不安な時、緊張した時にかきやすい手汗。
止めようと思うと、ますます手のひらに汗が滲んでくる・・・そんな経験はありませんか?
急に手汗がひどくなったなら、それは女性ホルモンやストレスの影響かも。
正しい知識を身につけて手汗対策してみましょう。
手汗の原因になる2つのコト
手汗の原因はいろいろありますが、特にアラサー女子が気を付けたい原因を2つに厳選しました。
1.女性ホルモンの減少&乱れ
職場など周囲の生活環境が変わっていないにもかかわらず、最近になって手汗がひどくなったという場合は「女性ホルモンの減少」が原因かもしれません。
女性ホルモンの量は、25歳でピークを迎えてそこから徐々に減少していきます。
しかも、睡眠・運動不足、ストレス、偏った食生活や無理なダイエットで、女性ホルモンのバランスは簡単に崩れてしまうのです。
「プロゲステロン」と「エストロゲン」から成り立つ女性ホルモンですが、プロゲステロンには体温を上げて汗を出す働き、エストロゲンには汗を抑える働きがあります。
年齢とともに減少しやすいのが、排卵に関係しているエストロゲン。加齢によってこのホルモンが減少することで、手汗が出やすくなってしまいます。
2.自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経の2つを合わせて、自律神経と呼びます。
交感神経は仕事中や運動している時など、活発な行動時に強くなりやすく、副交感神経はお風呂に入っている時や寝ている時など、リラックスしている時に強くなりやすいという特徴があります。
体の中では2つの神経が常に働いていて、自分の考えていることや、体の状態によって交感神経と副交感神経のバランスが変わります。
手汗をかく原因は自律神経が乱れることですが、具体的には「交感神経が強くなりすぎる」ことによって起こる症状です。
「手に汗握る・・・」という言葉があるように、緊張やストレスは交感神経を強くして、手汗をかきやすくします。
緊張、不安、ストレス、疲れ・・・現代のアラサー女性が抱える様々な問題が、手汗の原因だと言えるでしょう。
今すぐできる2つの手汗対策
女性ホルモンと自律神経の働きを整える、手汗対策法をご紹介します。
1.腹式呼吸で副交感神経を優位に!
手汗をかきやすい場面が分かっているのなら、腹式呼吸で交感神経の働きを抑制しましょう。
息をゆっくり長く吐くことで、リラックス効果のある副交感神経を優位にすることができます。
- 肩の力を抜いて、口から息を吐き切ってください。
- お腹がペタンコになるのを感じましょう。
- 息を全て吐き切ったら、もう一度肩の力を抜きます。
- 鼻から息を吸って、口からゆっくりと息を吐きます。
「吸う時は鼻、吐くときは口」、「吸った時はお腹を膨らませる、吐いた時はお腹をへこませる」の2点がポイントです。
2.ハーブで女性ホルモンアップ!
女性ホルモンを増やすためには、規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事が欠かせないのは言うまでもありません。
しかし、それらはすぐに実践するのは難しいもの。
そこでオススメしたいのが、女性ホルモンをアップさせるハーブを取り入れる方法です。
オススメは体のバランスを整えてくれる「ローズ」、婦人病の薬としても使われている「カモミール」、少量でも女性ホルモンアップに効果的な「セージ」の3つ。
ハーブティーやサプリメントで取り入れると効果的です。
セージは香りが強めなので、ハーブティーの場合はローズやカモミールから挑戦するといいかも。
おわりに
何をするにも使う「手」だからこそ、手汗が多いと困ってしまうことは多いですね。
働くアラサー女子は、手汗の原因になる問題が山積み・・・。
環境を変えるのは難しいですが、手汗をかきにくい工夫で何とか乗り切りましょう!
ストレスは、手汗だけでなく様々な不調を引き起こしますから、自分を甘やかしてあげる時間も大切にしたいですね。