付き合い始めの頃、「彼のことが好きすぎてどうしようもない！」って思ってしまう女性は多いかもしれません。
しかし、そこで素直に「好き好きー！」と猛攻撃すると、彼が引いてしまう、という構図をよく見かけます。
これが原因で、恋愛期間が短くなる…ということが、よくあります。
恋愛において、愛情の供給（相手に与える）が過多（多すぎる）ということは、まるで「愛が溢れてしょうがない」というイメージを持ちやすいですが、実際は“愛情のバランスがとれていない不安定な状態”と言えます。
恋愛における“うまくいっている状態”とは、このバランスがうまくとれて、安定している状態を指しますから、「好き好きー！」という愛情表現が、二人のバランスを崩すことにもなりかねません。
今回は、そんな“愛情供給過多”になってしまう女子の、恋愛期間が短い理由と改善方法についてご紹介したいと思います。
１、お前の愛、重いんだよ
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手編みのマフラーや、手作り弁当、手作りのお菓子をプレゼントすることって、愛情表現として用いることはよくあるとい思います。
確かに、コンビニで買ったようなチョコレートをぽん、と渡されるより、頑張って手作りしたチョコレートの方が“愛情がこもっている”と、贈る側も、受け取る側も感じます。
“愛が重い”とは、実際に心で思っている愛情の重さ・深さではなく、この“愛情の表現の仕方”に由来します。
知らない間に与えるプレッシャー
たとえば、友達が「千円貸して」と言ったときに、普通は千円を貸せばいいだけのところを、１万円貸したとしたら、きっと友達は「こんなにいらないよ」と言うでしょう。
１万円借りた、ということは、１万円返さなければいけない、ということ。つまり、「私の愛情をたっぷりあげる！」ということは、贈る側は意図しなくても、相手に相応のプレッシャーを与えているのです。
「コンビニで買ったチョコではなく、手作りチョコだから、深い愛情を伝えられた！」と贈る側は勘違いしていますが、受け取る側は「それと同等の愛情を返さなければいけない！？」と感じてしまうため、「愛が重い」と感じます。
重い＝返済義務なのです。
２、恋愛期間を引き伸ばすために
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当然、そのようなアンバランスな関係が長続きするはずもなく、彼女からの愛情供給過多に陥ったカップルは、まるで彼の借金返済地獄による脅迫交際のような形になります。
「私はこんなに愛してるんだから、同じくらい愛してよね」という、軽い脅迫となるのです。
ここから逃げようとして、彼は別れを選びます。
恋愛はバランス！気を付けたいこと
このようなパターンに陥らないために気をつけたいのは、以下の点です。
・贈り物は最小限に留める
・彼に何かお願いして「ありがとう」と言う機会を増やす
・彼に直接愛を伝えるのではなく別の場所で吐き出す
・恋愛に費やすパワーを別の場所に分割する
・彼から好きになってくれるのを待つ（「私のこと好き？」と質問しない）
恋愛はバランスです。好きすぎても、嫌いになってもいけませんし、好かれすぎても、嫌われてもいけません。
気持ちをコントロールしましょう
女性は特に、「彼のことが好き！愛してる！愛が溢れる！」という表現を、彼に直接ぶつけてしまいがちですが、それは彼に向かって、溜まったストレスをぶちまけていることと大差ありません。
愛情表現がストレートか、変化球か、という問題ではなく、「好き！」と思ったときに「好き！」と口に出して言ってしまう、その原始的な反応を、もうちょっとコントロールして、効果的に伝えられるように工夫しなければなりません。
３、愛を軽くしよう
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愛が重いのなら、軽くしましょう。どうすれば軽くなるのか。
“重い依存を解消するには、依存先を増やすといい”と言われています。
たとえば、小さな子供はお母さんに深く依存しています。
母親がいないと生きていけないからです。
しかし、大きくなるにつれ、依存先が増えます。学校の友人や職場の同僚、恋人ができたり、結婚して家族を作る。
このように、徐々に依存先を分割して、一箇所に集中させないことが、「愛を軽くする」ということになります。
表現と依存の違い
愛が軽くなることは、悪いことではありません。
愛が軽くなることによって、誰かが困っているときに助けてあげられることにもなりますし、大切な人に何かあったからと言って自分まで一緒に崩れることを防止することもできます。
「あなたがいないと生きていけない」とは、究極の愛情表現ではなく、依存です。
恋愛以外にも、様々なものに興味を持って、「あなたがいなくても生きていけるけど、あなたといると楽しい」と言える恋愛関係を築きましょう。
