ここ最近、日本各地で地震が頻繁に起きていますよね。いつ自分の所で大きな地震が発生するか分からないもの。対策出来ることは今のうちから対策しておくべきです!
防災グッズは家だけでは不十分
防災グッズを用意してある、という人は少なくないと思います。
ただ、家に保管しているとか、倉庫に入れてある、という人が多くいざという時に利用できない…という結果になってしまうこともあります。
確かに大きな地震が起きた場合、家で何日も避難しなければならない状況もあるでしょう。
そのため家に置いておくことは間違っていないのですが、家だけでは不十分であるということを覚えておきましょう。
外出先で地震が起こったら?会社で地震が起こったら?
日々長い時間過ごすことの多い場所にも、最低限の防災グッズは備えておくべきです!
日頃からコミュニケーションを!
大きな地震が発生した場合、周りの人たちとの協力やサポートがとても大切に感じます。
私が経験した東日本大震災では、1ヶ月以上もの間水も電気も止まり、津波によってお店というお店もすべて流されてしまった為に、食料の確保も難しかったです。
テレビを見ることが出来ない為、どこで何が手に入るのか、いつになったら復旧するのか、という情報が全く入ってきませんでした。ラジオやスマホを活用しようとしても、津波によって流されてしまったり、電気がなくて充電できなかったりと、情報が遮断された状態。
こうなってしまうと、もう人と人との助け合いだったり、アナログな情報交換が必要不可欠です。
またこうした災害が発生した時に、残念ながら悪いことを考える人もいます。
家に侵入して物を盗んだり、勝手に車からガソリンを抜いたりと、犯罪行為も多くなってしまいます。
どちらにおいても、日頃から近所や周りの人とのコミュニケーションが大事だとすごく痛感したことを覚えています。
「水もらった?」「あそこで炊き出ししてくれてるよ!」「明日だけあそこのスーパーで生活用品買えるって!」「ガソリン50台まで入れられるらしい」そんな情報がとっても貴重でした。
今飲む水がない、体が洗えない、薬がない…。移動も徒歩範囲となって、身動きが限られた中でになり、そんな状況での生活は精神的に追い詰められます。
だからこそ、ほっとする情報を与えてくれる周りの人、近所の人はすごく貴重であり、日頃のコミュニケーションが大切だと感じるのです。
挨拶だけでもいいです。「ここにはこんな人が住んでますよ」ということを知ってもらっておいた方が、自分にとっても周りにとっても安心に繋がります。これも一つの対策です。
避難場所を確認しておきましょう
地震の規模や位置によっては、家にいることが危険な場合もありますよね。
今、大きな地震が発生して、「津波がきます」「避難してください」そう言われた時、どこに逃げればいいかきちんと把握していますか?
自分が主に生活する場所の近くに存在する、安全な避難場所を今のうちに確認しておくべき。いざ地震が起こってからでは、知ることが出来ない状況になってしまいます。
こうした情報を仕入れておくことも、大きな地震においては立派な対策になります。
日々の生活を確保する、最低限のグッズを用意する、こうしたことも大切ですが、まずはその瞬間その時にすぐに身を守れるようにしておかなければならないのです。
家族との集合場所・確認方法を決めておく
家族の安否が気になる、どこにいるのか分からない、そういった場合、自力で情報を集めるには難しい場面もあります。携帯会社によって提供されている安否を確認出来るツールがありますが、それだけでは不十分な対策となることもあります。
例えばスマホを失ってしまったら?年配の家族でスマホや携帯を使いこなせなかったら?
安全が確保出来たら、「○○に集まる」「○○に安否を伝える」というように、集合場所や確認方法を決めておくと良いです。これをしていない場合、探しまわってもすれ違いになったり、時間だけかかって心配が大きくなったりと、自分自身も負担となってしまいます。
安心をいち早く確保する為にも、こうしたことを事前に決めておくと尚良いでしょう。
最後に
東日本大震災の時、私は初めて津波というものを経験しました。
「津波」と聞いても、なんだかパッとイメージできなかったり、どの程度のものが来るのかということが想像できず、ただただ恐怖でしかなかったのと、「どうすればいいの?」ばかりになっていた記憶があります。
対策を今からきちんと練っておけば、きっと大きな地震が起きた時の安心材料になります。苦しい生活、いつまで続くか分からないそうした不安を和らげるためにも、万全の対策をしておきたいものですね!