ここ数年、掃除や整理整頓、片付けのハウツー本が多く出版され、ベストセラーとなっています。その中でも代表的なのが、アメリカでも大ベストセラーとなった近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)や流行語にもなったやましたひでこさんの「断捨離」(マガジンハウス)が挙げられます。
これらの片付け術は方法や考え方の違いはあれど、どれも『物や過去への執着心を捨て、本当に必要のなものが何かを見極め、生活はもとより人生を豊かにしていこう』、というのが共通している最終地点。
これから行う衣替えは単なる衣替えではなく、人生を豊かにするためのものと考えてみてはいかがでしょうか。断捨離しながら衣替えをするコツをご紹介します。
ルールを決める
一日で一気に衣替えをするのではなく、毎日少しずつ進めてみましょう。休日に一気に行うやり方もありますが、あえて毎日続けて片付けや整理整頓を習慣化させましょう。
まずはルールを決めて服を処分しましょう。一日15分だけ片付けるだとか、一日2着を捨てるなど、ルールを決めて毎日の習慣にしてしまうことをおすすめします。
時間を決める、範囲を決める、数を決める…自分にあったやり方で良いので、毎日欠かさずに続けましょう。何事も習慣化してしまえば自然と生活リズムに取り入れられるものです。
迷ったらカテゴリ別にランク付けをする
例えば先に挙げた近藤麻理恵さんは「ときめくかどうか」を判断基準にして物を手元に置くか手放すかを判断することを提唱しています。このように自分の中で基準を設定すれば捨てる捨てないの判断はしやすいですが、優柔不断な人が陥りがちなのが「保留」というカテゴリにアイテムを入れ過ぎてしまうこと。
そんな時はトップスやボトムスなどのカテゴリ別に分けてみましょう。そして下位ランクになったものは手放してしまうこと。
「今までありがとう」と役目を終えたことを認めてあげましょう。それでも名残惜しければ、写真を撮っておいたり、一度着てから処分してみてください。
人に手伝ってもらう
恋人でも友達でも家族でもいいので、誰かに手伝ってもらうのも一つの方法です。もし整理整頓が得意な人や決断の早い人がいれば、その人に協力してもらいましょう。
他人に手伝ってもらうと、その人はあなたの物への思い入れが無い分、処分するしないの判断も早いのです。迷っていても、人からの「これ、いらないでしょ?」の一言で「そんなものなのかな」と納得して捨てられたりするものです。
もし服が多すぎて何から始めたらわからなければ、親しい人を巻き込んで断捨離の一歩を踏み出しましょう。一人だと進まない、短時間で終わらせたいと思っている人にもおすすめです。
来年まで取っておくアイテムにはケアを忘れずに
捨てずに取っておく服を決めたなら、劣化させないように保管しなければいけません。長い間しまうことになるので、除湿剤・防虫剤を使用しましょう。
また、春夏物には薄手のものが多いので皺にもなりやすいです。畳み方にも気を付けましょう。
まとめ
断捨離はただ物を捨てることではなく、物への執着心を手放すことです。衣替えは持っている服を把握する絶好の機会。本当に必要なものかを判断して、すっきりと秋を迎えませんか?