一人暮らしだと荷物を置くスペースが限られているので、防災グッズはコンパクトにまとめておくのがポイント。また、働いている場合は通勤時の防災グッズも欠かせません。まだ防災グッズが揃っていないという人は、これを機会に揃えておきましょう。
防災グッズの総重量は5kg未満に!
いざという時にあれもこれもあると安心と思って防災グッズを用意してしまうと、かなり大量になってしまいます。防災グッズは、災害時にすぐに持ち出すためのものです。重すぎて持ち運べないなんてことがないように、コンパクトにまとめるようにしましょう。
女性が持ち運ぶ防災グッズの総量の目安は4~5kg。災害時には防災グッズを詰めたリュックサックを担いで走らなければいけません。荷物を詰めた後は必ず背負ってみて、走れるかどうかを確認するようにしましょう。10分以上背負っていられないようなら、総重量が4~5kg未満であったとしても、中身を減らした方がいいです。
自宅に置いておく防災グッズ
自宅に置いておく防災グッズは、リュックサックの中にコンパクトにまとめて入れておきましょう。また、災害時にすぐに取り出せるような場所に置いておくのもポイントです。滅多に使うものではないからと言って奥の方にしまいこんでしまうと、いざという時に取り出せなくなってしまうので注意してください。
・下着
・カイロ、ブランケット
・生理用品
・現金(小銭も入れておくこと)
・ウェットティッシュ
・ティッシュ
・ビニール袋
・救急セット(絆創膏や常備薬など)
・歯ブラシ
・ラジオ
・ミネラルウォーター
・保存食
災害時にはテレビが見られないことも多いので、ラジオがあると便利です。いざという時に電池が切れて使い物にならないと困るので、ラジオは手回し式のものを用意しておくといいでしょう。救急セットの中身は1年に1回はチェックしてください。常備薬だけでなく、絆創膏にも使用期限が定められています。
半年に1回は防災グッズを見直すようにしておけば、保存食は災害用のものにこだわる必要はありません。缶詰やカロリーメイト、インスタント食品など、普段食べているようなもので十分です。半年に1回チェックして、賞味期限が短くなっているものは入れ替えるといいでしょう。ミネラルウォーターは自宅に常備する分としては1L~2Lの大きめのサイズを数本、リュックサックに入れる分は使い勝手を考えて500mLのものを数本入れておくといいでしょう。
通勤時に持ち歩けるコンパクトな防災グッズ
自宅にいる時に災害が起こるとは限りません。万が一通勤時に災害が起こった場合を想定して、バッグに入るコンパクトな防災グッズを持ち歩いておくと安心です。
・ウェットティッシュ
・ティッシュ
・ペン型ライト
・ホイッスル
・スマホの予備電池
・救急セット(絆創膏や常備薬など)
・ホッカイロ、ブランケット(寒い季節)
ペン型ライトは夜間の停電時にも便利です。ホイッスルは、声が出せない状況で周囲に自分の存在を伝えるのに役立ちます。また、通信手段に欠かせないスマホは、充電池を持ち歩くことをお勧めします。停電時はスマホを充電できませんし、避難場所のコンセントの数も限られているためです。ホッカイロやブランケットは寒さをしのぐのに便利ですから、季節に応じて持ち歩くといいでしょう。
おわりに
いつか準備しようと思っていても、用意するのが億劫になりがちな防災グッズ。いざという時に慌てないためにも、今のうちから用意しておきましょう。また、用意した防災グッズは出来れば半年、最低でも1年に1回は中身を確認するようにして下さい。