皆さんは「馬油」を耳にしたことはありますか。
「馬油」は「バーユ」「マーユ」と読み、文字通り「馬の油」のことです。
動物性の天然油で昔から貴重な民間薬とされていましたが、今ではドラッグストアでも目にすることが多くなり、簡単に手に入れることができます。
この記事ではスキンケアだけでなくさまざまな用途に使える万能アイテム馬油の効果やおすすめ商品をご紹介します!
話題の馬油とは
馬油は「オレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」「パルミチン酸」「パルミトレイン酸」など、効果の高い脂肪酸を多く含んでいます。400年前に中国から伝わり、古くから皮膚治療の民間薬として活用されていました。
馬油は人の皮脂とよく似た性質を持つことから、浸透性に優れ、保湿・保護の効果があり、皮膚の健康維持に適しています。
お肌との相性もよく敏感肌や乾燥肌に馴染みやすいので安心して使えます。
また浸透力の高さを利用して、馬油を使ったあとの化粧水などスキンケア商品をより浸透させてくれる効果も期待できるのがポイント。導入液代わりにも使うことができます。
馬油の効果・効能
高級化粧品にも引けをとらない馬油。その効果の高さから肌ケアやハンドケア、ボディケア商品まで幅広く展開しています。ここではそんな馬油の魅力的な効果をご紹介します。
強力な浸透力
馬油自体はべっとりとした物ですが、肌に塗るとサラっとしたつけ心地です。
これは馬油の強力な浸透力が関係しています。
馬油は人間の皮膚にとても近い性質を持っています。そのため皮膚の隙間に浸透して細胞間に皮脂が満たされている潤った状態と同じ状態になり、水分の蒸発を防いでお肌本来の保湿力を整えます。
また潤いだけでなく外部からの刺激ダメージも防ぐので、バリア機能を高めてくれる効果もあるのです。
抗酸化作用・殺菌作用
火傷や肌荒れなどで傷ついた肌に馬油を塗って油膜を作り、傷口と空気が触れ菌が入らないように防いでくれます。空気を追い出しながら活性酸素が過剰発生するのを防止し、抗酸化作用が働くのです。既に傷口に入り込んでしまったバイ菌も、馬油の油分が取り込んで放さない捕菌効果を発揮します。
このように馬油は、雑菌の繁殖や酸化を抑制し、お肌トラブルを防ぎます。
炎症を沈め、熱を取り去る
医薬品が無かった時代、民間療法の中に馬の生肉を湿布のように使っていたという話があります。炎症を起こした部分から発する熱を、馬の肉が取り除いてくれるのです。今でいう湿布の効果ですね!馬油にも、同じく熱を取り除き炎症を抑える効果があります。
日焼け後のヒリヒリしたお肌にも馬油を塗ることで適度な油分を補い、ターンオーバーを早めてお肌の回復を促してくれます。
保温、血液循環促進
お肌に油膜を張ることで保湿されるだけでなく、保温の効果を期待できます。さらには血流もよくするため血液循環が促進されます。馬油の一石二鳥の効果で、マッサージ後のようにあたたかくお肌を潤してくれます。
肌の健康維持に欠かせない・血行促進
馬油には「リノレン酸」という不飽和脂肪酸の一種が含まれています。リノレン酸の働きは血行促進効果。また高い保湿力のおかげで血液の流れも良くなるといわれています。血行促進効果を利用して、目の下にできたクマ解消にも効果的です。
馬油はこんなところにも使える便利もの
スキンケアで注目されることが多い馬油ですが、他にも活用方法があるのをご存知でしょうか。高い効果が期待されるのはお肌だけではありません。今回は馬油活用の一例をご紹介します。
化粧下地・唇ケア・まつ毛ケア
馬油は保湿力がとても高いため、化粧下地としても使用可能。お肌の水分の蒸発を防いでくれるので、乾燥肌対策だけでなく、しわが目立ちにくくなる嬉しい効果もあります。
馬油で洗顔したり、パックをしたり、その使い方は無限大!お化粧前のブースターとして馬油は大活躍です。
冬場は乾燥しがちな唇ケアにもおすすめです。
また適度な潤いはまつ毛ケアにも大活躍。まつげの抜け毛予防にも期待できます。
頭皮マッサージやヘアパックにも使える
血行促進効果がある馬油は、ヘアケア・育毛にも効果的です。
さらには抗菌作用もあるため、頭皮の乾燥によるかゆみ・フケの予防、ニオイ対策などにも役立ちます。
筆者もストレスによってできたフケに悩み、馬油にいきつきました。ベタつきを抑えるためシャンプー前に馬油を塗り試したところ、無事フケの発生を抑えることができました!
病院に行くのも億劫な頭皮トラブルも馬油で解決です!
また、非常に高い浸透力で素早く髪の内部を潤し、パーマやカラーリングなどでダメージの多い髪の毛をしっかりと保湿してくれます。オイルの滑りを利用して、頭皮マッサージに活用したり、ヘアパックに利用したりとヘアケア全般で大活躍です。
皮製品のメンテナンスにも!
馬油は決して安いものではありません。お肌に合わなかった、馬油が家で余っているという方は、革製品のオイルとして活用してみてはいかがでしょうか。肌に浸透しやすい馬油は革製品にもスッと馴染みます。
使い方は、ほこりを取り除き、革に馬油をごく少量とって薄く塗り込んだあとしばらく置いてから乾拭きするだけ。鞄や靴、レザージャケットなど家にある革製品にツヤが出て、ひび割れを防止することができます。
おすすめランキング5選
このように幅広く美容効果を発揮する馬油は商品数もどんどん増えてきています。
実際に馬油を使いたいけれど、まずは何を選べばよいかわからないあなたに、口コミでも大評判の最強おすすめ人気ランキングをご紹介します!
【1位】馬油100
出典:https://www.amazon.co.jp/Hikari-%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%AA-%E9%A6%AC%E6%B2%B9100-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A6100/dp/B003H4BQJA
・内容量:70ml
・本体価格:2,000円(税抜)
一般的な馬油よりはお手軽価格ながらも安心して使える国産純度100%の馬油です。無香料無着色。ぷるぷるクリームのテクスチャーで肌への伸びもよく、サラッとしてベタつかず使い心地もいいと評判です。
【2位】北海道純馬油本舗 ピュアホワイト ピュアホースオイル100%
出典:https://shop.junbayu.com/products/list?category_id=14
・内容量:100g
・本体価格:2,000円(税抜)
純馬油を薬品等を使用せずに精製し無香料化した商品で、ニオイを気にせずフェイスに使うことができます。化粧水後の乳液代わりとしてしっとりと保湿ケアに役立ちます。全身の保湿やマッサージオイルとしても大活躍。北海道純馬油で赤ちゃんの肌にも使用できる安心の製品です。
【3位】ソンバーユ 無香料 70ml
出典:https://www.kenko.com/P5848/p.html
・内容量:70ml
・本体価格:1,353円(税抜)
世界初のスキンケア化粧品として認められた薬師堂の馬油。国産の馬の脂肪から真空蒸気精製によって抽出された豊富な天然成分でお肌を保護します。独自の技術で油臭を除去しているのでニオイが気にならず、フェイス使いにおすすめの商品です。少量でもしっかりと伸び、ベタつきもなくサラリとした使用感です。もちろん馬油100%、無添加、無香料。
【4位】馬油クリーム+尿素
出典:https://www.amazon.co.jp
・内容量:230g
・本体価格:2,612円(税抜)
保湿成分が高い馬油に、さらに保湿成分である尿素を配合した最強の保湿クリームです。加えてコラーゲンやヒアルロン酸なども使用しているため、肌のかさつきを抑え、きめ細やかな潤いある肌に整えます。さらっとした質感のクリームで、アルコールフリーなのも嬉しい商品です。大容量なのでたっぷりとお使いいただけます。
【5位】こうね100 プッシュ式
出典:http://www.mane-koune.com/shopdetail/006000000002/
・内容量:30ml
・本体価格:3,000円(税込)
こうね100は、馬油の中でも希少な馬のたてがみ下の馬脂「こうね」だけで仕上げた最高品質のオイルです。100%天然成分で赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。プッシュボトル式なので適量を簡単に手のひらに出せるだけでなく、最後まで清潔な状態で使い切ることができます。馬油独特の香りがします。
【番外編】健康食品の馬油もある!
実は、健康食品の馬油もあるのをご存知ですか?
・内容量:43ml×6本
・本体価格:3,000円
肉好き・甘党・野菜嫌いといった偏った食生活を自然に改善していく「梅雲丹」。1本を5日〜7日分に小分けにしてあるのでとろみの携帯用として便利です。液状タイプの馬油でクエン酸やリンゴ酸などの有機酸性成分を豊富に含み、すっぱい刺激が口いっぱいに広がります。
万能オイルの馬油を使ってみよう
古来から伝わる万能オイルの馬油はいかがでしたでしょうか。
身近なお店でもネットショップでも、さまざまな商品ラインナップがあるので、パッチテストで問題がないことを確認しながら、あなたにぴったりの商品を見つけてみてください。
馬油は美容だけではなく色々なところでも使えます。年齢も部位も問わないので家族で共有使いすることもできますね。
お肌トラブルを抱える方も、潤いを保ちたい方も、ぜひ馬油を活用してみてください!
- 高い浸透力でお肌の深くまで潤いを届ける
- 抗菌・抗酸化、炎症を抑制する万能薬 保湿&血行促進でお肌も頭皮にも役立つ
- 化粧下地、唇やまつ毛ケアに使用可能
- 革製品のメンテナンスオイルとしても使用可能