい小道具です。名刺入れひとつで、社会人として、OLとしての、人格を疑われるようでは問題です。自分だけでなく、「相手の目からみてどうだろうか」という点も基準にしなければなりません。
このことを考えると、いくらか保守的なデザインの名刺入れを選ぶことにした方が良いかもしれません。
上質な皮製品の中からえらびましょう
10,000円という限られた予算の中から「シンプルで、どこか品格を感じさせる」名刺入れを選ぶのなら、上質な皮製品に限定される、と考えて下さい。他の素材のものを選択するのなら、もっと予算を割いて、高価なブランド品も選択の対象にする必要があります。
上質な皮製品の名刺入れなら、どんなビジネスのシチュエーションにおいても、安心して使えます。上質な皮製品なら、使い込むほど味が出て、いろいろと好都合です。
デザインはあくまでもシンプルなもの、色は黒か茶色が一応無難ですが。それではOLが持つ小道具として、あまりにも女性らしくないと感じるなら、色の選択肢にネイビーやワインレッドを加えましょう。
許せるなら色で遊びましょう
クリエイティブな業界&職種の場合には「上質な皮製の黒か茶色の名刺入れ」を使ったら、あまりにも保守的過ぎて周囲から浮いてしまう、という事態も考えれます。
その場合には「上質な皮製」という選択肢はそのままにして、思い切った色使いで、遊んでみるのもOKかもしれません。自分らしさを主張するために、控えめなワンポイントなどでほんの少し遊んでみるのも、働くOLの自己主張としてふさわしいと思います。
極端にデコラティブなデザインの名刺入れは、どんな業界であれ、ビジネスの場には相応しくありません。「シンプルでどこか品質を感じさせる」という基準から、大幅に外れてしまいます。
おわりに
以上、「予算10,000円以内でOLに相応しい名刺入れ」の選択について、いろいろと考えてみました。
その結果、「上質な皮製でシンプルなデザインのもの」が最もお勧めだ、という結論になりました。女性らしい自己主張は、色や控えめなワンポイントで勝負です。
ブランド品はいけない、ということは全くありません。丹念に探してみると、いろいろなブランドが、条件に見合う素敵な名刺入れのシリーズを展開しています。
名刺入れといえども、男性中心の保守的なビジネス社会では、控えめだけれどしっかりした自己主張の道具になります。「ビジネス」という一線を外さないで、どこまでのデザインが許容できるか、働く女性の微妙なセンスが生かされるところです。