《結婚》
女性って、この2文字で人が変わっちゃうんですよね。婚姻届けにサインして、ハンコを捺すだけなのに、名字が変わって、住まいも変わって、仕事を辞めたり変えたり、人によっては赤ちゃんを授かったり。それはそれは大きな節目であることは間違いないです。<ゴールイン>なんて言われるほど、キラキラでラブラブな、素敵なイメージ。「結婚さえできれば、幸せになれる」って思う生女性もたくさんいます。私も、ココロに興味を持つまではそう信じていました。
現実が変わって
《結婚》をすると、現実部分では思いっきり変わります。愛された結果でもありますし、幸せにもなれます。
でも、なのです。
ハッキリ、言います。
「結婚して、現実が変わっても、 ココロは何も、変わりません。」
えーー?!ココロこそ変わるものじゃないの?そう思った方、ちょっとこの質問に答えてみてくださいね。
ココロの幸せ指数が100点満点だとしたら、いまの自分の状態って、何点くらいだと思いますか?
80点、65点、30点?!
上司にムカついたり、苦手な同僚がいたり、ルックスやお金、将来の不安があったり、結婚できない自分はダメだと思っていたり・・・考えるほどに、減点項目がどんどん増えていきません?うーん、いまの自分に100点満点つけるのってちょっと難しいかも。
先に言っておきますね。〈指数が低い〉ことが問題じゃないのですよ。
問題は、
「結婚したら、その幸せ指数が上がると<期待>していること」
なのです(汗)
コップをイメージしてみてくださいね。これをココロに例えてみると、幸せ指数が70点だとしたら、コップには幸せというお水が、7分目まで入っている状態。結婚することで、残りの空いている部分を彼が代わりに残りを満たそうとしてくれるかもしれません。自分でもそれを〈期待〉するんですよね。
ところが、ココロのコップには特徴があって、入れるお水は<自分>でしかいっぱいにすることができないんです。
住む場所や仕事、人間関係や環境っていう、目に見えるものが変わっても、ココロのコップに入る容量が変わらないんです。
〈環境が変わっても、容量が変わらない。〉
何が起こるかというと、環境が変わることで消えたはずのストレスが、〈形を変えて〉現れてくるんです。彼のまわりの人間関係、2人の将来、子どものこと。新しい不安や不満が出てきて、やっぱり幸せ指数は70点のまま変わらない。
なんだか夢のないお話ですが、今回お伝えしたいのは、ココロの幸せ指数は《未婚》でも《既婚》でも変わらないということなんです。幸せ指数を増やすのは「いつか」を待たなくても、「今から」できるということ。
もちろん、愛する人と一緒になることは素晴らしいことですが、そこに「彼にコップを満たしてもらうこと」を期待するのは、オススメできません。
このお話をすると、
「それなら結婚しなくていいかも」
という方もいらっしゃいます。それもいいと思うんです。世間体や、期待や義務感という、オプション的な気持ちで結婚してから気付いても遅かったりするので。なによりも「この人と一緒にいたい」という気持ちを大切にしてくださいね。
結婚=幸せ とはかぎらないし
未婚=幸せ にもなれるし
既婚=不幸 だってあり得るんです。
ココロ満たすのは今からでも、ひとりでも始められるし、自分だけは容量を変えることができるんです。まずはコツコツと、まわりにある幸せを探してみてくださいね。不満は探さなくてもすぐに見つかりますが、幸せって意識しないと見つけにくいものだったりするんです。地味ですが、効果は抜群。ぜひチャレンジしてみてください。あなたの幸せを祈っています。