結婚や出産だけが女の幸せ?
親や周りからせっつかれても、それが本当に“シアワセ”なのかと疑問を抱いているひとは多いはず。
じゃあ、結婚や出産以外の「女の幸せ」ってなに?と考えたとき大切にしたいものは何でしょう?
結婚や出産をしなかったあの有名人のその理由とは?
永遠の課題?女にとっての結婚と出産
子どものころは、「○〇さん(←芸能人とか)のお嫁さんになる!」なんてはしゃいだりしていたものですが、大人になり社会に出ると「結婚」や「出産」は一気にリアルなテーマとなってきます。親や親戚からせっつかれたり、周りが結婚しだしたりすると「自分はどうする?」と考えてしまいますよね。
「結婚して子どもを産むのが女の幸せ」という風潮は昔からあります。しかし、それを選択しない人生を歩んでいる女性もいるのも事実。彼女らが得た“シアワセ“とはいったいどんなものなのでしょうか?女性の人生にとって永遠の課題とも言える「結婚」・「出産」以外を選択したときの”シアワセ”を考えます。
身を貫いている女性 【黒柳徹子】
有名人のなかには独身を長く続けている女性も少なくありません。美人で人気もあって輝いている彼女たちにとって、結婚相手を見つけることは造作ないことのように思えますよね。そんな独身女性のクイーンといえば、誰もが知る黒柳徹子さん。御年80を超えた今でも毎日のようにテレビに出続けています。黒柳さんは結婚を考えたことがなかったのかと言えば、そうでもないようです。
「若い頃 今までに2、3回、結婚してもいいかなって思ったことあるのよ」
これは、あのゼクシィのCMに出演されたときの台詞です。印象に残っているひとも多いのではないでしょうか。結局、結婚にはいたらなかったそうです。理由は「タイミング」合わなかったから。それでも後悔することなく黒柳さんは言います。
「私は結婚していないけれど、結婚していてもいなくても、今の私であることには変わりはない」
黒柳さんらしい言葉ですね。「私であること」、これが黒柳さんにとっての”シアワセ”なのかもしれません。女の幸せが結婚にこだわらなくてもいいんだ、ということを感じさせてくれますね。
出産をしない選択をした女性 【山口智子】
結婚はしたものの、子どもはつくらないという選択を強く示した女性もいます。トレンディドラマで一世を風靡し俳優の唐沢寿明さんと結婚した、女優の山口智子さんです。
「親というものにはなりたくない」
「『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたい」
自分の人生について、雑誌社のインタビューに答えたときの言葉です。この言葉は多くの反響を呼び、賛否が飛び交い話題となりました。この発言の背景には山口さん本人の特殊な生い立ちがあるようですが、ここまではっきりと「産まない」という意思表示をするというのも大きな決断だったのではないでしょうか。そして、人生のパートナーである唐沢さんについてはこう語っています。
「私が楽しく幸せでいることを望んでくれる人に出会えて、私は本当に幸せ。」
血のつながりはなくても、ここまで言える伴侶に出会えた山口さんはしっかりと“シアワセ”を感じています。
女の”シアワセ”とは?
結婚して、出産をする。それが女の幸せなんだと、やはりこの風潮が世間にはあります。しかし、どんな人生を選択するかは自分次第です。生き方が多様化してきているこの時代は“シアワセ”とはなにか、という答えも単純には言えなくなってきていますよね。
上記でご紹介した黒柳さんや山口さんは、結婚や出産について自分なりの答えを出していました。その結果として、今のお二人はとても輝いて見えます。お二人に共通しているのは「私らしくいること」。それが“シアワセ”のひとつの答えだったのでしょう。
おわりに
フランスでは、結婚はせずに生活はともにするいわゆる「事実婚」が大多数を占めるそうです。婚外子で生まれる子どもも多いとのこと。
理由は様々あるようですが、社会的にも容認されています。日本では事実婚についてはまだまだ風当たりが強そうですが、こんな生き方もあるんだな、と考えさせられますよね。
自分の人生について、「結婚」「出産」にこだわらない、女の幸せのありかたを考える時間をすこし作ってみましょう。
ただし、結婚は何歳でも出来ますが、「出産」は年齢の壁があるということは頭の片隅に置いといてください。
人生は一度きり。
後悔のないよう、しっかりと自分と向き合って答えをさがしましょう。