問題を自己完結できる人は一見聡明に見えがちですが、時と場合によっては閉鎖的になっている特徴があります。自分自身の視野が狭まっていないかチェックしたい場合、自己完結型人間の特徴を知ってみましょう。
周りからすれば最も面倒なタイプ
職場で周囲の人達から面倒だと思われる自己完結型人間には特徴があります。仕事で行き詰った際や新しいアイディアを欲している場合、他の人達に相談するのに結局かけられた言葉を取り入れないのです。
こうした自己完結型の人はあくまでも自分の考えを整理するために周りの人達に問題を振っているのであり、他人の意見がほしいわけではないと言う考え方の特徴があります。
その悩みによって生まれた回答が当人だけに関わっている場合、周りとしても問題はありません。しかし職場の人達全員で特定のアイディアを出そうと粘っている場合、こうした自己完結した考え方は非常に高慢で面倒くさく見えますから注意が必要なのです。
恋愛が上手くいかないタイプ
自己完結型人間の中には、そもそも他人の意見を必要としない人が存在しています。
人生の決断や毎日の些細な選択に立ち止まった時、周りの人達からアドバイスされても頑なに聞き入れないのです。こうした自己完結型の人は独自の世界観をしっかり築いている点で魅力的ですが、一方で人からすれば危うさも感じるものです。
特に周りの人達からしたらとても危険な考え方をしているケースがあり、そうした時に注意しても逆に怒られてしまう特徴があるのです。このような自己完結型の人は、まず他人の意見を自分の尺度で切って捨てずに一度熟考する時間を設けましょう。
内にこもった自己完結型
他人を傷付けてしまう自己完結型の人と言えば外に対して攻撃的と言うイメージがありますが、内向的であっても問題になる場合があります。例えば家族や友人から相談された時に、内向的な自己完結型の人は相手の話を親身に受け止めてくれないのです。
人と会話する上で共感や同情は何より大切ですが、自己完結型の人はあらゆる価値観が自分の中で留まっている特徴がありますから、いかに人が苦しんでいても納得できない事は共感できないのです。
人から相談されなかったり、相談された後に気まずい空気ができてしまう場合、まずは自分の考え方を見直してみましょう。
ミスを起こしやすい人
自己完結型の人であっても自分に自信があればさほど問題なく生きて行く事ができると思われがちです。しかし人間社会で生きる以上コミュニケーションと情報伝達はとても重要なものであり、自己完結型の人はこうした点でミスを起こしてしまう特徴があるのです。
そもそも考え方が自己完結している人は他人の尺度に目を向けませんから、取り入れた情報を自分の価値観に押し込んでしまうのです。そのため接客業でお客様に嫌われたり、職場で正しい情報伝達が行えない場合があるのです。
こうした問題に再三悩まされた場合、まず自分の世界観を克服するように努力しましょう。人と会話する機会を増やし、自分の価値観に穴を開ける事が大切です。
おわり
人の意見を受け入れずに自己完結して生きて行けば一見楽ですが、社会で生きる以上様々なところに軋轢が生じてしまいます。中には職場で大きなミスを引き起こしてしまったと言う人も少なくないでしょう。特に会社でキャリアアップを目指したり、友達としっかりとした友情を結びたい場合、自分自身を変える必要があるのです。
一口に自己完結型の人と言っても様々な種類がありますが、どのようなタイプであっても人の価値観に無理解だと言う特徴があります。こうした考え方を変えるには積極的に人とコミュニケーションをとり、今ある自分を変える事が大切です。
自己完結型人間だと誰かに指摘された場合傷付いてしまいますが、人間は人と関わる中で自分を見つめ直し変化する事ができます。