20代や30代って、さらに年上の人たちから見れば「若い!なんでもできる」と言われる年齢なのですが、自分が20代、30代まっただ中だと「もう◯歳だから」ってやりたいことを諦める人のほうが多いかもしれません。
とくに女性は、結婚や出産をするものというイメージがあるので、自由に選択できる時間が限られているように感じます。転職後にやりたいこととして
- 「留学したい、でも出会いが減りそうで。結婚もしたいんです」
- 「学びたいことがあるんですけど、今からでは遅い気がして」
- 「次の会社で収入が減ったらどうしようかと思って」
このようなご相談をたくさんうかがってきました。お客さま1人ひとりに納得して進んでいただくには、言葉でお話しなければ伝わらないことがたくさんあるのですが、ここでは答えだけ紹介させていただきます。
とらえ方によっては少し乱暴に感じられるかもしれませんが、あくまでも可能性のひとつとして見ていただけば幸いです。好評だったこちら、「【前半】現実と理想の天秤?あなたが本当に望むものは?アナタの本音を分析。」も合わせて読んでくださいね。
まずは「できない理由」と「やりたいこと」のどちらが勝っているかを自分に聞いてみることです。
- 留学か、出会いか。
- 学びか、遅いから諦めるか。
- 行きたい会社か、収入か。
覚悟が決まらないから迷ってしまうんですよね。迷っている間に、年だけはどんどん過ぎてしまうんですよ。誰でも今日がいちばん若いんですから。
ちょっとだけ勇気づけるお話としては、心から選択したいほうを決められたとき、後から諦めたほうの選択肢も手に入るという不思議な法則があります。
出会いを諦めて、留学を選択したら、留学先で出会いがあった・・・なんて。絶対とは言えませんので、信じるか信じないかは、みなさんの自由です♪
それでも選択できずに迷い続けている場合は、現状もイヤだけど、そもそもそんなにやりたいとは思っていない可能性があります。
覚悟ができていない、行動力がない、など原因はいろいろ考えられますが、それについて薄々自分でわかっていても、向き合いたくはないものです。結婚や年齢、収入などは、動けない自分を納得させるための「理由」にもなりえるのです。
図星な人ほどイラっとくる話かもしれませんね。私自身、夢を追っていた時にそう言われてカチンと来たことがあります。後に深く考えた時、なるほどと反省した記憶があります。
世間体、将来の不安から、辞めては「いけない」と思っている
- いつかは辞めたいけれど、家族が進めてくれた仕事だから。
- 今の会社なら安定していて、世間体もいいから。
自分で納得して働けるのなら、全く問題ありません。いい会社に勤められたのは、自分がそれまで頑張ってきたおかげです。
転職する友達に流されて、「自分もこのままじゃダメかしら」「自分探しをしなきゃ」なんて思うことはないんですよ。
でも、問題になってくるのは「本当は辞めたい」という気持ちが隠れているときです。
- もうすっかり疲れきっている。
- 頑張ってきたけど限界を感じる。
- 本当は好きじゃない。
- 家族や恩師が薦めてくれたから「辞めちゃいけない」
と思っているパターンです。
もし「自分は苦しい」のだとしたら、立ち止まって考えてみるほうがいいかもしれません。すごく真面目で優しい方が多いので、ごく自然に「誰かが望むこと」を人生の選択基準にしてきているようです。
こういう場合、ある程度の貯蓄をしている方が多いので、辞めてもしばらくは生活に困りません。今まで世間体、家族のために生きてきた自分を開放すべく、「何も考えない時間」「何も課せない時間」にいちど飛び込んでみることをお勧めします。
もう「誰かのため」に生きるのは、十分すぎるほど頑張って来たのだと、気づいてもらえたらと思います。握りしめていた「思い込み」から手を離すと、世界がパっと明るく見えてきます。
自分では気づいていませんが「真面目」な方が多いので、次の職場にいってもちゃんと勤められるので安心してくださいね。
退職を考えている方、参考になるパターンはあったでしょうか。
冒頭にお話したとおり、これらがみなさんにとっての「正解」になるとはかぎりません。似たようなパターンでも、背景にある人間関係によって必要な答えは違ってきます。
つらい仕事をギリギリまで無理して続けることはありませんし、かといって無責任に転職を続けるのも自分にとってよくありません。
1日の長い時間を占める仕事の時間が、みなさんにとってよりよいものになることを祈っています。さらに深く知りたい方は、五十嵐かおるのブログや講座、個別セッションをご利用くださいね。