「それってどういう意味?」「冗談で言ってるの?」そんな言葉を言われた経験ありませんか?会話の際、相手に言われた言葉に悪意が込められているのか、ただのイジリなのか。会話における言葉に、どんな意味が込められているのか、悪意とイジリに線引きをしておきましょう!
二人の距離感によって異なるもの
悪意で言っているのか、ただのイジリなのか、それは相手との距離感・関係性によって感じ方は違いますよね。なんでも話が出来る友人、昔からの知人といったように、自分との関係性が濃厚であれば、それが悪意なのか会話から見抜くこと、出来ていると思います。
ただ、知り合って間もない関係、上司や部下といった関係で、そこそこ距離感を感じる関係性の場合、それを真に受けてしまうことは多いはず。見極めるためには、この“距離感”が大事なポイントになりそうです。
同等な立場には悪意を感じにくい?
自分と同等な人、自分と似た人から言われる言葉に、悪意を感じるという人は少ないです。自分より上でもなく下でもない、“共通意識”がそこにあると、解釈の仕方もほぼ同等。だから会話中、悪意のありそうな言葉だとしても、同じ解釈が出来るから、それをイジリ・冗談と受け止めることが出来るのでしょう。
ただ立場が同等だとしても、そこにライバル意識があると、解釈の仕方は真逆に。「この人には負けたくない」「この人より上でありたい」そんな隠れた心理からは、悪意を感じることも。
これは自分が相手のことをどう思っているのかによって異なるもの。何気ない会話から、「これって悪意で言っているはず」。そんな気持ちになったのなら、あなたは相手にライバル意識を持っていることが考えられます。
例えば同じ人を好きになったとか、同じ夢を持っているとか、目標としているものが同じだと、ライバル意識が強くなりますよね。「先をいきたい」「越されたくない」そんな思いを持っていると、何気ない会話にも悪意を感じるものなんです。
相手の状況を確認したいという思いで会話をしつつも、知った情報に嫉妬の思いが膨らむことで、イジリではなく悪意ある発言に変わってしまう。もし、自分が相手に対してライバル意識があると認識しているのであれば、仮にイジリで言ってきているとしても、悪意ある言葉としか思えなくなってしまうんです。
明らかな上下関係がある場合は?
年の離れた先輩、会社の上司といった関係の相手であれば、イジリ・冗談と受け止めやすいこともありますよね。悪意というよりも、忠告や助言と似たような感覚になるのかもしれません。
「いいよね~悩みなさそうで」こんな一言でも、同等な立場でライバル意識があると、そこに悪意を感じます。でも、相手が上司とか目上の人だったら?「もっと真剣に取り組んでほしい」「責任感を持ってほしい」、そんな忠告のように捉えることの方が多いのではないでしょうか。
これは距離感が遠いと自分で認識しているから。距離が遠いと分かっている相手には、悪意とかイジリとか、会話の中でいちいち考えないことが多い。「その場だけの会話」「先輩からの助言」そんな程度に思っているからこそ、悪意なのか意識することもないのでしょう。
前後の会話の流れから見極める
これまでをまとめると、会話の中で相手が悪意あって言っていると感じるのは、同等な立場の人で、且つライバル関係にある人であること。
この相手との会話で、それがイジリなのか悪意なのかを見極めるのは、その前後の会話が重要!自分を下げて自虐的に会話をしているのであれば、イジリと捉えることが出来るでしょう。ただ反対に、自分の評価を高く言ったり、相手を見下した言葉を使ってる場合には、そこに悪意があるかもしれません。
またその会話の時の表情も参考になります。大笑いしながら言っている場合は、悪意と感じることは少ないですが、真顔だったり、半笑いの場合はどうでしょう?バカにされたような気持ちになりませんか?そう感じた時は、悪意だと捉えて良いでしょうね。フォローがなかったり、言うだけ言って去っていったり、そんな状況の会話の場合は、イジリではなく悪意であると捉えられます。
余談
悪意なのかイジリなのか、そんな意識をしながら会話をするのって疲れちゃいますよね…関わらなくて良いならいっそ距離をとる、会話をしないというのも一つの対策方法。男性ではこうした意識をしながら会話をする人は少ないです。これは頭の中で常に計算することが出来る女性ならではの悩みであるかもしれませんね…。相手との距離感、関係によって見極めてみましょう!