別れたけど嫌いになったわけじゃなくて、単に恋愛感情がなくなっただけだから!これって友情ってことでいいよね!友達としてよろしく!
別れた元彼と友達になりたい。そう思っている女性も多いと思います。単純に、表面上のことだけ言うと、恋愛じゃなくて友情に変わった…ということは、ままあることです。
そのため、「別れた元彼と友達になる」というのは、自然な流れと言えるのでしょうが、女性は割り切れていても、男性の気持ちは?
また、お互いに恋愛感情がなくなった今、彼の心にあるのはどんな気持ちなのでしょうか?ということで、男性の心理にせまってみたいと思います。
友達でいることのメリット
男性は一度自分のものになった(お付き合いした)女性のことを、いつまでも「自分のものだ」と思っています。別れた彼女のことが忘れられないのは、そのためです。
確かに、「もう恋人じゃなくて友達ね」と宣言されて「わかった」とは言っても、付き合う前に戻ったことにはなりません。
女性の頭の中には、“記憶リセット機能”みたいなのがありますが、男性にはない、という感じです。そのため、別れても男性はいつまでも女性に対して“期待”します。
男性が別れた彼女と連絡を取り合うメリットはたくさんあって、「好きではないけど体の関係は続けられるかも」という期待が常にあります。
もし男性が「恋愛感情はないけど、体の関係だけあればいいや」の意味の“友達”ということでいるならば、「都合のいい女」という見方をされている可能性は十分あります。
女性との友情
友情というのは、どのような相手と成立するものでしょうか。とくに男性の場合は、“立場が同じ者同士”に友情が芽生えます。
たとえば、サッカー部で同じ2年生同士であれば「仲間」として友情が芽生えるでしょう。ところが、年下であったり、年上であったり、性別が違う、ということで“仲間意識”が芽生えないことも多々あります。
たとえば、「後輩に舐められたくない」とか「先輩が怖い」とか「お前は女なんだから男子サッカーに混ざってくるんじゃねえよ」みたいなことです。
このような考え方を持つ男性が、別れた彼女に対して友情を感じることは難しく、もし形ばかりなぞったところで「友達ごっこ」となるでしょう。
また、男性の中には“メリットのない人間と交流することは無駄”と感じる人が多いため、女性が求めているような友情は成立しないと考えられます。可能性ゼロというわけではありませんが、友情の成立は難しいでしょう。
どうしても元彼と友情を成立させたい
ここで重要なのは「女性側がいかに、恋愛以外で男性にとって利用価値の高い存在でいられるか」という点です。
「“利用価値”と言っている時点で友達じゃなくない?」って感じですが、女性同士であっても「〇〇ちゃんと一緒にいると楽しい!」みたいなのがありますが、その感覚です。
つまり、男性側にとって恋愛感情がなくなっても友達関係を続けるほどの利用価値を女性が持っていなければ、成立しません。
さらに、それが男性の求めるような“体の関係”を抜きにして…ということなので、有益な情報を提供してくれる、人間的魅力があるなどのプラスアルファが必要でしょう。
女性は割と「みんなと仲良くなりたい!」と考える傾向がありますが、男性は「仲の良い人とだけ集まっていたい」と考えます。
彼がどんな人か、にもよりますが、男女の友情を成立させるためには、彼にとってメリットのある人材で有り続けることが重要です。
オレの女は友達にならない?
「元彼と別れて友達になったと思ってたのにホテルに誘われた」みたいな話はよく聞きます。つまり、男性側は別れたからと言ってそう簡単に「オレの女」という感覚をぬぐえないのです。
女性が「私たち友達!」と言っている横で、男性が「こいつ、オレの女のうちのひとり」と指差していることは多いものです。
男女の友情を成立させるのは難しいですから、女性の感覚で言うところの「友達のイメージ」を元彼に押し付けないように慎重にしたほうが良さそうです。
新しい恋愛を始めさせる
あくまでも女性としては「“ただの”友達になりたい」わけで、拘束しあったり体の関係を求めているわけではありません。
未練がましい人や、友だち付き合いではなく「オレの女」感覚でいるような男性には新しい恋愛をしてもらうのも一つの方法とはいえないでしょうか。
男女ともに前の恋人を忘れるには、次の恋愛に進むことで少なからず環境も心境も変わってきます。
また恋愛が絡んだ話であれば、より異性の意見は貴重になりますし、“元”恋人ととして、男性の価値観や性格を知っている良き「理解者」、悩みや相談にも的確にアドバイスすることが出来る「親友」としてのポジションも確立しやすくなるはずです。
そして恋愛相談をしていれば、すぐに「友人関係」に戻れずとも必ず「恋人未満」の関係になるはずです。
友達ポジションを確立するために
とはいえ、もしも別れた男性に新たな恋人が出来ても新しい問題が生まれてくる可能性もあります。
たとえば、自分に新しく恋人が出来た際に、そのカレが元カノと親しかったならば嫉妬してしまったり、恋愛関係に戻ってしまうのではと不安になってしまう、また元カノとの関係性に嫌悪感をいだいてしまうかも…という想像は女性なら出来るかと思います。
そんな不安を男性の新たな恋人に抱かせないように仲良くなってしまうのです。これは未練がないからこそ出来ることになります。
もし自分にも新しい恋人がいるのであれば、恋人同士で面識を持った方がお互いに“期待”や“不安”といった要素はなくなるかもしれません。
友達に戻るのは簡単ではない
純粋な友達になるには、平等な関係性になることが大切です。
恋人であったときのように干渉しすぎず、お互いの生活・環境をきちんと確保すること。距離感を保つことも必要です。
また理解者になる、人間として魅力のある人になるなどして、男性にとって友達であるメリットをもった女性でいることも大切です。
男女の友情を成立させるのは“元”恋人同士のケースでなくても難しいことです。曖昧な関係になってしまわないように、距離感をもって接しましょう。